贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776660

作品紹介・あらすじ

弁護士・御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した。死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聴く。だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」があった――。

感想・レビュー・書評

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  • 少年時代に猟奇的殺人歴のある悪妙高き弁護士、御子柴礼司。どんな罪状で起訴されようが、必ず執行猶予を勝ち取るかわりに、被告に多額の報酬を要求する。
    そんな裏の顔を持つ御子柴が、報酬の少ない保険金殺人の国選弁護人を引き受け、無罪を証明するため追求していくリーガルサスペンス&ミステリー。

    御子柴礼司シリーズ4作品が、我が家の本棚に鎮座すること約1年。私のブクログ同期である相棒が本シリーズ作を熱くレビューしていたこと、私のブク友さんも多く通読されていることもあり、いよいよ機は熟したと手に取った。

    率直な感想から述べたい。

    久々に読書に熱中した。
    とても、とても楽しかった。

    まず殺人歴のある弁護士という設定が面白い。

    各登場人物たちのキャラは唯一無二であり、悪も正義も愛おしい。

    兎角、罪を犯した人に救いはあるのか、という贖罪がテーマであるところが奥深い。

    ストーリー、キャラ、テーマ全てにおいて際立っていた作品であった。

    読み進めていくうちに古き記憶が蘇る。

    そうだ。私は前読の『連続殺人鬼カエル男ふたたび』で、既に主人公・御子柴礼司や、刑事の古手川と渡瀬に接触していたのだ。

    作品を跨ぎ、繋がり、興奮する。
    こんな楽しみ方もできるなんて、嬉しみが過ぎる。

    そして何より中山七里節。

    冒頭いきなりの死体遺棄から始まり、御子柴の医療少年院の回想、事件と裁判、放つ潔い論理展開、終盤畳み掛ける心地良いテンポから二転三転した挙句、安定のどんでん返し。

    恐れ入った。申し分ない読了感であった。

    • akodamさん
      のあ♪さん、こんばんは。
      こちらこそいつも沢山の「いいね」とコメントまでいただきありがとうございます。

      のあ♪さんの歯に着せぬレビュー、い...
      のあ♪さん、こんばんは。
      こちらこそいつも沢山の「いいね」とコメントまでいただきありがとうございます。

      のあ♪さんの歯に着せぬレビュー、いつも好感をもって拝読しています。いつかのレビューに『人間って側から見えるほど単純じゃない。』と綴られていて、ちょうどその日そう感じる出来事があってハッとさせられました^^;

      私のレビューがキッカケで中山七里にチャレンジされて結果楽しまれたとのこと、こんな嬉しいことないです。のあ♪さんも、よろしければ是非ミコシバー(御子柴ファン)へ!引き続きお楽しみください。

      私が小説というものを読みはじめたのが今から1年半前。小説の良さをはじめ作者作品まで皆無な私を、素敵な場所へ導いてくれたのはブクログの皆さんです。本当に素敵なコミュニティですね。こうして、のあ♪さんに出逢えたことにも感謝です。

      こちらこそ、これからもよろしくお願いします!
      良いお年をお迎えください^ ^
      2021/12/30
    • M.Kさん
      Kinoppyで購入しました。読んでみます。
      Kinoppyで購入しました。読んでみます。
      2022/01/23
    • akodamさん
      M.Kさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      購入されましたか!本シリーズは見応え大有りです。
      どうぞお楽しみください。
      M.Kさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      購入されましたか!本シリーズは見応え大有りです。
      どうぞお楽しみください。
      2022/01/23
  • bimakiさんに教えていただいた一冊です。
    bimakiさん、ありがとうございます!
    (この本で、合ってますよね)

    以下、ネタバレ含みますので、これから読まれる方はお気をつけください。




    弁護士の御子柴礼司は凄腕の悪辣弁護士です。
    最初のシーンは御子柴が死体遺棄をする場面から始まります。
    「えっ、犯人が主人公なの?」と思いました。
    そして御子柴は十四歳の時に幼女バラバラ殺人をやって、少年院に入っているという過去もあります。
    「えーっ、こんな変な主人公に感情移入して読まなきゃいけないの~!bmakiさんなんでこんなの教えてくれたんだろう!」と思いましたよ。


    それで御子柴の扱っている保険金殺人事件の犯人とされる人物を弁護するんですけど、誰も引き受け手のない国選弁護人なんですけど、弁護を引き受けた理由が「世間を騒がせている事件だから宣伝になる」!!
    お金にも汚い!


    これはダークヒーローなのだろうかと、ずっと疑問に思いながら読みました。そしたら少年院時代の御子柴が回想されるんですが、この辺からやっぱりダークヒーローなんだと思わずにはいられなくなります。


    そして弁護人の事件の弁護では勝訴、そしてまた真犯人まで見つけてしまいます。
    御子柴が金に汚い理由も明かされます。


    これは第一話目で続編もありますから御子柴が殺人犯の訳がないと最初から思ってました。(ちょっと疑っていたけど)bmakiさんありがとうございました!

    • まことさん
      bimakiさん♪

      なんか、おせっかいだったかしら…。
      オーデュボンは、最初の方もしかしたらちょっとイライラする展開だったかもしれま...
      bimakiさん♪

      なんか、おせっかいだったかしら…。
      オーデュボンは、最初の方もしかしたらちょっとイライラする展開だったかもしれません。どうぞ、楽しまれてください(*^^*)
      2024/03/10
    • bmakiさん
      全然お節介なんかじゃないです!!
      読む本が分からなくなっていて(^◇^;)

      本は読みたいのですが、いつも何を読んで良いか分からず。。。。
      ...
      全然お節介なんかじゃないです!!
      読む本が分からなくなっていて(^◇^;)

      本は読みたいのですが、いつも何を読んで良いか分からず。。。。

      何でも読んでみたいので、こんなふうに具体的に本の名前を教えて頂けるととってもありがたいです!
      いつもありがとうございますm(_ _)m
      2024/03/10
    • まことさん
      bimakiさん♪

      よかったです。
      気に入ってくれるといいのですが…。
      レビュー楽しみにしています♪。
      bimakiさん♪

      よかったです。
      気に入ってくれるといいのですが…。
      レビュー楽しみにしています♪。
      2024/03/11
  • 2作目から読んだので、慌てて1作目を読む。
    冒頭から死体の処理と驚きの展開。それに、お馴染みの渡瀬刑事と古川刑事のコンビが加わってくる。
    どちらが真相に早く辿り着けるかの競争のよう。弁護人の無罪化は抜群の切れ味で勝ち取ったように見えたが、隠された真相に御子柴弁護士が迫ったと思ったら最後のピースは渡瀬刑事の方へ。
    作者得意のドンデン返しに読む手が止まらなくなる。
    幼児殺しの真相や弁護士になった理由も分かったが、それを含めて最後の方は気持ちが暗くなるような連続だった。

  • やっぱり音楽のシーンが良いです。その人の善悪って人から決められるものではない。

  • 衝撃的な幕開けに心を掴まれた。
    弁護士物との事で難しい内容なのかと毛嫌いしていたものの、小難しい説明を省き、わかり易く解説してくれるのでとても読み易い。

    御子柴弁護士に対して好意的になれなかったが、必殺手のひら返しは私の十八番だ。
    続編も本棚のどこかにあったはずなので見つけ出して早く読みたいぞぉ!!

    • すーさん
      NORAさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます(*´ω`*)
      この本はとても面白かったです。
      中山七里作品は順不同で読んでいたので...
      NORAさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます(*´ω`*)
      この本はとても面白かったです。
      中山七里作品は順不同で読んでいたので、御子柴弁護士もちょいちょい登場して名前だけは知っていましたが、まさかこんなエピソードがあったなんて!!
      次作も期待して読みますね(。•̀ᴗ-)✧
      2021/08/07
    • NORAxxさん
      すーさん、わざわざこちらにお返事ありがとうございます(* ´ ˘ ` *)
      岬シリーズに出てきますよね、知ってる人物が他作品に登場するとニヤ...
      すーさん、わざわざこちらにお返事ありがとうございます(* ´ ˘ ` *)
      岬シリーズに出てきますよね、知ってる人物が他作品に登場するとニヤニヤしちゃいます//
      中山七里作品は世界が繋がってる感じがして私も大好きです...♪*゚
      うふふ、楽しんでください(*´v`)♡
      2021/08/07
  • 御子柴シリーズ第1弾!
    目には目を、歯には歯を!
    悪には悪を!
    って、何かのアニメかコミックであったけど、そんな感じ。
    いきなり死体運びから始まるから、改心しとらんやんけ!この弁護士!って思ったけど、作者の作戦みたい(^^;;
    少年時代に幼女を殺害し、そこから更生して弁護士に!
    そんな異色な人がおるんか〜と思いながら…一気読み!
    「どんな罪名で起訴されようが、必ず執行猶予を勝ち取ってくれる無敵の弁護士」との評判やけど、人によっては法外なお金取る。
    ブラックジャックの弁護士判みたいやけど、どんでん返しもありでなかなかでした。

    このシリーズだけでなく、あちこちに出てくる古手川刑事、渡瀬刑事、ここでも活躍してや!

  • ついに手を出してしまった、御子柴シリーズ。
    岬洋介シリーズが清廉潔白な 白シリーズ だとしたら
    御子柴礼司は 黒シリーズ なのだろうなと、躊躇していたのですが
    レビューを読んで、好奇心が抑えきれなくなりました。
    読んでみると、やはり黒い! それなのに、とても魅力的。
    ベートーヴェンの <熱情> と共に、死体遺棄シーンから始まるなんて。
    それぞれテーマ曲が当てられるのも、中山氏の作品の魅力的なところです。
                                                                                                                                            
    悪辣な依頼人の仕事を引き受け、法外な報酬を搾り取る御子柴弁護士。
    手段を選ばず、どんな罪状も勝訴に持っていくという。
    第一作の今回は、三億円の保険金殺人事件を担当。
    一方で、最初の遺体遺棄事件を追うのが 捜査一課の渡瀬と古手川。
    渡瀬がいい味を出していて、御子柴との対峙にわくわくしました。
    今回、御子柴は報酬の見込めない国選弁護人を引き受けています。
    それは何故なのかを理解したのは、渡瀬でした。
    立場は違うものの、洞察力の鋭さにおいて、二人は同類です。
                                                                                                                                                          
    そしてこの作品の肝は、なんといっても御子柴の過去の物語でしょう。
    御子柴と名乗るようになった事情など、少年時代が詳しく語られます。
    98% 嫌な人間だと思って読み進めていたのですが
    終盤になるにつれ、御子柴を 魅力的にさえ思い始めていました。
                                                                           
    保険金殺人事件 裁判の行きついた先は…驚愕でした!
    これなんですね、御子柴シリースの魅力は。
    第二作は予約している状態で、まだ手元にありません。
    見切り発車で借りてきた第三作を先に読むべきかどうか…。
    悩ましいところです。

    • akodamさん
      yyさん、こんばんは。
      あまりにも熱量の高いレビューに、危うく最寄駅で降り忘れそうになるほど見入ってしまいました^ ^

      ようこそ、ミコシバ...
      yyさん、こんばんは。
      あまりにも熱量の高いレビューに、危うく最寄駅で降り忘れそうになるほど見入ってしまいました^ ^

      ようこそ、ミコシバーワールドへ❇︎
      そうなのです。悪辣なはずの御子柴に気付けば魅了させられている。それはもはやミコシバーの証です。

      yyさんも仰せの通り、1作目の見どころの一つに渡瀬との対峙シーンは私も外せません!

      先に3作目の恩讐の鎮魂曲を借りられたとのこと。悩みますよね。手に取るタイミング、沸き立つ好奇心。あー、やっぱり読書って素敵ですね。悩ましいこの時間も楽しんでください!
      2021/12/20
    • yyさん
      akodamさん 

      「降り忘れそうになる」なんて、最高の賛辞です 。やった~!
      akodamさんが 灯してくださった 明かり。
      ...
      akodamさん 

      「降り忘れそうになる」なんて、最高の賛辞です 。やった~!
      akodamさんが 灯してくださった 明かり。
      これから楽しませていただきます。
      ありがとうございます。
      2021/12/20
  • 中山七里さんの御子柴礼司シリーズ第一弾!

    シリーズを刊行順で読んでいなかったので漸くスタートラインに立った気分♪

    今回は序盤から御子柴礼司が死体遺棄するという衝撃的な叙述から始まる。
    えぇ〜っ!!
    過去の償いで弁護士になったのにまさかの再犯?
    と戸惑いながら、疾走感のある緊迫した展開にどんどん引き込まれて物語は進行する。

    【あらすじ】
    今回の依頼人は東條美津子
    夫への保険金殺害事件に対する容疑をかけられ最高裁まで上告後に国選での弁護を礼司が引き受けることとなる。
    美津子の息子 幹也は、生まれながら先天性脳性麻痺があり四肢の麻痺と言語障害がある。事件後、母も拘留され独りになった幹也に付き纏うフリーライター加賀谷竜次。そう、この加賀谷こそ冒頭で御子柴が遺棄した人物なのである。
    一方、加賀谷の遺体から御子柴に辿り着いた警察は、死体配達人と世を震撼させた少年時代に事件解決のヒントがあると考え、指導教官であった稲見の元を訪れる。
    そこで明かされる少年院時代の礼司の過去とは・・・

    【感想】
    礼司の少年時代の闇の部分が稲見教官のお陰で明らかになり、人道を踏み外し外道となった礼司が屈折しながらも償いに向かっていった様子が描かれていて考えさせられた。
    特に院時代に親しかった嘘崎雷也と夏本次郎の話は、惨くて切なくて心が痛んだ。

    また今回の事件では、担当となった渡瀬刑事の存在感が際立っていた。稲見教官といい渡瀬刑事といい、礼司の周りには法で裁かれなかった罪の償いに真正面から向き合ってくる人間がいる。その存在があることも礼司が罪を償いながら弁護士として生きていく道標になっているのだと思った。

    法廷闘争は先に読んでいた『悪徳の輪舞曲』『恩讐の鎮魂曲』ほどの白熱ぶりは無かったが、予想が珍しく当たった部分もあり楽しめた。
    最後の最後まで、本当の意味での真犯人が見えて来なかったが、終わってみれば今回の事件は、憎悪と怨恨に満ちた人間模様で割り切れない物寂しさが残った。

    余談だが読後の余韻のまま、ベートーヴェン・ピアノソナタ〈熱情〉を聴いてみたら、思いの外ゾクゾクして鳥肌が立った。普段クラシック音楽を嗜むことも無いが、作中の礼司のピアノ鑑賞中の描写が迫って来るようで没入感が凄くて圧倒された。
    是非お試し下さい。オススメです!

    • はなちゃんさん
      ハッピーアワーをキメたK村さん

      コメントありがとうございます♪
      そうなんですよ、御子柴礼司シリーズ!
      評判の良さにつられて順不同に読み始め...
      ハッピーアワーをキメたK村さん

      コメントありがとうございます♪
      そうなんですよ、御子柴礼司シリーズ!
      評判の良さにつられて順不同に読み始めたので逆に色々気になっちゃって。
      ほんと衝撃が強い上に、キレッキレの法廷闘争にアドレナリンが出まくるので、就寝前は危険ですね^^;
      そして何故かこのシリーズでは、作者の意図するままに翻弄される悦びを感じてしまいます笑
      2024/02/06
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      はなちゃんさん

      他のシリーズにも、チラッと御子柴礼司が登場したりします
      ちょっと嬉しくなります
      岬洋介シリーズも面白いです
      でもまずは御子...
      はなちゃんさん

      他のシリーズにも、チラッと御子柴礼司が登場したりします
      ちょっと嬉しくなります
      岬洋介シリーズも面白いです
      でもまずは御子柴シリーズを刊行順にお楽しみください♪
      2024/02/06
    • はなちゃんさん
      ハッピーアワーをキメたK村さん

      な、な、岬洋介シリーズですと!?
      素敵な情報をありがとうございます♪
      また楽しみがひとつ増えました(о´∀...
      ハッピーアワーをキメたK村さん

      な、な、岬洋介シリーズですと!?
      素敵な情報をありがとうございます♪
      また楽しみがひとつ増えました(о´∀`о)
      2024/02/06
  • 『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』中山七里著
    主人公の魅力★★★★★
    ダイドン返し★★★★★

    【冒頭から!】
    主人公が弁護士。
    この弁護士が遺体を川に放棄するシーンから始まります。
    そう、最初から犯人がわかっているパターンの小説です。
    しかし・・・です。
    中山さんファンならば、ぜひ一読してほしい世界です。
    【主人公の魅力】
    弁護士です。
    しかし、罪を犯し少年院から出所した経歴の持ち主です。
    ・なぜ少年院?
    ・なぜ弁護士?
    このあたりも丁寧に描かれています。
    【事件】
    ・保険金殺人。
    ・恐喝・ブローカー。
    現代社会でも発生しているテーマで物語は進行します。

    数か月ぶりの中山さんの作品でした。
    ★5個では足りないでした!

  • どんな罪名でも執行猶予を勝ち取る悪辣弁護士である御子柴礼司が主人公の法廷サスペンス。

    難しい法律用語も意外にスラスラと入ってくる文章表現に感心しました。

    息を吐かせぬ法廷でのやりとりは圧巻です。

    そして、終盤の二転三転する、これでもかというほどの、どんでん返し!!!
    終盤は一気読みでしたっ!!!

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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