八月からの手紙 (講談社文庫)

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著者 : 堂場瞬一
  • 講談社 (2013年5月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062775458

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八月からの手紙 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 日本リーグの立ち上げを目指す、日系二世のアメリカ人矢尾と、世界最高の打者、ニグロリーグの主砲ギブソン
    2人も、太平洋戦争時の日系人、白人至上主義時の黒人として虐げられているものの、野球の国の住人として繋がっていく

  • 文庫版を再読。ニグロリーグなどの史実を巧妙に交え、フィクションでありながら実際にあってもおかしくないなと思わせる著者の作風には感心する。

  • 戦後の日本リーグにむけてチームを作っていく日系二世の矢尾のお話。

    野球の試合についてかかれている本かと思いきや全く違った。

    野球を好きな人たちの生きざまが素敵でした。

  •  これはなんというジャンルなんだろう。スポーツ小説ともちょっと違う、友情小説なんてのがあるとしてもそれとも違うような。戦後のプロ野球ならぬ職業野球の草創期に新しいリーグを立ち上げようという動きに担ぎ出されたかつての名投手矢尾。そのチーム立ち上げの物語なのかと思いきやそうではなく。彼の回想の形でアメリカ時代の二グロリーグ選手達との交歓が延々と描かれる。名手は名手を知る。好投手矢尾と対決したのがピッツバーグ・サンズのジョン・ギブソン。黒人と戦時の日系人という弱者同士が野球に対する情熱だけで結ばれる。カリフォルニアの収容所のはるか遠くから塀の中の矢尾まで懸命に特大飛球を打ち飛ばすギブソン。戦争のせいなのか何もかもが遅きに失したフィナーレ。矢尾が満足に投げられる状態でギブソンが健康を損なう前に日本へ連れてきて同じチームで試合をさせてやりたかった。叶わぬ夢を読者の誰しもが願ったろう。

  • 長距離移動の際に読む。今のプロ野球だけでなく、日本リーグというものが生まれていたかもしれないというのは初めて知った。野球の情景があまりないので、期待とは違ったが、特に後半からはギブスンの友情に引き込まれた。

  • 野球がつなぐ男と男の絆。
    でも、もっと話の広がりとスッキリ感がほしかった。

  • 野球物語。
    久しぶりに読み終わらない本でした。次のページが気になる本ではなく、ゆっくりと味わいたくなる本。史実と歴史上の野球選手がちりばめられたストーリーは、ノンフィクションのような錯覚をもたらし、あの時代のサイドストーリー。

  • いい話だった。
    出来すぎてる部分もあったけど、映画を見ているような感覚。

  • 戦後すぐに新たなプロ野球を立ち上げようとした男は日系二世のアメリカ人。その矢尾がアメリカで対戦した黒人リーグの最強打者ギブソンとの友情を軸に、野球への情熱が動き出す。実在のモデルがいるところにうまくフィクションを重ねているところが、リアリティと迫力を作り出していて面白かった。

  • 読むのに時間をかけすぎた
    面白かったが読み直したい

  • 野球観戦が趣味なので興味深く読めた。ニグロリーグという名前すら聞いたことがなかったが、もっといろいろと知りたくなった。

  • 米国ニグロリーグ、日本のもう一つの職業野球、野球の国に生きた男たちの物語。 その絆は、戦争・人種差別を乗り越えたのでしょうか? 物語としては少々物足りない感じもしましたが、野球は物語の中でもおもしろい。

  • 【No.154】戦後間もない時期に、日本リーグを立ち上げようと奔走する矢尾と、アメリカ・ニグロリーグのスター、ギブソンとの友情の話。堂場さんの他のスポーツ小説はすごくおもしろいのに、これはイマイチだった。「野球には楽しみも苦しみもある。喜びも悲しみも内包されている。いわば人生の縮図であり、1試合経験することは、1つの小さな人生を送るに等しい」

  • 本の中で時間が伸び縮みしているような錯覚を受ける。
    球を投げる瞬間の手の動きとか、球の軌跡とか、緊張感を持って語られる。思わず引き込まれる。

    戦前戦後を生きた日系二世と野球の話。この季節に読めてよかった本。

  • 構想10年かあ。日本人がアメリカ人それもアフリカ系を描くことは難しい。息切れを感じる一作。

  • 時代背景もわかって、こういうの結構好き

  • ニグロリーグと職業野球を繋ぐファンタジー。

  • 『八月からの手紙』と言うので、
    夏の高校野球モノかと思ったら、
    もう一つの八月、終戦(戦争)関連の作品でした。

    戦争前後に時代が行きつ戻りつ、
    舞台も、日本とアメリカ行きつ戻りつしながら、
    話は進んでいきます。
    しかも、国民リーグと、ニグロリーグという
    歴史の舞台裏に隠れてしまい、
    知る人は少ない野球リーグがそのベースになっています。

    読ませますねぇ。
    虐げられたもの同士に通じる友情が心を打ちます。

  • 野球の国に生きた男達の物語。
    戦争を挟んで日本とアメリカ、黒人と日本人、一世と二世、同じ野球の国に居ても少しづつ違う。そのせいで別れるのではなく繋がっていくのが羨ましい。

    アメリカの彼はギブソン、おとさんにデッドボールをぶつけて死なせてしまったのはピッチャーのギブソンだから違う人だと思うけど、
    ギブソンって多いの??

  • うーん、長さの割に中身がない。

  • 堪能した。この人のスポーツものははずすことがない。

  • 日系2世アメリカ人で、戦前の日本で一時期「職業野球」の投手として活躍した主人公、と、黒人選手のニグロリーグで活躍した伝説の大打者との友情。

    戦前・戦中・戦後の日米関係が険悪な状況の中、またアメリカでの人種差別も色濃く残る時代ながら、野球を愛する主人公たちにとっては、アメリカだろうが日本だろうが、黒人だろうが黄色人種だろうが、「野球の国」という同じ国に住む仲間なのだ。

    終わり方は少しばかり寂しかったものの、良いお話でしたぁ。

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八月からの手紙 (講談社文庫)の作品紹介

1946年東京で野球の力を信じた男たちがいた。収容所に入れられた日系2世とニグロ・リーグのスター選手の間に生まれた友情の物語

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