琅邪の鬼 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 99
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062775755

作品紹介・あらすじ

秦王に不老不死の仙薬を入手せよと命じられた徐福の塾がある琅邪の街で奇妙な事件が続発。求盗(警察官)・希仁と弟子たちが大活躍!

感想・レビュー・書評

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  •  中華ミステリ第二弾。虎の次は鬼。
     これでもか!と言うくらい謎が出てきて、いやいややはりファンタジーだったかと思わせつつ、安定の名推理。
     この、ファンタジーとミステリとエンタメのバランス感が絶妙で読みやすい。

  • 徐福塾には色んな能力を持った先生たちが出てくるので、それぞれの先生を主人公にした短編が読んでみたい!

    事件の真相、というか犯人サイドのラストの告白はひょえーと思ったけどアンフェアとまではいかないかな。

  • 異国の香りが漂う小説。その世界観が合えば面白く読めるとは思う。

  • 山東半島の港町・琅邪で奇怪な事件が続発し、徐福や弟子たちが謎に挑む。

    様々な登場人物が出てくるが皆魅力的描かれている。
    古代中国に疎いので、こんな感じかなと思いながら楽しく読むことが出来た。
    非科学的な能力が出てきたり、曖昧な部分もあるが次々に起こる謎が解明されていく様は痛快。
    次作の予定もあるようなので期待。

  • 初読みの作家さん。始皇帝の時代、琅邪という港町で次々起こる怪事件。こんなに事件が目白押しだし、キャラも濃いぃ人大集合だし収拾がつくのだろうか?と心配半分、期待半分でページをめくる手が止まらない。解決編では、言われてみればナルホドと、期待以上に面白かったです。登場人物の一人である佳人さん。このキャラ美味しいわ~♪一度お目にかかりたいものです。惜しいことしたなぁ。

  • メフィスト賞受賞作品。面白かったです。あとちょっと読んだら中断して本を置こう、と思いながら全部読んでしまいました(笑) 中国古代史はまったく分からないのですが、それでも面白く読めました。描かれているのは人間であり、それぞれの立場でそれぞれの思惑を持って行動します。明確な解が用意され、解読不能に思われた謎がするすると明らかになるさまは爽快でした。

  • 中国伝奇小説かと思ったら、ミステリだった。面白いよこれ。

  • 登場人物のキャラクターが魅力的。シリーズ化されていれば、また読みたい。

  • 面白かった。
    少し強引な気もするけど。

  • 最後の怒濤の解説になるほど~。そういう事件だったのかあって納得してたら、その後にもっと大きな爆弾が…その設定にニヤニヤが…!ミステリというより武侠かな?

  • 古代中国推理物。
    推理っぽさはちょっと薄め。
    中国モノ好きだからいいけど。

    だけど、このオチは、ちょっと狡いよぉ。

  • ミステリですが、舞台が古代中国なためファンタジックな要素もあり、謎解きをしようとすると戸惑う感じ。
    説明が丁寧なので、知らない語彙に出会っても無理なく楽しめますが、ちょっと詰め込み過ぎかな、と思いました。ミステリ要素無くても良かった感じ。

  • ちょっと強引なところもあるが、面白く読まさせていただきました。あとがきにもありましたが、狼邪、徐福、船と来れば、日本に続くのだろうと推測されますね。

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著者プロフィール

1954年、長崎県生まれ。福岡県立八幡南高等学校卒業後、陸上自衛隊勤務を経て、古書店を開業。ライフワークである邪馬台国研究を進めるうち、自身初の小説となる『琅邪の鬼』を着想。視覚障害を抱えつつも、家族の献身的な支えの中で執筆を進め、2010年、第44回メフィスト賞を受賞しデビューを果たす。現在、福岡県北九州市在住。

「2013年 『死美女の誘惑 蓮飯店あやかし事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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