- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062774505
作品紹介・あらすじ
奈良・初瀬川沿いのマンションで起こった、密室殺人事件。その一週間前に橿原神宮で起こった、ひき逃げ事件。どちらの現場にも、「出雲神流」という古の忍び集団の紋様が残されていた。事件の真相は?そして、奈良に「出雲」という地名が数多く残されている理由は?古代出雲の起源が、今、解き明かされる。
感想・レビュー・書評
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歴史の新解釈は相変わらず、なるほどなあと読める。
ミステリはいよいよひどい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出雲、神話、神社、忍などなど題材は面白い。
ミステリーとしては雑だなという感想しかない。
この人の小説はミステリー小説というより歴史書として読むほうがいいかも。
にしても、奈々ちゃんはタタルの言うことをなんでもかんでも「きっとそうなのだろう」って思ってちゃだめでしょ。 -
なんだろう…キレがないっていうか、ちょっと強引に終わらせているような気がするのは私だけだろうか?
この本も再読する必要がありそうです… -
出雲大社は自分の守り神って思っていたのでじっくり読もうと意気込んだが本当は奈良にあったと知り、ショックで内容も入ってこなかった。
神様は奥深い。 -
いよいよ出雲を読み解く時がやってきた。
舞台はもちろん島根…ではなく、奈良。
出雲の起源が島根か奈良(大和)かという論争があることも知らなかった。
実は、出雲大社に行くことになったら読もうと取っておいたものの、先に伊勢神宮に行くことになり、シリーズを順番通り読みたかったので「もったいないなぁ」と思いながら今巻を読み出したのだが、結果的にはそれで問題なかった。
これまでの復習のような話がたくさん出てきて、自分も奈々と同じように「あ、それ知ってる!」となりながら読み進められた。 -
推理小説としてももちろん面白かったのだけど、当時神社で卒業設計をしていた私は途中で「神社から逃げられない…‼︎」と思いました(本当はバイト中くらい娯楽小説で息抜きしようと思って買った)。でも本当に神社についての、そして日本神話についての様々なエピソードが話の筋書きに絡んできていて、研究のインスピレーションにもなってすごく良かった。この本片手に出雲と奈良を歩きたいなあ。そう、島根と奈良という2つの場所をまたいだ構成も面白い。参考文献も参考にさせていただきます。
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いつも通り、歴史の面白さが感じられる作品。
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2018.09.17
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ミステリーに分類されてはいるけれど、このQEDシリーズの魅力はまったく別のところにあると思う。
とにかく、歴史にまつわる謎解きが面白い。
何気なく当たり前だと思っていたことも、不自然に感じていなかった事柄も、QEDシリーズを読んでいると思いもしなかった別の意味が見えてくる。