刑事のはらわた (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774680

作品紹介・あらすじ

幹部に目をかけられ、所轄署刑事から県警本部へと異例の出世を果たした八神は、畑違いの鑑職課でベテラン課員を率いて緊張の連続。愛宕港で引き揚げられた死体は、窃盗で5ヶ月前に出所したばかりの男だった。男の行動を不審に思った八神が秘かに調べていくうちに、未解決の金塊盗難事件が浮かび上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 幹部に目をかけられ、所轄署刑事から県警本部へと異例の出世を果たした八神は、畑違いの鑑職課でベテラン課員を率いて緊張の連続。愛宕港で引き揚げられた死体は、窃盗で5ヶ月前に出所したばかりの男だった。男の行動を不審に思った八神が秘かに調べていくうちに、未解決の金塊盗難事件が浮かび上がる。

  • 首藤瓜於という事で期待しすぎた?刑事の墓場は悪くなかったのだが。

  • 八神が班長を務める五班鑑識に次々と変死案件が舞い込む。もしや複数の案件が一つの事件につながるのかと思ったが、そういう展開ではなかった。いくつか物語の核になるような事件が起こるのだが全て空振り。中盤に変死案件の一つが過去に発生した金塊盗難事件とつながるのだが、途中で読者には簡単に犯人の予想がついてしまうという、少しガッカリする内容。

    さらには強引に唐突に終わるラスト。一番驚いたのは『刑事のはらわた』というタイトル、そういう意味なのかと唖然とした。

    途中、主人公のトンデモな推理があったり、あの『脳男』の作家が書いたのかと疑うような作品。

  • 2013.1.11
    畑違いな鑑識課に異動になった八神。
    年上の部下を引き連れ、誰よりも努力し、勉強し...。
    のはずだったが1つの鑑識によって八神の運命は変わっていく。

    正直オチ忘れちゃった。

    でも予想していないような結果やった気が。笑
    その程度でした。

  • 「脳男」面白かったような気がするんだけど、完全に内容を失念しているので比較ができない。何かもっとずっとサイコチックだったような気がするので結構イメチェンなのかなあ?と思った。

  •  鑑識や司法解剖の様子が細かく書かれている警察小説は珍しく、その内容が興味深かった。事件自体は解決したような、してないような……結局5年前の死体とか五ノ井とかどうなったのだろう?

  • 最初から最後まで暗い話だった。
    いくつかの事件も後々関係してくるのかなって思ったけど、関係あったのは少しだけ。。
    それでもラストを期待して読んだけど、、中途半端。。
    タイトルだけはそのとおりだった。

  • おもしろかった!・・・って、あれ?他の方のレビューを見ると、あまり評価高くないですね~w 終わり方は、ちょっと、なんでしたが、そこに行くまでのいろいろは面白かったですよ~♪ 疑心暗鬼は怖いな、というのが身に染みた作品でした・・・って、これも超~私的感想なので、誰も同意してくれないかとは思いますがwww 一気に読ませる、そんな引き込まれ感があれば、私にとっていい読書時間なのですw

  • 前半は読んでて退屈やったけど、後半に差し掛かるとスピードアップ!
    でも最後の犯人との決着がどうも…モヤモヤ感が残る。

  • この結末がやりたくて、ストーリーを構築したのだろうか。
    バッドテイストを楽しめるかどうか、好みが分かれる作品だと思います。

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著者プロフィール

1956年栃木県生まれ、上智大学法学部卒。会社勤務等を経て、2000年に『脳男』で第46回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。他著に『事故係 生稲昇太の多感』『刑事の墓場』『指し手の顔 脳男2』『刑事のはらわた』『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』がある。


「2021年 『ブックキーパー 脳男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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