遠に呱々泣く八重の繭 薬屋探偵怪奇譚 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 135
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777902

作品紹介・あらすじ

中学校で不気味な転落事故が発生。調査のため、妖怪雑事相談所「深山木薬店」店長の秋は、店員の座木を教師として潜入させるのだが。

感想・レビュー・書評

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  • まず、表紙しかイラストはないのですが座木が白衣姿という段階でポイントは高いです。しかも、数学教師というのも最高です。後は眼鏡が欲しかった……!
    と、いう戯言は置いておいて。歪んだ友情、愛情、そして契約。事件の方はつまらない理由であり、友情の方は小さな嫉妬と劣等感。その裏での貂の苦労など、盛り沢山だったわりには……という、ちょっと残念なお話。
    本当に見どころが座木の白衣しかなかったような気が……

  • 友達六箇条。正体不明の中学生からの依頼でザギが教師として潜入調査。
    秋&リベザルは立て籠り強盗に遭遇。
    ゼロイチと(ちょっぴり釣り合わない)物々交換。
    中学生の大好きだからこそ言えなかった本音。
    学校の秘密。
    歌とのサッカー観戦の約束。
    「僕しかいないよ」

  • 座木がほぼ全編通して単独行動。
    不安定じゃないはずの関係性がいちばん不安なものなのかも。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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