幻想郵便局 (講談社文庫)

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著者 : 堀川アサコ
  • 講談社 (2013年1月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774291

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幻想郵便局 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • フォローさせていただいている方が読んでいて、面白そうと思い手に取った。更に素敵な表紙のイラストにも惹かれた。
    就職浪人で、アルバイトをすることになった山の上の郵便局。そこはこの世とあの世を結ぶ不思議な郵便局。私もそんな郵便局に呼ばれて働いてみたいし、功徳通帳に記帳してみたい!
    「死んだ人は、消えてしまうのではない」というテーマにぴったりの心休まるファンタジー。

  • 初読ということもあり、全体を通して文章の書き方の癖にひっかかることが多かったけれど、
    作品としては思いの外面白く読めたので良い意味で意外だった。
    (個人的にあまり良いイメージのない日本ファンタジーノベル大賞出身の作者だということ、
    そしてブクログ等での評価もあまり高くなかったので、読む前は地雷を踏んでしまったかもしれないと欝々としていた)
    読み進めるうちに一癖も二癖もある登場人物たちに愛着が湧いたし、
    何より主人公の何やら超然とした性格が心地よく、心霊ものとはいえ安心して読めた。
    途中のアユムくんのエピソードには思わず涙腺が緩んだし、
    真理子さんの死を巡る真実に至っては一気にミステリー度が増して、驚いた。
    シリーズものなので、気が向いたら続き読んでみるかも。

  • 後味の悪くないファンタジー作品。
    さらっと楽しく読みたいときにぴったりです。
    重すぎる作品はやだな~っていう日もありますよね。

    カフェで、ラテアートを描いてもらったカップを目の前に置いて
    時間を気にすることなく、本屋で買ってきたばかりのこの本を開いて
    のんびりする、っていうのが理想かも。

    不思議な登天郵便局で働くことになったアズサは
    履歴書に書いてあった、得意なことがきっかけとなり、アルバイトが決まったわけだが

    履歴書にはうそは書かないでしょう?って言われているアズサを見て

    自分をアピールできることって
    履歴書にかしこまって書けると思われているようなことだけじゃないんだよなあって思ったのです。

    個性ってそれだけじゃないじゃん?っていうか。

    ふとしたことで見逃してしまいそうな個性が
    たくさん詰まった作品でもありました。

  • 「この世」と「あの世」の境目にある郵便局で、アルバイトをすることになった主人公。
    ちょっと面白そうな設定に惹かれて読んでみた。

    郵便局の裏庭の花畑を抜けて、死者は「あの世」へと向かう。
    なので当然、幽霊はつきもの♪
    ところが、読んでいても幽霊が怖くない。
    どちらかというと「可愛い」w。

    ファンタジーであり、若干ホラーチックでもあり、ちょっぴりミステリー。
    と、具だくさんのシチューのような作品。
    読後感は「ほっこり」しました。

    幻想シリーズの続きを読んでみたいと思います。

  • 人はとても残酷だけれど、とても優しくもある。
    諦めることは簡単だけれど、思い続ければきっと何かいいことが起こるかもしれない。
    そんなふうに思わせてくれる作品だった。
    ほんわりとする読後感が心地いい。

  • ほんわかしてると思ったら怖い事件も含まれてて。
    でもこの世の人じゃない姿見えてもいいって思えるし、私はいつか表紙の花畑に行きたいな。

  • タイトルに惹かれて購入。この世のものとも知れない山の上の郵便局、そこに集まる奇抜な人達、そして土地を巡る因縁の戦いが勃発し…。設定や登場人物はユニークで興味を引くものがあるけれど、語り手である主人公のスコープが狭いのか文章がさらさらしているのか、ぼんやりと読み進めるうちにいつの間にか終わってしまった。ファンタジーとしてもミステリーとしてもいまひとつ物足りない。キャラクターがだいぶ個性的で愛くるしかったので、できればアニメ映画として見てみたいお話。

  • ブクログ文庫本ランキング1位とあったので購入。

    設定は面白い。
    ただ、読者が置いてきぼりになることが多々ある。
    特に後半は断片的で物語についていけない。
    シリーズ作品を読めば理解できるのだろうか?
    終わり方も、雑というか…打ち切りした漫画みたいに中途半端な結末だった。

    幻想的、といえば幻想的。
    児童文学ではないが、成人向けの小説でもないような気がする。
    実写映画化とかしたら面白いかもしれない。

  • 就職浪人だった主人公の特技は「探し物を見つけること」。これがなぜか決め手となって郵便局へのアルバイトが決まったのだけれど、その郵便局は普通の郵便局ではなく、死者と生者のあいだを取り持つ不思議な場所だった…。
    生きることと死ぬこと、そんな深遠なるテーマをのほほんとした筆致でユーモア交えて語る物語。終盤に不穏な展開を迎えてサスペンス混じりになりつつも、語り口がやはりほんわかしているので、どこかのんびりとした印象のままでした。
    死者はかたちとしていなくなっても、心の中には生き続けている、いやそれだけではなくて、どこかちがうかたちで生き続けている、という思い(願いかな)を感じました。

  • 表紙のイラストはほんわりしていたので、てっきりハートウォーミングなファンタジーだと思っていたんですが、違っていました。そのギャップもあってなのか、不思議な距離感を感じてしまって、うーん・・・と。うーん・・・

  •  『2013年 3月 14日 第6刷 発行』版、読了。


     書店で平積みに陳列されていて、手にとって裏表紙のあらすじを読んでみて「あ、おもしろそう」と、思って読んでみた一冊。


     残念ながら、あの裏表紙の作品紹介文から受けた印象とは全然違っていて、癒やし小説でもなんでもなかった印象があります。むしろミステリー寄り。この本の作品紹介文を書いた人に問題があると感じました。


     そういう違和感を感じながら読破したものですから、個人的には「就職浪人していた主人公が、結末ではあっさり就職出来ていたことへの展開」などが微妙に感じてしまい、物語としての都合の良さみたいなものに感じられて…自分はダメでした。

     文体としては読みやすかったのですが、裏表紙で思ってた印象とは違い、好みな内容でもなかったのが残念。

     ただ作者のあとがきから感じることは多々あったので、むしろ最初に、このあとがきから読んでいれば印象が変わっていたかもしれません。

  • 全然ホラーじゃないんやけど、びびりの自分としては夜一人では読みたくなかった(笑)
    でもおもしろい設定

  • 短大卒業後の進路がなかなか決まらない主人公が「探しもの」という特技を見出されてこの世とあの世を繋ぐ郵便局でアルバイトをするほのぼのホラーミステリー。とても気楽に読める。「和菓子のアン」が好きな人ならきっと気に入る。中高生くらいにおすすめかも。

  • ほのぼのをやりたいのか サスペンスをやりたいのか ファンタジーなのか なんだか良くわからなくて 散漫なイメージがします。『ブクロフランキングダブル1位』なんて 書いていなけりゃ そこそこ 楽しめたのかもしれないのに・・・

  • 人によって好き嫌いがすごく分かれる作品。あれもこれもって欲張った結果、全部が中途半端になってごちゃごちゃしてしまった印象。登場人物達にあまり魅力を感じず、目的もよく分からず、三分の一読んだ段階で先を読みたいと思えなかった。もう少しエピソードを絞ってメリハリがあったらよかったな。たった数ページのあとがきが実は一番面白かった。

  • 生き方がわからない。したいことは、見つかるものよ、と笑う両親の言葉に、ため息しか出ない主人公。彼女の特技は、失せ物を見つけること。履歴書に書いたら、郵便局からの採用通知が届く。
    ワクワクして初出勤したら、三途の川の先にありそうな花畑を見つけ、郵便局の窓口ではお局ならぬオカマパンチパーマのおっさんにいじめられ…。そして、焦げ臭い美女・真理子さんに取り憑かれ、謎の巫女にも取り憑かれた。
    ギャー!すぐさま辞めようとしても、なぜかFAXも送れず、すでに給与も振り込まれてて、どーなってんだ、ここ!?と思ったら、登天郵便局は、あの世への入り口なのでした。
    真理子さんのかわいい不気味さにほっこりしたり、マリヱ大奥様にギョッとしたり、恩師に泣いたり、最後にどんでん返しがあって笑ったり。
    怖さの中に和みがある、生死の間の優しい物語。

  • ツイッターの評判良かった割には普通だった。

    山の上の郵便局はあの世と繋がってて、主人公はそこでなくなった人と交流したり殺された女性の犯人探しを手伝ったりという話。
    いろんな要素が詰め込まれてて盛り上がりに欠けたかな。
    あと主人公は短大を卒業した新社会人のはずなのに中学生くらいに脳内変換されて困った。
    一人称のモノローグが平易で中高生で読める作品だと思う。

  • やりたいことがみつからない、短大卒の就職浪人アズサ。なりたいものをみつけるまでアルバイトをするのが郵便局。その郵便局は奇妙な死人と現世を繋ぐところだった。

    アズサの両親、怖い立花先生、怨霊になった真理子が魅力的に思った。

    「カローラⅡに乗って〜♪」の歌を知らない世代がいてるなんて!年月が経つのがはやい!

  •  途中は展開が読めず、各エピソードが少しずつつながっていることが分かるまでは面白さがわからなかった。終わってみるとミステリーの要素もありで単に怪奇ものではない。成仏できない真理子さんがどこかの映画館へ行ってしまった?これが第2弾の幻想映画館につながるのか?でも、もう読まないと思う。

  • 帯に惹かれて読んだけど、ブクログランキング1位???って感じ。
    自分が想像していたのよりも、かなりオカルト?ホラー?な内容だったからかもしれないけど。

    ただ、小さい男の子のくだりはほろっときました。

  • 表紙が素敵ですね。
    それだけで手に取りました。
    何も予備知識もなく読み始めたのですが結構楽しめました。
    堀川アサコさんの作品は確か2作目なので安心してたのかななんて、私なりに解釈していますが・・・・。
    「なりたいものになればいい」確かにそうなんですが、それが難しいんだよね。
    この主人公もそんなジレンマに陥っているんでしょう。
    しかも、不器用とくればなおさら
    特技は探し物?
    うーん不思議な不思議な物語ですが、死者の行く末とか、生けるもののご有徳とかを考えさせる物語ですよ。
    しかも、堀川さん独特のアプローチで無理もない感覚でその感覚にずるずると呼び込まれてゆくその感じが素敵です。
    怨霊あり、鬼あり、未亡人あり、殺人者あり、神様ありと何でもありですが最後には納得してほのぼのしてもらえるでしょう。
    結構この感覚好きですね。

  • なーんの取り柄もなく就職活動もうまく行かない女の子アズサは唯一の特技『もの探し』を見出され、山の上にある不思議な郵便局で働くことになった。そこは彼岸と此岸を繋ぐとても特別な郵便局で、赤い顔をした大きな局長、オネエの局員に郵便を得意とするおじいさん、スーパーマンのような用心棒が働いていた。訪れる客は生きてるものから亡くなった人まで様々。そんな職場でアズサはある探し物の依頼をされる。それは古来からその土地にいる神様との土地争いの際に得た権利書であり、物語を通してアズサは他の局員や幽霊の女性マリコと共にその争いに巻き込まれてゆく。天国と現世を繋ぐ話はたくさんあるけど、郵便局がその橋渡しをしてるのは素敵だと思う。神様との土地の権利争いにただの人間の女の子が選ばれて巻き込まれてゆくなか、彼女が戸惑ったり焦ったりととても現実的な雰囲気もあった。不思議な話だったっていうのが全体的な印象。この郵便局にいってみたいと頭の中で綺麗でおしゃれな外観や内観を想像しながら読み進んでた。とても優しい雰囲気をもったミステリアスなお話。

  • 不思議さと暖かさをもつ話。怖さを含んでいる部分もあるけど、全体のはなしの暖かさがそれを覆ってる感じ。不思議だけど悲しくてでも暖かくて、本当にあるかもしれないと思ったり。あって欲しいと思う。亡くなったとしても、ぱっとすべてがなくなってしまうとは思いたくない。どこかで繋がっていてほしい。

    すっきりとして読みやすい。読後感も良いけど、ちょっと物足りなさもあるかな。ほんのちょっとだけ。

    夢がないことは変なことじゃないし、ごく当たり前にあると思っていていいんだなと思えた。

  • 祝文庫化!
    郵便局と言えば、カレル・チャペックの「郵便屋さんの話」の心温まる話を思い出してしまいます。
    堀川アサコは、レトロで不思議な感じでしょうか?

    講談社のPR
    「就職浪人中の安倍アズサは、「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、なりたいものってなんだかわからない。そんなときに特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書を見て、アルバイト決定の連絡が。アルバイト先は、山の上、ぽつんとたたずむ不思議な郵便局。そこで出あった不思議な人々と不思議な世界とは……。ようこそ、登天郵便局へ。オリジナルのものから改稿し、さらにグレードアップ!

    まだ自分のやりたい仕事もよくわからないけれど、のんびりとしている主人公のアズサ、天国に行けずに迷い続けている怨霊の真理子さん、優しい赤井局長に、郵便配達の登天さん、どこにでもいそうなオジサンのルックスにしてオネエ言葉の青木さん、そしてものすごい存在感を放つ大富豪の「大奥様」こと楠本タツエーー人やら幽霊やら神様やら濃いキャラクターがわんさと登場。生と死のはざまという不思議な世界ながら彼らが生き生きと動き、読者がすんなり入りこめてしまう物語は、美しい装丁と合わせて「ほっとあたたかいのにほのぼのと怖い」と評判に。 」

  • 死者と生者の橋渡しをする幻の郵便局。狗山神社の位置づけが今一分かりにくい。全体と指定はほのぼのした雰囲気の話。

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幻想郵便局 (講談社文庫)の作品紹介

就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、「なりたいもの」がわからない。特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。職場は山の上の不思議な郵便局。そこで次々と不思議な人々に出会う。生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。

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