- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062777773
作品紹介・あらすじ
「浜村渚シリーズ」の青柳碧人が描く、儚くも美しいSF青春小説。エネルギー問題、環境問題にも真っ向から取り組んだ、初期の傑作!
感想・レビュー・書評
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近未来の東京湾海中都市。
SF的青春小説かなと思いつつ読みましたが、そうではあるけれど、ちょとした社会派。
2010年「千葉県立海中高校」改題。
今までも、消滅してきた故郷がある。
それを未来に移し、政治的に作られた都市を再び政治的に消滅させられる少年少女。
その消滅を予測していた少年が過去を振り返りながら語ります。
海中での日常生活の様子は、近未来的に楽しく読めました。 -
青春のようで違うような感じだった気がする
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生まれ故郷がなくなる経験って、これからの時代もっと増えていくんじゃないかな。
そういう意味で先駆的というか。
サイエンスのぎっちり詰まった設定で青柳さんらしさ全開です。
海浜幕張あたりに土地勘があるとより面白く読めます。
20150531 -
あってもおかしくないSF感。面白かった。
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海中都市の高校。女子高生と、卒業生の高校教師が交互に語る。理系の説明あり、青春あり、淡々と送る大人のつまらない生活あり。なんですがなんとなく中途半場感が。大体こんな天才が、しけた教師になります?学校生活ももうちょっと盛り上がってもいいかな。
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20140822
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こんな都市があったら、さぞ面白いだろうなぁ。
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故郷が消えて無くなる。真実を知りながらも、それをひた隠しにする大人と社会。第三者に故郷を蹂躙されることへの憤りとどうすることもできないやるせなさ。海の底に沈んだ街と一緒に静かに眠っていたほろ苦い青春の記憶が徐々に蘇っていく。
個人的に自分の故郷と重なる部分が多く、共感する部分も多かった。
「千葉県立」を「東京湾」に改題?
千葉県じゃ売れなくて東京に変えたのかな。
それって、そんなに効果あるんだろうか。とか。
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「千葉県立」を「東京湾」に改題?
千葉県じゃ売れなくて東京に変えたのかな。
それって、そんなに効果あるんだろうか。とか。
「千葉県立海中高校」を読んだ人が続編と思って間違って買ったりしないのかな。とか。
いろいろ邪推しますなぁ。
本題以外が気になる病です^^