実験的経験 Experimental experience (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.32
  • (14)
  • (32)
  • (50)
  • (13)
  • (5)
本棚登録 : 509
感想 : 44
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778688

作品紹介・あらすじ

たとえば括弧を空集合にしてみる。」あ、もしかして、先生……「こんなに自由な原稿を読んだことがあるか? 小説であり、小説でない。ミステリィでもエッセィでも詩でもない。創作の可能性を無限に広げる、奇才・森博嗣の新たな境地がここにある。究極の読書体験が味わえる話題作、待望の文庫化!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やっぱり森博嗣さんの作品は読みやすいなぁ。
    読んでてスネークマンショーを聴いてる錯覚に陥った

  • 冒頭の「」の逆転からもうくらくらする(いい意味で)。いろいろなルールを取っ払ってほんとに自由に書かれている。ある意味、超々短編集なので切れ味も良い。解説の筒井康隆さんも書かれているようにときどき挟まる真面目パートもドキッとさせられるような内容。ミステリへのチャレンジも多数収められているので、翻って島田荘司『本格ミステリー宣言Ⅱ』を思い起こすと、やっぱりあそこは小さい井戸の中だったんだなと思い知らされる。繰り返し再読したい。

  • タイトルが気になり購入。一冊の本の中にエッセイ的だったりショートの小説とそれの解説だったりなどが色々入ってる印象。

  • 2020年10月5日購入。

  • 小説ではないしかといってエッセイというのもうーんという何とも言えない代物。でも森博嗣先生の文章を読むのは個人的に気持ちよく感じるので、そういうコアな層向けな一冊であるのは確か。

  • ジャケ買い。森博嗣、頭いいね。^^ 付いていけない。

  • 実験的経験 Experimental experience (講談社文庫)

  • <Experimental experience,explosion !>
    小説をNovel(述べる)?
    エッセイのエッセンシャル?
    詩の指南なんて至難なこと,そんなこと言うTemple(言うてる/言う寺/詩)?
    ゲンロン?フィクション?ノンフィクション?
    大好きです.

  • エッセイなのか、小説なのか、ショートショートなのか分類不能
    原稿を受け取りに来る編集者と原稿ができていない作家さんというシチュエーションが大きな枠組の設定なんだろうけどね

    「あー、これはあの小説の事だな」とか「これは変問自在のことか」とか「作家辞める宣言の答えの答えかな?」とか自分の著作のセルフパロディみたいな面もあって
    元ネタがわかるとちょっと嬉しい

    森博嗣のちょっと変わった視点の会話が好きな人ならいいとおもう

  • 森作品をそれなりに読んでいて、もう引退するらしいと知っているような人にとっては、それなりに面白い本かもしれない。
    突然この本を読んでも、途中でやめてしまいそう。

    人目で森作品と分かる文体、クスリとくる話題、森ファンとしては十分満足。
    たまに考えさせられる内容が唐突に出てくるのも、また森作品らしい。

全44件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×