家康、死す(上) (講談社文庫)

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著者 : 宮本昌孝
  • 講談社 (2014年1月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777186

家康、死す(上) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 家康の影武者&世良田二郎三郎との粗筋で購入。
    宮本さんは何気にお初だったりします。

    大筋は、三河統一後に家康が暗殺されてしまい、
    “たまたま”同じ領内にいた恵最という坊主が影武者になる、、

    のですが、死んだ家康と同じ日に生まれているとか、
    出家していた割には武芸に通じているとか、なんとも胡散臭く。

    実は二人は同日の生まれで取り換えられていたとかなんとか、
    いろいろと事情が交錯し始めて、一種ミステリーのようにも。

    主人公は世良田二郎三郎という、徳川家股肱の家臣。
    が、彼にもとある出生の秘密が絡んでいたりと、これまた謎が。

    “最初”の家康を暗殺したのはさて、誰になるのでしょうか。
    それは、家康の死で一番得をした人物ですが、、それは?

    物語は、家康の三河統一後から、三方ヶ原、長篠と、武田との戦いを経て、
    暗殺された家康の長子、信康が割腹するところまでが描かれています。

    史実で見れば、信長の嫉妬から切腹に至ったともいわれていますが、
    こちらの物語では、信康に嫉妬する人物が異なっています。

    この辺りが外連味たっぷりと描かれているのが、面白く。

    なお、徳川家康の影武者に関するネタは諸説あり、
    趣味嗜好のあまりの変わり様からも指摘されています。

    三河時代、信長旗下時代、そして関ヶ原以降で、、
    それぞれが別人だったのではないかと話もあったりも。

    個人的には、関ヶ原以降を題材にしたもので、先日ドラマにもなった、
    隆慶一郎さんの『影武者徳川家康』が印象的だったりします。

    こちら、隆さんの言う“道々の輩”のエッセンスも織り込まれていて、
    そして隆さんとは違った側面からの二郎三郎像も見れて、なかなかに興味深く。

    歴史の“if”を楽しめる、そんな小説だと思います。

  • 面白く読めた。歴史を題材にしたエンターテーメントと言うのだろうか。世良田二郎三郎について知りたくなった。

  • タイトル通り徳川家康が死ぬところから始まる
    隆慶一郎先生の「影武者徳川家康」と登場人物が被る作品。
    ストーリー自体は、世良田二郎三郎が側近
    そしてお館様である徳川家康。
    暗殺された家康には実は瓜二つの恵最というお坊さん(顔を隠して生きてきた)がいた…というあらすじ。
    色んな登場人物がいて、徳川家康に忠義心溢れる者や
    恵最をお館様としてのし上げたい者。
    それぞれの思惑が交錯する、なんだか歴史ミステリーな感じ。
    とりあえず非常に読みやすくサクサク読める内容。難しくなく、気軽に読める小説なんじゃないかなと思う。
    さて、今後どうなるのかは期待大。

  • 面白かった。冒頭から家康が、凶弾に倒れる場面から始まり、家康の影武者が放たれる。三河の松平家の存続をかけた大ばくちである。

  • 隆慶一郎を思い起こさせるストーリー!網野氏の本を読むとなおさらこの本について興味をそそられる。

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家康、死す(上) (講談社文庫)の作品紹介

若くして三河一国を平定した家康が暗殺された。時に26歳。信長、信玄に挟まれた危うい均衡を維持するため家康の代役が用意された。

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