翔ぶ梅 濱次お役者双六 三ます目 (講談社文庫)

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著者 : 田牧大和
  • 講談社 (2012年12月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774284

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翔ぶ梅 濱次お役者双六 三ます目 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 濱次シリーズ第三弾、文庫オリジナル。表題作など全3編
    「とちり蕎麦」・・・短編
    「縁」・・・中編
    「翔ぶ梅――香風昔語り」・・・短編

    まだまだやる気を出さない濱次に、周りがやきもきしている様。これだけ周囲の人たちに愛される濱次は、どんな成長を見せてくれるのだろう。

    次も間を空けずに読まなきゃ。

  • 濱次お役者双六 第三作目。期待の二枚目の過去「とちり蕎麦」、中二階達の「縁」、話しの中で伝説とされる舞いの誕生話「翔び梅」の中編3話。濱次じれったいわー!と思いつつも、そう性分とかが変わるわけでもないし…と行きつ戻りつ。でもまあお師匠さん達の気持ちもわかったので、ますが進むのを待つしかないのか…在りし日の香風さん達話しはもっと読みたい!

  • 相変わらず各キャラが良く面白い

  • 実力があり周囲から期待されているのに、本人には出世しようという野望も無いのんびり屋の濱次。
    そんな森田座の大部屋女形、濱次が主役のシリーズ三冊目。

    今回は3篇の短編集。

    舞台でとちった役者が詫びとして楽屋中にふるまう蕎麦をめぐる「とちり蕎麦」は軽めの前菜。
    次の「縁(よすが)」は天下の中村座から濱次の引き抜き話が持ちかけられるが、当然ながらそこには裏事情があり・・・というお話で、主菜に当たる短編。
    最後の「翔ぶ梅-香風昔語り」は師匠の仙雀と今は亡き香風の若き日のお話。
    おまけのスピンオフって感じです。

    周囲が放っておけないほどの濱次の才能がどんなもんか、見てみたいですね。
    映像化されたら・・・と、今から楽しみです。

    才能や華の無い者が、それを持つ者に嫉妬して一騒動、みたいな「アマデウス」的展開を期待したのですが、そんなふうにはならない軽みもいい感じです。

    外堀を埋められつつある濱次がどう腹を括るのか、お楽しみは次巻に。

  • 濱次シリーズ第三弾。雑誌に掲載された物を加筆修正した短編2本と中編1本。前巻の書き下ろしより以前に書かれたので「とちり蕎麦」はかなり加筆され結末も変わっている。「翔ぶ梅」はほとんど変わっていないかな。「縁」は初読み。いずれも自分は欲もやる気もないのに周りがどんどん盛り上がり流されていく濱次らしい話で面白い。けたたましい中二階連中のやり取りも微妙な腹の探り合いも相変わらずで楽しい。そろそろ濱次にも一皮剥けて欲しい展開となってきた。「翔ぶ梅」も若き香風と仙雀のやりとりが楽しくビシッと決めてくれた。

  • 【3】「とちり蕎麦」「縁」「翔ぶ梅」の流れも良く、今回も面白かった。段々と女形・濱次の隠れた才能に目を留める人も増えてきて、本人も少しは芸に真剣に向き合う気になったのかな?本当に開花するのが楽しみです。そして森田座の大部屋役者の面々の賑やかさがたまりません。なんだかオネエが、わいわいやってる様でw。ところで作者が女性とは、ここで初めて知ってビックリでした^^;

  • シリーズ3作目だが、初出が「現代小説」の掌編や、「KENZAN!」の中編を集めた「文庫オリジナル」なんだそうだが、せっかく腕を上げてきた3作目は単行本で読みたかった。

    森田座の名題下がひしめく大部屋の女形濱次が、騒動に巻き込まれて周りをやきもきさせながら、己は飄々としていて読者の心を惹きつける。

    立役者紀十郎がとちり蕎麦を配ったことから、濱次の奥役(付け人)が勝手な憶測で余計なことをするものの、幸せな気分の結末になる「とちり蕎麦」。

    中村座からの替え玉役としての引き抜きに、情報戦よろしく内情を探り当てるが、若い仲間を助けるために中村座に乗り込むはめになる「縁(よすが)」

    「飛ぶ梅」は濱次が出ないで、若き日の師匠と兄弟子が活躍するのでスピンオフのようになっている。

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