人類資金2 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 819
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776189

作品紹介・あらすじ

「ぼくと一緒に、世界を救ってみませんか?」一介の詐欺師にもたらされた驚愕の依頼。世界を揺るがすマネーゲームが幕を開ける!

感想・レビュー・書評

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  • 短いので何も書けない・・・・。
    まだまだ序盤。めっちゃ逃げてる。
    映像ではとっても迫力あるんだろうなーと想像。
    でも、映像は見ない。全部読んでみてみたくなったら見る(当たり前

  • 7作中の第2作。前回、「M」から「M資金」の強奪の誘いを受けた真舟が、決意するまでの心の葛藤が描かれる。「M」の手下の石が格好良く、「M資金」の守人「市ヶ谷」との闘いのシーンは息を飲むほど。1冊では、なかなか先に進まないので、この先は一気読みしたいくらい、先が気になる…最後に出て来た「清算人」の不気味な存在も、ますます物語に期待が持てそう。

  • 福井晴敏によるM資金にまつわる長編第二弾。
    詐欺師の真舟、謎の青年・石と彼が崇拝する「M」、Mの企みを阻止しようと動く自衛官・高遠美由紀ら主要な登場人物が揃い、いよいよ物語が動き出す。
    ようやく福井晴敏らしい緊迫した物語が語られ始め、登場人物が生き生きと描かれていく。本作では特に中盤の逃走劇が手に汗握る展開で目を離せない。お互いが先の先を読み、追いつ追われつになる展開は、面白さと同時に組織の恐ろしさも訴えかけてくる。一方で、逃げる真舟と石が選んだ場所が東京の知られざる場所で興味深い。それが物語の中でうまく生かされているあたりはさすがといえる。
    物語の全貌はまだまだ見えない序盤ではあるが、すでにこの先が気になる展開になってきている。

  • キタキタ、話しが動き出した。この巻は主人公である真舟の過去とそして、M達の計画に協力を決めるまでの一連の出来事。
    もともと映画化される前提とはいえ、この人の小説は映像が浮かぶ感じで、エンターテイメントとして面白い。

  • 読了。
    Ⅰが『静』とするならばⅡは『動』。

    面白くなって参りました。
    これは引き続き追っていかねばと思いますが全7巻で完という噂…まじすか。

    しかも映画は小説と同プロットでありながらも別ストーリーとの事。

    広げますねー。

    一度足を踏み入れたら抜け出せない『M資金』。
    もはや途中離脱は出来ないようです。

  • 深まる謎、巨大な地下迷路、次々に現れる強大な敵。ページをめくる手が早くなるのを抑えるのに一生懸命になってしまう。

  • 真舟がMに協力しそうな姿勢を見せた途端、財団が自衛隊情報部門を使って潰しに来た。都心の地下に張り巡らされた隧道を使ったMの右腕・石との逃走劇はなかなかに面白い。財団に抵抗するMという対立軸に、外部の詐欺師・真舟が登場するという構成だ。M資金の謎には迫れそうもないが、物語としては追いかけてみたくなる。ただ、文庫本の単価は高いな~

  • 「ルール」は人をひとりにする。この場面は好きだな。逃亡シーンが少しダラダラ長いのが気になったけど、続きが楽しみ。

  • 地下道を逃げる真舟と石、追う美由紀。コンゲーム小説と思っていたら、いきなり怒涛のアクション。ベタだけど燃える展開だ。どこかで読んだような話だけれど。

  •  福井晴敏 著「人類資金2」を読みました。

     詐欺師の真船は通称「M」との接触を機に「M資金」を盗み出す計画に呑み込まれていく。そして、真船はこれまでの人生を覆し、依頼を受ける覚悟を決める。

     真船の過去が描かれることで、「M資金」への思い入れの理由が明らかになり、ストーリーの広がりだけでなく、人物たちの背負っている過去や思いが伝わってきて、物語の深さが感じられました。

     「M」との接触から物語は一気に逃亡劇へと展開し、手に汗握る緊迫感を感じながら読み進めました。

     また、最後の方では、清算人なる人物が登場し、この後は血生臭い展開が予想され、真船やそのサポート役の石(せき)たちの今後の運命が気になるところで終わってしまい、次巻も期待して読みたいと思いました。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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