新参 百万石の留守居役(三) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 189
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778589

作品紹介・あらすじ

琴は遠く数馬を想う。あいつはできると言わせねばならぬ。

感想・レビュー・書評

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  • チャンバラなし
    ほとんど政局の話ばかり

  • シリーズ第三弾。

    新参留守居役として、絶賛苦行中、もとい修行中の数馬。
    留守居役は幕府や他藩との折衝にあたる、まさに“藩の顔”ともいえる役目だけあって、相当ストレスフルなのだろうとお察しします。
    そんな中、四代将軍・家綱がいよいよ危篤状態となり、次期将軍の就任を巡って、堀田備中守が酒井雅楽頭を出し抜き、強引すぎる策を強行。
    今後、幕府のパワーバランスが大きく変動すると思われ、それが加賀藩にどう影響してくるのか、次巻が楽しみです。

  • 遂に留守居役となった瀬能だが、回りは海千山千の人物ばかり。新たな謀略が進むなか、加賀のため、妻のため…といいつつ、まだまだ活躍の場は先のようである。
    家綱が崩御し、将軍代替わりの騒動はとりあえずは終結。新たな敵も現れ、今後も期待できそう。正直瀬能がどうこうというより、悪い(?)人々の企みを見ているだけで面白い。小沢が痛い目をみるのを心待にしている。

  • 第三弾
    無事江戸に着き、前任の不正着服逃亡の後の後任に、しかも前任者は堀田老中の留守居役に、酒井大老と、堀田の次将軍を巡る駆け引き、脱藩者の襲撃と波乱の幕開けか?

  • 留守居役は妾宅を持たないといけないなんて、知らなかった。

  • 最近は設定が大きいわりに
    細かな駆け引きアレコレが目につく
    上田先生・・・でも、面白いです

  • 2014.10.09.読了

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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