死層(上) (講談社文庫)

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制作 : 池田 真紀子 
  • 講談社 (2013年12月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777445

死層(上) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • どこまで読んだか忘れてしまう〜。ルーシーがだいぶ大人になったな…
    主人公モテすぎる展開はもうお腹いっぱいだ

  •  カナダの化石現場の動画。耳の断片の写真。二つのファイルがメールに添付されてスカーペッタのもとに送られて来た。古生物学者が行方不明になっている。妻殺しの容疑をかけられた夫がスカーペッタの出頭を要請している。ボストンの海で巨大なウミガメが引き揚げられる。そのロープに女性の死体が絡まっている。一気に様々なことが起こるなか、マリーノが疑いをかけられFBIに引っ張られてしまう。

     こうして同時多発的に発生したすべての出来事が何らかの形で一冊の本に集約してしまうのが、パトリシア・コーンウェルという作家の特徴だと言っていい。謎の風呂敷を広げに広げておいて、あっという間に収束してしまうことを不満に思う点もないではないが、謎の大風呂敷の広げ方に関してはこの作家は上手だと思う。そして、そこに神経質なまでの仲間たちとの関係があり、距離感があり、抱擁や口論が多発する。女性作家ならではの、サスペンス内ホームドラマの構築。

     本書ではマリーノがジョーカー役。ベントンとの恋敵の女性捜査官が、スカーペッタへの嫉妬心とベントンへの独占欲ゆえに、マリーノのかつての唯一の罪を、古生物学者みたいに発掘してはスカーペッタに投げつける。狂気のような個人怨恨が組織内であるにも関わらず泥沼化してゆくのも、検屍官シリーズではもはやお馴染みだ。上司と部下、同僚、恋敵、そういった身近な中からサイコパスのようなキラーたちが頻出するのも、このシリーズの常道。そんなにシリアル・キラー(またはその犠牲者)がスカーペッタの周囲に密集している現象はとても不自然なのだが、それらがなければ成り立たないのはシリーズである以上致し方ないところか。

     そうした金太郎飴現象はこの作品でも健在。またか、との思いに駆られる大団円となり、もう犯人なんてどうでもよくなってしまうのだけれど、今回は古生物学者の失踪や巨大ウミガメが釣り上げられるなど、海洋アドベンチャー要素もあって冒険小説としての読みごたえなどもあり、楽しく読めた。個人的には一旦は遠ざかっていたシリーズだけど、徐々にリアルタイムに追いついて来ています。

  • かなり久しぶりに同シリーズを手に取りました。読んで確信しましたが確実に何作か飛ばしている。職場は変わってるしベントンとは結婚しとる。でも変わらずMMK(モテてモテて困る)スカーペッタ先生健在。

  • 一時、サイコな雰囲気を出していましたが、普通のサスペンスに戻ったようです。
    仕事熱心と思って居たFBI捜査官ですが、なんだかなぁ。

  • 久々のスカーペッタ。
    新刊がもう既に2作品も出ているのに…
    今回はマリーノがまた酒を飲み始め、ツイッターにはまり、犯人の術中に陥る。
    また新しい情報を知ることが出来た。オサガメという巨大なカメ。
    恐竜の名残を持ち一生に一度産卵をして、ずっと泳ぎ続けるという。実物をみてみたいとも思うが、この本を読んだ後では気軽にそんな事を考えてはいけないという気持ちにさせられました。
    化石発掘に人生をかける女性考古学者の失踪、ミイラ化した死体、失踪した妻の殺害犯人として捉えられている億万長者など謎が多い題材を元にどんどん展開されていきます。
    続きは下巻で。

  • ☆3.6
    またしてもマリーノがやらかした。
    リッチモンド時代からの腐れ縁なのはわかるけど、もう少し何とかした方がいいんじゃないか?

    スカーペッタ、すっごく優秀なのは過去19作通して知ってるけど、上司としての部下管理能力が欠けてるんじゃないの?
    部下が問題を起こすの何回目だよ。

    ここから下巻がどうなっていくのか楽しみでもあり、不安でもあり。

  • 2012年発表
    原題:The Bone Bed

  • 買うのを辞めました。図書館借り。
    この量をわざわざ2冊に分けて、1冊1000円超えってありえない!っつうの。
    (まぁ、それでも読んでるんだけどね?ヽ(´ー`)ノ)


    -------------あらすじメモ(★ネタばれ有)-----------------------------
    ・ケイ宛、送信者不明の動画添付のメールから。
     (ジェットボートに乗って撮影されたもので最後に切り落とされた耳が映されていたもの。)
    ・2ヶ月前、古生物学者のエマ・シューバートが行方不明になった事件で見た風景が映っていた。
    ・妻殺害の殺人容疑で裁判にかけられている億万長者の実業家チャイニング・ロッドの弁護人に証人として召喚されている。
    ・水路でオサガメ(先史時代/絶滅危惧種)が釣り糸に絡まっているのが見つかったが、それが死体を引きずっていた。
    ・ルーク・ゼナー/CFC副局長(容姿端麗金髪碧眼/新人・入局したばかり/彼の叔母がケイと親しかった精神科医で葬儀があったばかり/マリーノ&ベントンから不評+嫉妬)
    ・現場での遺体検分のおり、他のヘリはカメ放流の方へ付いていったのに、不審なヘリが1機上空に停滞。ルーシーの新しいヘリではない。
    ・遺体の重石に猫砂。チャイニング・ロッドの妻ではないと確信。
    ・遺体には特徴あるアンティークのボタンがついている。(軍服のボタンみたいな)
    ・この遺体引き上げと検屍準備のために遅れた裁判で判事から予想外の叱責を受ける。印象の悪くなかった判事なのに、直前に担当検事(ダン・スチュワード)から、被告人弁護士(ジル・ドナヒュー)の“お友達”という噂を聞く。
    ・明らかケイを貶めて利用する弁護展開に判事も検事も止める気配ない最悪裁判。
    ・裁判から戻るとベントンなどFBI職員らが来ていて、アンとルークが海から引き上げた遺体の検分をやっていた。ケイが戻るまで冷蔵庫から出さないようにと言っていたにもかかわらず。
    ・ルークはFBIなどという権威に弱く、ナルちゃんの要注意人物かもしれないという様子。マリーノが警察に連れ出される。
    ・遺体は、ペギー・リン・スタントンという女性であると判明。
    ・マリーノ、ツイッターで何かやらかした模様。
    ・遺体引き上げ現場でホバリングしていたヘリはロッドのヘリだったことがルーシーから聞かされる。(ヘリの登録会社=シプリアーノ海運/ロッドの奥さんの旧姓から取った名前。)

  • 相変わらず身近に裏切り者が出るし、
    マリーノは問題を起こすし、
    ベントンとは落ち着かないし、
    ケイは誰かにはめられるし。

    こんないつも通りの人間関係のせいで、
    どうしても、
    圧倒的な存在感の登場人物、
    大きな亀のオサガメに興味が向いてしまう。

    (下巻に続く)

  • 年末年始で新刊を一気読みしていた時代が懐かしいです。
    本作は読み始めるとっかかりに時間がかかりました。
    90年代からの積み重ねがあるので読破できますが、いきなりだとどうなんでしょう。  
    スカーペッタ女史と同様に歳を重ねてきたなぁ と思う
    このごろの自分だったりします(笑) 。
    いやいや彼女は『超』がつくスペシャリストです。
    そんな彼女ですら 中年女性の悲哀も垣間見えたりするところ,
    近年の作品のキモ、だったりします。

    さて「下」で一気に話が進む展開かと予測していますが、
    楽しみにしたいと期待を込めて。
    ★4つといたします。

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