書物法廷 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 79
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062775380

作品紹介・あらすじ

歴史を揺るがしかねない秘密をはらんだ稀覯本を、手段を問わずに入手する書物狩人に、その遂行を妨げる不倶戴天の敵が現れる!

感想・レビュー・書評

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  • 前作よりは読みやすくなりました。ライバルが登場。今後の展開にふくらみが。
    同業者・仲間をもっと出してほしい。そして、あわてふためく主人公が見たいなぁ。
    自分はおなかいっぱいなので、しばらくよいです。

  • シリーズ3作目。

    利用されていると知った上で、相手を華麗に欺く様は流石。どんなどんでん返しが待っているかは分からないけれど、ル・シャスールなら大丈夫だろうという安心感は変わらない。

    *2015.7

  • シリーズ3作目 短編集 4話収録
    3作目になってもまだ彼の限界が見えない。本作でも、鮮やかな手腕を発揮。彼に"敗北"はあるのか。
    最強最大のライバル登場により、俄然面白くなって来ました。二人のやり取りが興味深い。ここから、新たなストーリーが生まれるのかと思うと、次回作が楽しみで仕方ない。

  • 書物シリーズ3作目。

    安定的な面白さのシリーズ作品。描かれる歴史的史実がどこまで本当なのか、興味深い薀蓄目白押しで面白かった。完璧人間のル・シャスールにも惚れ惚れ。ターゲットの書物を手に入れるならば、監獄にまで入っちゃうとは。お馴染みのB・レディが再登場したり、今後敵対しそうなミスター・クラウンが登場してきたり、シリーズ作品としても今後に期待。

  • なんとなくお気に入り。
    (きっと薀蓄モノだから)

    世界を揺るがす書物を追うスーパーエージェントの活躍。
    アクションでなく、謎解き合戦です。

    そんな本があるのか?は、ツッコまないでね。

  • 2013/5/15 Amazonより届く。
    2019/2/21〜2/25

    ほぼ6年物の積ん読本で、3年ぶりの赤城作品は、書物狩人シリーズ第4弾。とはいえ、古いメフィストをせっせと読んでいたので、それほど久しぶり感はないが、メフィストに掲載された「クイナのいない浜辺」、「銀の川の蜃気楼」、「奥津城に眠れ」と書き下ろしの「笑うチャーチル」の4編。何と言っても「笑うチャーチル」で明らかになる、敵ともいえるクラウンの存在が衝撃的。いやあ、やっぱりこのシリーズは面白いや。でも、今積極的に買っている電子書籍では良く考えたら、書物狩人は成り立たないなぁ。

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。立教大学卒業後、ドイツに留学。帰国後、大学講師として教鞭をとるかたわら、1998年に『魔大陸の鷹』でデビュー。その面白さに、田中芳樹氏、荒俣宏氏らがお墨付きを与えた。近著に『氷海のウラヌス』『書物審問』『天皇の代理人(エージェント)』などがある。

「2013年 『書物奏鳴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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