- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062776714
作品紹介・あらすじ
一年ぶりに帰国した鷲津政彦が標的に定めたのは、繊維業界の老舗「鈴紡」。一方、鈴紡は元銀行員の芝野健夫を招聘し買収防衛を図る。
感想・レビュー・書評
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ストーリーと共に知らない単語を学ぶことが出来ます。
ただ、有能で魅力的な鷲津のここまでモテる描写が必要なのかと感じました。
「生きよ堕ちよ、その正当な手順の外に、」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1年振りに海外放浪から帰国した鷲津は、部下のアランの不可解な死を知らされる。
鷲津はアランが追いかけていた鈴紡を買収の標的に定めた。
一方、鈴紡は元銀行員 芝野を招聘し再生を図る。
その裏に芝野の元上司UTB銀行頭取 飯島の思惑が潜む。
いやぁ、内容が濃い!
ミカドホテルの売却の話から、後半はほぼ鈴紡買収の話へ。
飯島の存在の大きさが、ここへ来て大変不気味。
後半に期待大!
難しいけど面白い本だなぁ。 -
やはり面白い。
飯島が何故か生き残っているし、あの終わり方も含みをもたせる感じだし。
このまま終わる訳ないし、下巻で大逆襲か?
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会社は誰のものか、ということを考えさせられるのと同時に大企業の論理、右肩上がりの時と低成長期のリーダーの在り方、振る舞い方、それを観察し、そのリーダーに付いていくか否かを判断しようとする取り巻き達の表情まで見えそうである。
誰にどのように会社を売るのか。下巻も楽しみたい。 -
第一弾から数年後の話。
第一弾の主要人物、アランの死からストーリーが始まる。
相変わらず読みやすいストーリーだが、
第一弾と比べ鷲津の悩む心理描写が細かく描かれ、
人間味がかかれている。
下巻も楽しみ。 -
下巻に続く。
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下巻を読もうとしてかなり時間が空いてしまったので久しぶりに2回目を読んだ。
鷲津さんや登場人物に現れる企業の役員たちの人を見る目が鋭くて勉強になる。
サムの仇をとるかのように鷲津さんが本気でディールに挑んでいる様が良かった。早く下巻を読みたい。