嫁の遺言 (講談社文庫)

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著者 : 加藤元
  • 講談社 (2013年4月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062775229

嫁の遺言 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 加藤元さん…と言う作家さん。

    名前からは男性と思ったが、背表紙に「女流作家」と書いてある。

    女流作家…女教師・女性監督・女刑事…
    派生が男性の仕事な感じのものはこうやって書きますな。
    俳優には女優(英語ならアクター&アクトレスか?)…他に有ったかな。
    アナウンサーはなんでか女子アナと言う。
    中年以降のアナウンサーになると女子が外れる(?)謎。
    元々双方の性別の専門職には各自固有名詞が有る。

    看護婦には看護師(今はどちらも看護師さん)。
    保母さんには保父さん(双方保育士と言うか今は)。男保母さんとは言わない。
    助産婦さんは助産師さん(今はどちらも助産師さん)

    一回気になるとこういうの気になるなー。

    本の事について書かないといけないですよね…ははは

  • 小説現代2009年10月号、2010年1、2、4、8、10月号、2011年2月号掲載の7つの短編を2011年6月に講談社から、刊行。2013年4月講談社文庫化。「嫁の遺言」が、ファンタジーぽく良い話で、辛辣さが無く、楽しめました。

  • 不器用だけど、人間味溢れる人々のちょっといい話ばかりを集めた珠玉の短編集。
    登場人物の個性になんとも味がある。まるで古典落語の世界のようだ。街の匂いや人の匂いが文章から漂ってくる。人間描写の巧さは特筆である。
    お気に入りは「おかえり、ボギー」。こんな泥臭い純愛ストーリーは今時流行らないかもしれないが、この気持ちは日本人しか持てないだろうし、理解もできないだろう。ジュリーの「カサブランカ・ダンディー」って、この世代は絶対真似したよ。

  • 華々しいハッピーエンドはない作品集。
    そこはかとなく、不幸せ感が漂うが、不幸なのかというとそうでもない。
    人はそれぞれ、様々な価値観で生きているのだ。
    『あの人への年賀状』が、一番好き。

  • 良いお話でした!
    良いお話が7つ入っています!
    例えばレストランで美味しいサラダが7種類出てきたら、後半イヤになりますよね!

    正直、そんな感じでした

    読むの飽きてくるの!

    でも、不器用だけど人情味溢れ、人間が一層いとおしく感じる7篇が入っていると、帯には書いてありますから。。。

  • 人の気持ちって、そう簡単にはわからないものだし、また逆にそう簡単に気持ちを伝えられないものだよなぁ…と思ってしまう短編集。
    味わい深い話も有。

    2014.3.21

  • あとがきによると大人向けの『おとぎ話』を書きたかったと書いてあった。ある程度の大人なら、きっと経験した事があるだろう人生の哀しいシーンをテーマに書かれた短編集である。

    表題作の『嫁の遺言』は、嫁の死で、僅か三年間で結婚生活を終えた男と嫁の物語。残された男の胸に小石のように残った嫁の遺言…

    個人的には『あんた』と『窓の中の日曜日』が良かった。『窓の中の日曜日』は自分の過去の経験と重なるものがあり、涙腺が緩んだ。

  • 「いちばんめ」が好き。自分の高校時代を思い出したりして、キュンとなった。どの話も、大なり小なり切ないなーっていう印象がある短編集だったな。

  • 嫁の遺言ほか6つの短編がおさめられている。どの作品も良かったけど、特に好きな作品は『いちばんめ』と『あの人への年賀状』『窓の中の日曜日』かな。つぎは『泣きながら、呼んだ人』を手にとってみたい。地元の本屋のさわや書店フェザン店の方が解説されてて驚いた。

  • 人間なんてさ、毎日毎日何かしら後悔ばかりして生きてるんだよね。
    ちっちゃな後悔から、取り返しのつかない後悔まで、あれこれと。
    後悔して今度こそ、と気持ちを新たにやり直そうと思って、それでもなんだかうまくいかなくて。
    そんなこと繰り返しながら生きているけど、それでも人生ってそれほど捨てたもんじゃないぜ、って思える瞬間もあるわけで。
    そんな後悔の中のちっちゃな幸せ、みたいな7つの物語は子どもの頃に道端にしゃがみこんで摘んだシロツメクサのよう。

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嫁の遺言 (講談社文庫)の作品紹介

こんな話にいま出会いたかった――。期待を集める新進女性作家が贈る珠玉の七篇。

表題作の「嫁の遺言」を読んで“おもしろかなし”と声が出た。「おかえり、ボギー」を読んで今度は“かなしおもしろ”と思った。人生はこのふたつでしかり。見事な短編集である。――伊集院静氏

この短編集は、作家、加藤元の大いなる宣言だ。ちいさく、みみっちく、弱くてずるく、それでいてたくましい、人の姿と営みをあますところなく書いていくのだという、力強い宣言である。――角田光代氏

満員電車でふと自分の手に触れた冷たい手。間違いなく、それは、38歳で死んだ嫁の手だった。生前からちょっと変わったところのある女だった嫁が、どうしても伝えたかったこととは――。
不器用だけれどあたたかい人情に溢れ、人間がいっそう愛おしく思えてくる全7篇を収録。

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