僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777018

作品紹介・あらすじ

非情で残酷な日本社会で、20代が生き残るための思考法とは何か? 不安に立ちすくむ日本人が、今こそ学ぶべき「本当の資本主義」とは何か? 東大、マッキンゼーを経て、京大で人気ナンバー1の授業を持つ客員准教授が世に問う必読の書。2012年度ビジネス書大賞受賞の名著をエッセンシャル版にして文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 武器ってものものしいなぁ、と思った。

    でも読むとすぐに内容がサバイバル術であることに気付く。そして自分が生きてる世界が厳しくなっている事を思い知る。(すみません、武器いただけますか?)

    まずは勉強。勉強できる人さえ、それだけではコモディティという(コモディティはモノだけじゃない!)。今の資本主義では、スペシャリティにならないと買い叩かれる。もうすでに高い品質の人があふれかえっているという事。何を差にするかが大事。ひー、厳しい。

    次は本物の資本主義。ものつぐり日本は、もはやスペシャリティではない。そうですよね、知らないうちに中国製品もあまり気にならなくなってますものね。もう国に頼るだけではダメ。個人レベルでビジネスモデルを考えることが大切。むむむ。

    そしていよいよ、本物の資本主義で儲けている人。これを6つの漁師のタイプで表現している。この話がなんとシンプルかつ漏れなくものごとを表現しており、感心してしまった。でもこの内の2つがもはや通用しなくなるという。えぇー。

    生き残る4つは、モノやサービスを創り出す過程の人。残る2つは、創られた後の過程の人。かな?

    生き残る4つのタイプで、大事なキーワードは、ストーリー、パクる・逆の発想、クレイジー・バランス、投資家的な見方。これが実例を交えてわかりやすく語られている。ふむふむ、面白い。

    さらに究極的にはふたつ、投資家になるか、投資家に雇われるか。自分のかけていた世界のメガネがこんなに曇っていたなんて。しかも本書は2011年の本‥衝撃!

    出る杭を厭わず、リスクを取る。
    そしてリスクはできるだけたくさん張ること。

    尖った提案だが、説得力バツグン。
    本物の資本主義を自分の頭でじっくり考えて、動いてみよう。

  • 僕は君たちに武器を配りたい
    瀧本哲史 著

    1.故瀧本さんへの御礼
    書籍を遺して下さったことに感謝を申し上げます。
    社会も企業もそしてそこに集う人も永続的に生き残ることが使命です。
    しかしながら、資本主義、かぎりあるパイをどのように分配、いえ自ら獲得していくか?が裏側にある命題です。
    瀧本さんは、いくつかの執筆を通じて、この命題を解決する示唆をくれています。
    学生にはもちろん、私のように壮年の社会人にも是非読んでほしい著書です。
    2020年、世界がさらに変わってしまったと考えるならば、、、

    2.本書から
    ①資本主義とは?
    雇うか?雇われるか?
    敵、味方を区分してどのように戦うか?
    配分をとりにいくか?

    ②投資家的思考とは?
    勝てる率、限定的。
    大きな改善は見込めない。
    ゆえに、張る、何点張るか?が重要。
    やりたい、勝てる、儲かるのハリネズミの法則に合致して、どれだけ広く、薄く張るか?

    ③張るために必要なリベラルアーツ
    バズワードのリベラルアーツ。
    本質は、自由になるための知識、知恵。
    資本主義世界では、敵を打ち負かすための課題発見と解決思考。
    そのために、基礎的教養が必要ということ。

    3.自身に起きかえて
    起点は経営者から。悔しいが認めたうえで、どのように実務を組み立てるか?
    その組み立てのパターンやスピードは、我のアビリティ次第なわけだ。
    シンプルな世界。

    #読書好きな人と繋がりたい

  • 僕は君たちに武器を配りたい
    エッセンシャル版
    著:瀧本 哲史
    講談社文庫

    本書は、非情で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめである

    ■勉強できても、コモディティ

    グローバリゼーションのために、貧富の差がますます広がっていく
    ⇒希望は自分で作りだせる
    ⇒資本主義のなかで生きるために、ゲリラ戦を戦え

    将来医者ですら、人あまりの状況になっていく ⇒ 医者であっても幸せになれない のが今の日本
    勉強しても努力すれば必ず幸せになれるは、うそ 福沢諭吉は、天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず ⇒学問することで人間には差がつく と宣言していた

    これからの必須の知識 ⇒ ①英語、②IT,③会計

    コモディティ化 ⇒ その逆は、 スペシャル化
     スペシャル化するためには、専門性、特殊性、特色、他の人には代えられない、唯一の人物になること

    ■本物の資本主義

    ・資本主義の原理
     ⇒ より良いものが、より多く欲しい
     ⇒ 同じものなら、安いもののほうがいい

    では資本主義社会でお金を増やせる人とは
     ⇒ より少ないコストで、みんなが欲しがるものを作った人 である

    ・富を生みだすビジネスモデル
     ①略奪 人の生産したものを略奪し、労働力を奴隷として簒奪する
     ②交易 やすい財を仕入て、高くうれる地域で、販売する
     ③生産性革命

    ■資本主義の現在

    ・良い会社、悪い会社 なんてものはない ⇒現在生き残っている日本企業のほとんどは、グローバルブランド化した会社である
    ・すでに優秀な人材の流出が始まっている。
    ・短命な商品の寿命がそのままビジネスの寿命になる
    ・現在人気の企業でも40年後は消滅している可能性が大
    ・日本国内市場は先細り⇒海外も視野にいれよ

    これからの就職・転職では、
     ①マクロな視野をもって
     ②これから伸びていく
     ③多くの人が気が付いていない
     ④ニッチな市場に
    身を投じることが必要だ

    ■生き残れるタイプ、生き残れないタイプ

    儲かる職業
     ①トレーダー:商品を遠くに運んで売る
     ②エキスパート:自分の専門性を高めて高いスキルで仕事ができる
     ③マーケター:商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売る
     ④イノベーター:まったく新しい仕組みを創造できる
     ⑤リーダー:みずから、起業家となりみんなを管理していく
     ⑥インベスター(投資家):市場に投資家として参加する

    ①トレーダー × インターネット普及で選択、価格の透明化がすすむ

    ②エキスパート △ 産業のスピードの変化がきわめて速い、積み重ねてきた技術のスキル・知識がすぐ陳腐化する
      ⇒ スペシャリティを持つ人であれば、生き残ることができるかもしれない

    ③マーケター 〇 ビジネスにストーリーを、ブランドにイメージを 信者を作っていく

    ④イノベータ 〇 仮想敵がいる市場をねらえ 将来その企業をつぶすために、その企業に就職する
      ⇒ 他の業界、他の時代でも、これは良い、というアイデアは、TTP:徹底的にまね、すればよい

    ⑤リーダー 〇 嫌いな相手には、名馬の見分け方を、好きな相手には、駄馬の見分け方を教える
      ⇒ 問題児、破綻者を教育してこそ、好収益がえられる リーダはクレイジー

    ⑥インベスター 〇 リスクを見込んでも投資機会を増やす できるだけたくさん張る
      ⇒ 投機とは、利殖のみをねらった一攫千金をねらったばくち、
      ⇒ 投資とは、畑に種をまいて芽が出てやがては収益をもらしてくれるように、ゼロからプラスを生み出す 投資とは長期的
      ⇒ トレンド(一定報告にずっと動いていく動き)と、サイクル(短期的な繰り返す変化)を見極める

    ■ゲリラ戦

    ・投資家は新たな産業を創り出して、世の中を変える
    ・リベラルアーツを学べ 人間が学んできた歴史、過去の叡智である哲学、芸術、文学、自然科学全般について勉強する
      ⇒物事をさまざまな角度から批判的に考える能力
      ⇒問題を発見し解決する能力
      ⇒多様な人々とコミュニケーションする能力
      ⇒深い人格と、優れた身体能力  を身につけることを目指す

    武器とは
    ・公開されている情報でもさらに一手間かけて確認する
    ・リベラルアーツを学ぶ
    ・資本主義の時代に、ほんとうに人間らしい関係を結ぶ

    目次
    はじめに
    第一章 勉強できてもコモディティ
    第二章 「本物の資本主義」が日本にやってきた
    第三章 学校では教えてくれない資本主義の現在
    第四章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ
    第五章 企業の浮沈の鍵を握る「マーケター」という働き方
    第六章 イノベーター=起業家を目指せ
    第七章 本当はクレイジーなリーダーたち
    第八章 投資家として生きる本当の意味
    第九章 ゲリラ戦のはじまり

    ISBN:9784062777018
    出版社:講談社
    判型:文庫
    ページ数:258ページ
    定価:500円(本体)
    発行年月日:2013年11月15日第1刷発行

  • 【まとめ】
    勉強ができるだけは今の時代ダメ。スペシャリティになろう。そのためには”投資”的な考え方を身につけよう。

    この本を読むまで存じ上げなかった瀧本哲史さんの本。病気で既に亡くなった方とのことであるが、何かの拍子で触れる機会があり今回読んでみた。
    仕事には6つのタイプがある。
    「トレーダー」「エキスパート」「マーケター」「イノベーター」「リーダー」そして「インベスター(投資家)」
    この中で「トレーダー」「エキスパート」は今後生き残っていくことが難しいとしている。仲介する仕事はITに取って代わられ、いくら博識でもただ単に勉強ができるだけでは、これも同様に取って代わられる存在になってしまう。
    では勝ち残っていくにはどうすれば良いか?大きく2つ。まずは「TTP(徹底的にパクる)」そして「逆の発想」である。全てにおいて0から考えなければいけないわけではない。今あるサービスをどう組み合わせて新しいサービスとして提供するかが重要になるこれからの世の中で上記2つがポイントと述べている。
    そしてもう1つは「投資家的な発想」を身につけること。労働者としてではなく「投資家」として働くことで発想は広がっていくとしている。
    もう1点、個人的には「サラリーマンとは知らないうちにリスクを他人に丸投げするハイリスクな生き方」という言葉が痛烈だった。保守的な自分には重い言葉に感じた。同じ著者の本で「2020年…またここで会おう」という本も積読になっている。近いうちにこちらも読んでみようと思う。

  • 【1.読む目的】
    •エンジェル投資家とは何かを読んで、その中に紹介があった瀧本先生の本。一流ビジネスマン、エンジェル投資家の配りたい武器とは何かを知るために読む。

    【2.気付きや気になった点、面白かった点等】
    •スペシャリティ、になることが大切。スペシャリティとは、他のものでは代替できない唯一の物。
    •これからの時代(といっても約10年前笑)はトレーダーとエキスパートではだめ。マーケター、イノベーター、リーダー、インベスターをバランスよく。
    •マーケターは新しくない要素を組み合わせ、差異をつくる。差がつかない物で差をつけるには、ストーリーが大事。
    •良いものはTTP(徹底的にパクる)
    •だめな人でもモチベーション高く仕事をしてもらうのが本当のマネジメント
    •イノベーションと武器としての英語
    •調べる一手間をおしまない
    •奴隷の勉強、ではなく、リベラルアーツをまなぶ


    【3.感想】
    •非常に面白かった。もう少し早く読みたかったという思いもありつつ、社会人を一定経験したからこそ腹落ちした部分も大きい。
    •新しくない要素を組み合わせて、差異をつくる。だからこそ、一つのエキスパートではだめなんだなぁ、と納得。〇〇×techも同じ発想か。私にとってのそれは保険の商品開発と、それ以外はなんだ?(というかそもそも保険の商品開発でいいのか?)
    •そして、ストーリーとブランド。たしかにmicrosoftだって、技術的にはアップルのPCを作れたのでは?と思う。どういうストーリーの中で売るかが大切。資産家の第3位がLVMHのCEOであることもそれを物語っている気もする。
    •ホリエモンの100×100理論はこの本からきてたのかなぁととおもったり。
    •インベスター的な発想を得るためにきちんと投資をしよう。

  • 投資家である筆者が「投資家的に考える一生モノの発想」を「本物の資本主義」が根付きつつある日本社会で生き残ることのできる人材になるために必要な「武器」という言葉を用いて本書で展開している。

  • この本を読むと、著者があらゆることに戦略的に人生の選択をされていることが分かる。
    きっと密度の濃い人生を送っておられるんだろうなぁ、早死にしそうな人だな・・・などと読んでいる間中、冗談ぽく考えていたが、読み終わって他の方のコメントを読んで、かなりギョっとした。本当に早世されていた。
    47歳!? 早すぎる。

    ずいぶん話題になった本だったのですね。知らなかった。
    この本は最近本屋で見かけて、「武器とはなるほど、そのとおりだな」と思って読んでみただけで、著者のことも全く知りませんでした。
    そういわれてみれば、このぷっくりしたお顔、TVで見たことあるかも?という程度にしか知らない。

    この本の印象だけで言うけれど、この人は、寸秒も無駄にせず人生を最大限にかつ大慌てで楽しんで、そこで気づいた大事な「社会生活のコツ」を、なるべく多くの人に早口で伝えて去っていった、という感じだった。

    薄い本だけれど、なかなかおもしろかった。
    何かを選択する時、あるいは自分の時間をどう過ごすか決める時、何に重点を置くべきか、を教えてくれている。
    君の選択と時間の過ごし方は、人生がかかっている投資なんだ、と。

    なるべく若いうちに読んだ方がいい類の本だけれど、年配の人でも、武器とまではいかなくても、装備くらいにはなるかな?
    生きる上ではお金はある方がいい、お金を儲けるのはいいことだ、君は資本主義の中で勝ち組になりたいだろう? …という前提のもとの本なので、すべての人にとって良書というわけではないけれども。

    私は投資家タイプでもない上に、もう若くもないので、本の内容よりも、どちらかというと、この本を書くに至った著者の動機のようなものに、よりシンパシイを感じた。
    あらゆることがグローバル化し、競争がどんどん激しくなっていく中で、お金を稼ぎ、生き抜いていくって大変なことだ、大変な世の中になっている、なのに、今の人たちはどんどん視野が狭くなっていっているように見えるけど、大丈夫かいな?という「老婆心」のようなものが行間に見える。
    分かるなぁ、その気持ち、と思いながら読んだ。

  • 大学時代に読んで、最も影響を受けた本は何ですかって聞かれたら間違いなくこの本をあげると思う。(まだ大2)
    2回読んだけど、また忘れかけた時に再読する。これが2011年に書かれたっていうのが衝撃。ネット記事「僕武器2020」もおすすめ。

  • 読んだときにメモしていたこと。
    - 人生における最も大きなリスクは投資をしないことである.
    - まだ誰も投資など考えられない、焼け野原のようになっている時に投資して、早い段階で売りぬける
    - 大量のコマーシャルを放映している会社は怪しい
    - 40-50代が幸せそうな会社、役員を占領してる会社は危険
    - お客さんを大切にするかどうかで、従業員を大切にするかどうかがわかる
    - 自分の働く業界について、ヒト、モノ、カネの流れを徹底的に研究する
    - リスクが取れる範囲でハイリスクハイリターン
    - 投資は長期的な視点か、人が信頼できるか
    - 人生ではリスクを取らないことが大きなリスクとなる

  • 吉野家は味が濃すぎる
    メニューが単品で飽きる(松屋

    2011年だからこれからは事情変わってると思うけど今も言われてることに変わらないところもある

  • 超高度な資本主義社会を、
    資本家として生き抜くことのススメとメッセージ。

    ・資本主義の行き着く先はコモディティ化
    ・儲かる漁師は6つに分類できる
    トレーダー
    エキスパート
    マーケター
    イノベーター
    リーダー
    投資家
    ・前2つは価値を失ってゆく
    ・前者は、インターネットの台頭。サヤを抜けない。
    ・後者は目まぐるしい技術・トレンドの変遷

    ・マーケターは世の変化を敏感に察知し、その背景(why)を読み取れる人
    コモディティ化したものに差異を与え、ストーリーを持たせることができる人

    ・とりあえずデスマーチを続けるフリをし、自社の弱点、ヒト・モノ・カネの流れを徹底的に分析して、逆転の発想でぶっ潰す

    ・優秀ではない人をマネージするスキルの方が重要。世のほとんどは凡人。傑出人材が下につくとは限らない。

    ・資本主義社会で生きる以上、投資家として資本主義に参加することをすすめる。

    ・35年ローンはリスクを正確に計算できない人々を狙った商品であることを覚えておきなさい。

    ・2年前の日経や経済誌を読んでみる

    ・金だけが投資ではない。

    ・トレンドを読みリスクを取ったなら、株主としての参加や、利益業績連動型のポジションに身を置くべき

  • 面白かった。図書館で借りたけど、買おうと思った。 レイアウトが独特で、これは読みづらいのでは…?と思ったけれど、読み始めると気にならなかった。 具体例をたくさんあげて、抽象的にまとめて、また具体例を出して……という評論のお手本のような構成でとても読みやすい。 大学生に読んでほしい…と思ったけれど、こういうのって当事者のときにはピンと来なくて説教臭いなと感じてしまって、少し年を経てからのほうが「わかる~~~!!!ありがたい~~~~!!!」ってなったりするものなのよね…。 でも大学生におすすめです。

  • 僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版
    瀧本 哲史 著
    2013年 11月の本 
     
     2022年4冊目も、瀧本哲史さんの本としました。 3冊目が瀧本さんの本だったから連続で読みたくなったからなんだけれども。僕の本の読み方として、評判が良かったり気になったりする人の本を一冊読むと、立て続けにその著者の本を買いたくなって複数本買ったり、複数冊読み込んだりする傾向にあります。 先日も記載しましたが、一昨年(2020年)のゴールデンウィークに「7days Book Cover Challenge 」にて紹介を受けた瀧本さん、先日本屋に行った際に複数冊調達しておりました。(全部ではないけど)以前から気になっていた『僕は君たちに武器を配りたい』がエッセンシャル版として文庫本サイズで読みやすそうだったので購入しました。
     
     「はじめに」にてこのエッセンシャル版ができた経緯が書かれているのだけれど、もともとの『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社刊)(2011年)は、瀧本さんが次代の若者たちに、現在進行中のグローバリズムの本質と日本の没落、その背景にある企業、サービス、そして人の「コモディティ化」とそれに対抗するための方法を説くものとして、刊行されたそうです。しかしながら、実際の市場の反応は、20歳前後の若者だけではなく、むしろ30代の中堅ビジネスマンに圧倒的な支持を取り付けた、とのことです。最終的には2012年のビジネス書大賞に選ばれたとのこと、だからなんとなく僕も聞き覚えがあったんだということですね。(乗り遅れていてすみません) その後、原本の趣旨をなるべく損なわないような形で、エッセンスを抽出した「エッセンシャル版」として、誰にでも買いやすい金額+文庫本サイズという形で刊行されることになったとのことです。(単価500円(税別)です)

     本の内容に関するレビューとしては、僕ももう40台半ばまで来てしまっているのですが、やはりこの不確実な時代での人生の生き方に対して応援させられる本だったと言えます。読んでもらいたい想定読者を20台若者と設定し、リベラル・アーツを学ぶことを推奨し、幾つかの事例を交えながら、今後の時代に生き残るための生き方(タイプ)に分けて整理し、提案をしてくれている。それぞれのタイプの特徴を整理し、わかりやすい形で表現してくれている。若者にとってもわかりやすい書籍になっているということなのだろう、と感じました。 果たして自分はこれら整理されたタイプのどこが近そうか、と思いながら、BeUniqueでの生き方を目指し、スペシャリティを発揮して生きようとしています。 瀧本さん、これからも応援してください。改めましてご冥福をお祈り申し上げます。 


    以下、引用です。自分へのまとめも含めて記載しています。(単文のみで抜粋すると伝わりにくいので前後を加えて記載しているのでだいぶ長い引用に全体的になっています。)
    ===========
    P17 あらゆる業界、あらゆる商品、あらゆる働き方においてスペシャリティは存在する。しかしその地位はけっして永続的なものではない。ある時期にスペシャリティであったとしても、時間の経過に伴い必ずその価値は減じていき、コモディティへと転落していく。
     スペシャリティになるために必要なのは、これまでの枠組みの中で努力するのではなく、まず最初に資本主義の仕組みをよく理解して、どんな要素がコモディティとスペシャリティを分けるのか、それを熟知することだ。
     その理解がなければ、どれだけハイスペックなモノやサービスを生産していても、コモディティの枠に入れられ、一生低い賃金に留まることになるだろう。

    P136 私の知人に、上智大学を出て、高校の英語教師になった人物がいる。彼は非常に高いレベルの英語力を持ち、しかも本格的に英文学を学び、もちろん英会話もネイティブ並み。しかし最初に赴任した高校は非常に偏差値の低い学校で、生徒にはABCの書き取りから教えなければならなかった。
     やがて彼は「このままで自分の人生は良いのだろうか」と悩むようになり、一念発起。学校を辞めて英会話学校を開き、日本人を相手に英語を教えようともくろんだ。
     しかし、残念ながら彼には実社会のビジネスの経験がないため、英語に堪能でもビジネスパーソンが必要とするビジネス英会話を教えることができないことに気づく。生徒が集まらず経営難に苦しむことになったが、あるときまったく別のエグジットを見出し、活路を切り拓く。
     なんと彼は、外国人向けの日本語教師になったのである。アメリカやイギリス、インドなどから日本企業にやってくる「エクスパット」と呼ばれる短期駐在員の妻や家族を相手に、英語で日本語を教えるビジネスを始めたところ、これが大当たりしたのだ。

    P159 将来その会社を叩き潰すために就職する
     そのようにイノベーター的な考え方をすると、潰れそうな会社に入ることも大きな意味がある。たとえば、今はなんとかもっていても、将来の先行きはないだろうと思われる会社に入り、会社と業界を徹底的に研究する。そして、会社が潰れる前に退職し、その会社を叩き潰す会社を作るのである。
     「世話になった会社を叩き潰すなんて…」と、こころが優しい人には極悪非道な振る舞いのように聞こえるかもしれないが、起業を成功させるためには非常に有効な手法である。

    P166
     ほかの業界、ほかの国、ほかの時代に行われていることで「これは良い」というアイディアは「TTP(徹底的にパクる)」すれば良いのである。
     イノベーションをある業界で起こすための発想術は、実はそれほど難しいことではない。その業界で「常識」とされていることを書きだし、ことごとくその反対のことを検討してみればよい。たとえば自動車を売る販売店のビジネスでは、常識的に考えれば、お客さんは車を買うことができる「大人」が対象となる。しかしその逆に、「子ども」をお客にできないかと考えてみる。(中略)
     このように発想手段として、「何かを聞いたら反射的にその逆を考えてみる」というのはイノベーションを生み出すうえで、非常に有効な手法である。今までのやり方でうまくいっていないとするならば、そのまったく逆をやってみたほうが成功する確率が高まることは、往々にしてあるのだ。

    P196
     私は長期的には中国は普通の資本主義国になると予想しているが、その道は平坦ではないとも思っている。そのため彼らは、いざというときのための「資産」「貯金」として、世界中に資産を分散し始めており、その一環として、日本の土地を買いあさっているといわれている。
     つまり我々が長年住み続けてきた、この日本の国土すらも、資本主義の市場の中で、商品として売られるようになってしまったのである。(中略)
     だからこそ、私は本書で、これからは投資家的な発想を学ぶことがもっとも重要だということを繰り返し述べたい。なぜならば、資本主義社会では、究極的にはすべての人間は、投資家になるか、投資家に雇われるか、どちらかの道を選ばざるを得ないからだ。

    P231 イノベーションは科学や技術を専門とする理系の人間だけの仕事ではない。現在、そして未来の人々がどんなことに困ると予想されるか。どんなことが可能になったらより幸せになれるか。今まだ顕在化していないニーズを見つけて実現するのは、まさしく私がこれまで述べてきたマーケターやイノベーターやリーダー、そして投資家の仕事にほかならない。

    P245 リベラルとは本来、「自由」という意味である。つまりリベラル・アーツとは、人間が自由になるための学問なのだ。有名大学を卒業したというただの肩書を手に入れるためではなく、いかに大学でこのリベラル・アーツをきちんと学んだかが、これからの社会では大きな意味を持つと私は考えている。
     リベラル・アーツでは、人類が歩んできた歴史や、過去の叡智の結晶である哲学、芸術や文学、自然科学全般について勉強する。
     幅広い分野の学問領域を横断的に学ぶことにより、「物事をさまざまな角度から批判的に考える能力」「問題を発見し解決する能力」「多様な人々とコミュニケーションする能力」「深い人格と優れた身体能力」などの力を身につけることを目指す。

    P247 社会に出てから本当に意味を持つのは、インターネットにも紙の本にも書いていない、自らが動いて夢中になりながら手に入れた知識だけだ。自分の力でやったことだけが、本物の自分の武器になるのである。資本主義社会を生きて行くための武器とは、勉強して手に入れられるものではなく、現実の世界での難しい課題を解決したり、ライバルといった「敵」を倒していくことで、初めて手に入るものなのだ。

    P250 人生は短い。戦う時は「いま」だ
     彼の生き方から我々が学べることは、時には周囲から「ばかじゃないのか」と思われたとしても、自分が信じたリスクをとりにいくべきだ、ということである。自分自身の人生は、自分以外の誰にも生きることはできない。たとえ自分でリスクをとって失敗したとしても、他人の言いなりになって知らぬ間にリスクを背負わされて生きるよりは、100倍マシな人生だと私は考える。

    P252 若い人が何か新しいことにチャレンジをしようとするときに、「それは社会では通用しないよ」としたり顔で説教する「大人」は少なくない。
     しかしその言葉は、既得権益を壊されたくない「大人」が自分の立場を守るために発しているかもしれないのだ。自分の信じる道が「正しい」と確信できるのであれば、「出る杭」になることを厭うべきではない。本書で述べてきたように、人生ではリスクをとらないことこそが
    、大きなリスクとなるのである。
    ===========
     
    以上

  • 【どんな本?】
    この本でいうところの武器とは、「現在進行中の日本没落の原因である、企業・サービス・人のコモディティ化に対抗するための方法」のこと。
    コモディティとは、経済において「スペックが明確に定義できるもの」。こうしたものは代替性が高いために、どんどん市場参加者が増えてスペックは上がり続けるのに、商品の価格はどんどん下がっていく。つまり、激烈な価格競争が起こる。これは商品の限界利益がゼロになるまで続く。つまり、供給者は「商品を提供し続けるだけの市場の奴隷」となる。
    こうしたコモディティ化から抜け出せるのは、

    ❍ マーケター(固定観念を変える人たち)
    ❍ イノベーター(アイデアマン)
    ❍ リーダー(組織統治に必須な人たち)
    ❍ インベスター(投資家)

    の4タイプのスペシャリティのみ。これらの人たちは、他の人達では代替できないから。
    これら4タイプになるためのヒントをこの本を読めば得られる。

    【まとめ】
    この本で最も重要なのは「コモディティ化=価格競争は資本主義の特性」であることを理解すること。
    昨今では、価格競争をすることが労働者の給料を下げる事に繋がるため良くないという風潮があるが、資本主義である以上必ず価格競争は起こるし、むしろ価格競争が起こるからこそ資本主義は採用されている。資本主義の対立概念である計画経済は価格統制が起こるため価格競争が起こらない。価格競争が起きているのは資本主義として健全である証拠。

    しかし、価格競争に巻き込まれっぱなしだとどんどん利益は少なくなる。
    そこでこの本の出番となる。
    資本主義は価格競争が起こるが、その上で価格競争に巻き込まれず、多くの利益を確保できる人になるにはどうすればいいかを教えてくれている。
    それが4タイプのスペシャリティになること。

    一人で働くにせよ、組織で働くにせよ、これらのスペシャリティのどれかになろうとすれば、きっと多くの金を稼げるようになると思います。

  •  10年前に読んだ本の再読。

     この本を読んだことで、人材のコモディティ化に対する危機感を覚え、その後の行動の結果によって今がある。
     間違いなく、今の自分を形作った本のうちの一冊だ。

     今回読み返してみて、10年が経っても何一つとして社会の状況は変わっていないと思える。
     社会の閉塞感は相変わらずだ。

     他人とは違う行動をすることによって未来が大きく変わるというのは、今の自分の立場から本当だったと言える。
     この本を読んで、実際に行動を起こした結果、これからのキャリアパスは自分でも見通せない道になってしまった。
     それは悪いことではない。
     先が見えない状況を楽しみ、その先もどう人生が変化するか自分でも分からないワクワク感がある。

     著者は投資家だ。
     サラリーマンの生き方はやめるべきだと主張する。
     その通りだと思うが、サラリーマンを続けてきて、企業に所属しているからこそ大きな仕事に関われるメリットがあると感じる。
     逆に、企業で定型の仕事を定年まで続けることにゾッとする。

     再読してよかった。
     企業内で投資家的に生きることの正しさを再認識した。

  • 自身にとって人生を見つめ直すキッカケとなった1冊。

    この本では4つのタイプのビジネスパーソンが生き残れると主張しているのですが、その一つが投資家でした。
    投資家的目線・発想でお金だけでなく、自分の労働力や時間・人間関係も「ハイリスク・ハイリターン」の投資機会を沢山持つことで、長期的なリターンを得よう、と瀧本さんはこの本で説いています。

    この本のおかげで人生の新たな1歩を踏み出すことが出来ました。
    既にお亡くなりになられていると知り、非常に残念ですがこの本から学んだことを活かしていつまでも社会に必要とされるビジネスパーソンを目指していきます。

  • 2011年に刊行された名著のエッセンシャル版

    10年前から、グローバル資本主義の行く末をしっかりと予見しており、正に2021年の今を暗示している。

    バブル期前の終身雇用、働いた分だけ稼げる、全家庭持家の幻想は終わっていて、
    今後生き延びていくための知恵が散りばめられているので、就活前の学生は読むべき。

    安い新興国の人材や機械にとって代わられない人材、マーケター・イノベーター・リーダ・インベスターとなり、資本主義社会を生き延びていく必要性あり。

  • 投資は,長期的な視点で富を生み出し続けるか,人が信頼できるか,の2店で判断

    トレンドとサイクルが見極めることができればリターンが得られる

    機関投資家は個人投資家をカモにしている

    投資家として生きていく

    人間分子網目の法則

    自分のスキルと英語によるコミュニケーションを組み合わせることで自分の価値を(何倍にも)高めることができる

    日経新聞を読んでも鵜呑みにするな⇒あの日経新聞であっても批判的に読め

    差をつけるには,ターゲットとなった顧客が共感できるストーリーを作ること

    「日本の産業をめぐる現状と課題」経産省

    内需の拡大は限界を迎えている⇒本当??

    国に頼るな!

    福沢諭吉「学問をすることで人間に差がつく」

  • 投資家的な生き方のススメ。

  • 自分の経験したことでしか武器にならない!

  • 非常に読みやすく、納得できる内容。

    何事も見る角度が複数あることで、新しい価値が生まれるのだなと思いました。

    例えば、マーケティングの部分にあった組み合わせや、インベスターの部分にあった投資先の選定など。

    自分もコモディティ化しないよう、アンテナ張って生きていきます!!!

  • 去年からの再読です。

    エッセンシャル版とあってただの短縮版かと思いきや初版から2年経っての再販だけあって再編集されていました。とても見応えがあります。

    資本主義とは?みたいなところの取っ掛かりとしてこの本ほど分かりやすいものは無いなと思います。
    20代前半で読めて本当に良かったと思える名著です。

  • 思ったよりもわかりやすい本だった。章の最後に大事なことを箇条書きにまとめてくれているから、あとから見直した時に読んだ内容をすっと思い出すことができた。
    読み終えて、ふと「まおゆう」の人間宣言を思い出した。

  • <u><b>資本主義下で強く、楽しく生きていくと言うこと</b></u>

    本書は、京大でアントレプレナー論を教えている客員教授『滝本哲史氏』の著書である。

    いい大学を出たからと言って、良い生活ができるとは限らない現代社会での生きる術が、
    記載されているのが本書の売りだが、内容に関してもタイトルに負けないくらいの良書である。

    本書の感想だが時系列で記載すると下記の通り。

    1.冒頭から『人材のコモディティ化』の話で打ちひしがれる。
     ⇒コモディティ化とは、市場に出回っている商品が個性を失ってしまい、
      消費者にとっては、どのメーカーのどの商品でも大差ない状態をいうのだが、
      人材についてもコモディティ化が進み、値段が買いたたかれるということ

    2.本当の資本主義の到来の話に困惑し、驚愕する。
     ⇒真のグローバル化ね。

    3.この世界で生き残る4つのタイプの人間と生き残れない2つのタイプの話で、生き残れない方に多分類するだろうと思い凹む。
     ⇒エキスパートは、コモディティ化の最前線…

    4.スペシャリティを持つためにどうしたらいいのか悩む
     ←いまここ

    何かと考えさせられる本です。
    是非皆さんに読んでもらいたい。

    <blockquote><b>【内容紹介】 -Amazonより-</b>
    非情で残酷な日本社会で、20代が生き残るための思考法とは何か? 不安に立ちすくむ日本人が、今こそ学ぶべき「本当の資本主義」とは何か? 東大、マッキンゼーを経て、京大で人気ナンバー1の授業を持つ客員准教授が世に問う必読の書。2012年度ビジネス書大賞受賞の名著をエッセンシャル版にして文庫化。 </blockquote>

  • 読んでいて気が重くなる。

    所詮、東大卒の視点でしかない。
    凡人にはマネできない。

  • 共感・納得ポイント:インターネットで知識獲得コストが激減した例がレアジョブ(フィリピン大学の学生とのスカイプ英会話)。何がコモディティとスペシャリティを分けるかを理解し、スペシャリティな唯一の人になる。起業したい分野の会社に入るとそれがわかる。顧客が共感できるストーリーで差異を作るのが生き残るマーケター。自分の頭で考えない人はDQNビジネスのカモにされる。自分で調べるひと手間が大事。FXは中産階級向けパチスロ的。イノベーションは新結合、TTPと逆発想。リベラルアーツで幅広く学ぶと、物事を多様な角度から批判的に考える力、問題発見と解決能力、多様な人とのコミュニケーション能力、深い人格等が身につく。
    違和感ポイント:「英語、IT、会計知識」の勉強は、「人に使われるための知識」とあるが、ベースがあれば使われないための武器になると考える。

  • 共感・納得ポイント:インターネットで知識獲得コストが激減した例がレアジョブ(フィリピン大学の学生とのスカイプ英会話)。何がコモディティとスペシャリティを分けるかを理解し、スペシャリティな唯一の人になる。起業したい分野の会社に入るとそれがわかる。顧客が共感できるストーリーで差異を作るのが生き残るマーケター。自分の頭で考えない人はDQNビジネスのカモにされる。自分で調べるひと手間が大事。FXは中産階級向けパチスロ的。イノベーションは新結合、TTPと逆発想。リベラルアーツで幅広く学ぶと、物事を多様な角度から批判的に考える力、問題発見と解決能力、多様な人とのコミュニケーション能力、深い人格等が身につく。
    違和感ポイント:「英語、IT、会計知識」の勉強は、「人に使われるための知識」とあるが、ベースがあれば使われないための武器になると考える。

  • タイトルの通り、武器を配ってくれるあ1冊。
    資本主義の現実と生き方を学べます。
    学校では教えてくれない資本主義。

    これが2013年時点で500円で売ってるなんて驚き。本書の先見の名にも感服です。

    現代に読んでも全く古くない1冊でした。

  • 若い世代が読むべき本。団塊の世代が中国で合弁会社を設立して技術供与した背景を考えながら、資本主義の浸透を振り返るべき。国として政府としての無策、団塊の世代の考えの無さも含めて、次の世代が引き継ぐことになる。
    中国においても、国の勃興の要因が衰退の原因となるだろうことは考えられ、日本人においては上手く立ち回っていくべきでありそのための教科書になる。
    また、日本においても秘密結社的なものが必要なのだろう。

  • 自分自身を投資すると考えるということだな。
    どう磨き、どう見立てを立てて、投資をするか。
    周りに流されずに、考える。
    10年前の本だけども、伝えたいことは色褪せずに響いてきた。

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著者プロフィール

京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。1972年生まれ。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用。専攻は民法。任期終了後は学界に残らず、マッキンゼーへ入社。3年で独立し、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家として極めて初期段階の企業を15年以上にわたって支援し続ける。京都大学では教育、研究、産官学連携活動に従事。「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。

「2022年 『瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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