変愛小説集 (講談社文庫)

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制作 : 岸本 佐知子 
  • 講談社 (2014年10月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779074

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変愛小説集 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 『変』愛なので、奇想の要素がやや多い。でも色々と違った味わいで面白かったです。対象が変だっただけで、ストレートな純愛の話『五月』は好もしい印象。読んで単純に面白かった『まる呑み』。『最後の夜』『ブルー・ヨーデル』はそれぞれ、なぜウォルターはマリトにそれをしなければならなかったのか、クレアは本当にその中にいるのか、重要な点が明かされないままで終わる不穏さがよい。トリがジュディ・バドニッツというのがまたもう。変でイヤでムズムズして読み終わりました。

  • 恋愛は無理だけど、これなら自信があります。。。
    祝文庫化!

    単行本時の収録作
    「五月」アリ・スミス
    「僕らが天王星に着くころ」レイ・ヴクサヴィッチ
    「セーター」レイ・ヴクサヴィッチ
    「まる呑み」ジュリア・スラヴィン
    「最後の夜」ジェームズ・ソルター
    「お母さん攻略法」イアン・フレイジャー
    「リアル・ドール」A.M.ホームズ
    「獣」モーリーン・F.マクヒュー
    「ブルー・ヨーデル」スコット・スナイダー
    「柿右衛門の器」ニコルソン・ベイカー
    「母たちの島」ジュディ・バドニッツ

    講談社のPR(版元ドットコム)
    http://www.hanmoto.com/jpokinkan/bd/9784062779074.html
    (単行本)
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?code=214544

  • 現代英文学の変な愛にまつわるアンソロジー。

    ○五月 アリ・スミス

    木に恋をする話。
    原文では一人目の話者も、二人目の話者も性別が不明らしい。(俺は、初読のときにふつうにレズカップルの話だと思った)
    ラストがぐっとくる。

    ○僕らが天王星に着くころ レイ・ヴクサヴィッチ
    ある意味シンプルな構造。
    奇病もの(そんなラベルはないか?)の王道。


    ○セーター レイ・ヴクサヴィッチ

    これはよくわからなかった。
    恋人が編んでくれたセーターが着られないというだけの話。
    オチがループ落ちというか。

    ○まる呑み ジュリア・スラヴィン

    人妻が若い男を呑み込んでしまい、奇妙な同居(?)生活を送る話。
    訳文と設定のせいなのか、舞城っぽいなと。

    ○最後の夜 ジェームズ・ソルター

    妻を安楽死(?)させようとするも失敗して愛人との関係がバレる……。
    苦い読後感。

    ○お母さん攻略法 イアン・フレイジャー

    恋愛ハウツー本の文体模写。
    いちばんタネが割れていて、興奮出来なかった。

    ○リアル・ドール A・M・ホームズ

    妹のバービー人形と交際するものの……。
    人形遊びのグロテスクさについての話。

    ○獣 モーリーン・F・マクヒュー

    これはよくわからなかった。
    文章は面白かったけど。

    ○ブルー・ヨーデル スコット・スナイダー

    飛行船に乗っているはずの昔の恋人を追いかける男の話。
    妄想に取り付かれいるっぽい語り。
    ブルー・ヨーデルはこの男だ。

    ○柿右衛門の器 ニコルソン・ベイカー

    大伯母さんを器にしてしまう話。
    なのだが、わかりやす過ぎた。

    ○母たちの島 ジュディ・バドニッツ

    戦争で敵国の血が混じった子どもを産んでしまった女たちの島。
    そこに外人の男が漂着して、オチがつく。
    いちばんぐっときたかも知れない。
    愛がテーマのアンソロジーの締めに相応しい作品。

  • あまり、楽しい本だとは思わない。
    しかし、魅かれるところがある。

  • 「最後の夜」「リアル・ドール」「柿右衛門の器」が好きだった。あとがきにもあるように、リアル・ドールの妹が良い味を出している。

  • 倒錯で盲信でどうしようもなく変なのだけれど、恋と変わりはないみたい。

  • とてもどきどきした。知らなかった世界を見た。

  • カラス好きの人って結構いるのね

  • 僕らが天王星につくころ、リアル・ドール、まる飲みはかなり好き

  • 『五月』『僕らが天王星に着くころ』『母たちの島』

  • 「まる飲み」が一番好き。好きな人を丸呑みにして腹の中で飼うという発想がすごい。確かに自分という箱の中に閉じ込めてしまえば、いずれ終わる関係への恐怖に怯えなくていいのかもしれない。
    「”変愛”小説集」というだけあって強烈な話が多い。

  • 五月のあの朝、わたしはどうしようもなく恋に落ちてしまった――。木に片思いをしたり、バービー人形と真剣交際したり。変な愛はこんなにも純粋で狂おしい。数多くの熱心な読者を持つ訳者が選び抜いた、奇想天外で切実な想いのつまった11篇。ありふれた恋愛小説とは一味も二味もちがう、「究極の愛」の姿。

  • 選ぶなら最初の「五月」(アリ・スミス)が一番好きだ。A・M・ホームズ「リアル・ドール」面白かった。ニコルソン・ベイカー「柿右衛門の器」も好き。

  • だって知ってた?あの人の髪、プラスチックなのよ。頭と髪の毛が一体になってるの。そんな人と付き合うなんて、もうぜんぜん無理だし。

    ー「リアル・ドール」p.129より

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“コンクラーベ”で登場。
    http://harajukubookcafe.com/archives/762

    青山ブックセンター 佐々木貴江さんが横山めぐみさんにプレゼンした1冊。
    『横山さんがお人形のBlytheを集めるのが好きだということをお聞きし、お人形が出てくる小説を選びました。』(青山ブックセンター 佐々木貴江さん)

    見事、横山めぐみさんの今読みたい本に選ばれました!


    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  • アリ・スミス「五月」★★★
    レイ・ヴクサヴィッチ「僕らが天王星に着くころ」★★★
    レイ・ヴクサヴィッチ「セーター」★★★★
    ジュリア・スラヴィン「まる呑み」★★★
    ジェームズ・ソルター「最後の夜」★★
    イアン・フレイジャー「お母さん攻略法」★★
    A・M・ホームズ「リアル・ドール」★★★★
    モーリーン・F・マクヒュー「獣」★★
    スコット・スナイダー「ブルー・ヨーデル」★
    ニコルソン・ベイカー「柿右衛門の器」★★★
    ジュディ・バドニッツ「母たちの島」★★★★

  • レイ・ヴクサヴィッチは既読であった。
    リアル・ドール、アブネー。

  • 『五月』と『ブルー・ヨーデル』と『僕らが天王星に着くころ』がお気に入り。レイ・ヴクサヴィッチとニコルソン・ベイカーとジュディ・バドニッツは前々からチェックしてたけど、ノーマークだったアリ・スミスとスコット・スナイダーの他の作品も読んでみたくなった。

  • 色んな作家の個性的な『変愛小説』を楽しめた。岸本さんの訳が、おそらく簡潔でリズミカルで美しいのもある。どの物語も長すぎず、短すぎず、でも起伏と工夫があって、楽しい。こんな変な外国文学、作家をもっと知りたい。

  • その名の通り、ちょっとヘンな愛の話を集めた本。狂おしいほど木に恋してしまった話と、体がなぜか宇宙服になっていってしまう病気に侵されたカップルの話が特に好きだと思った。
    ちょっと変わっていても、あれも愛これも愛。

  • いっぷう変わった恋愛(=変愛)小説を集めたアンソロジー。先頃、『日本編』が刊行されたが、こちらは翻訳もの。
    登場人物が恋する相手は人間とは限らない。木やバービー人形も有り得る。また、描かれている愛も、狭義の恋愛ではなくもっと広汎な愛だ。ただ、共通しているのは、歪んでいたり、おかしかったり、兎に角『変わっている』こと。

    コンセプトがコンセプトなだけにユニークな短編が多い。
    『リアル・ドール』は相手がバービー人形(!)であることを除けば、なかなかヤバそうな女の子に手を出してしまった感がある……バービーだけどw
    『柿右衛門の器』は怪奇小説系のアンソロジーに収録されていてもおかしくないホラー小説としても読める、ざわざわと落ち着かない雰囲気に満ちた小品。
    少し前に東京創元社から単行本が出たレイ・ヴクサヴィッチは『僕らが天王星に着くころ』『セーター』の2本を収録。これを読んで気になった読者は単行本を買って損は無い。

    全体的な傾向としては、収録作の中でも短めの作品の方が面白かった。

  • 変。変。変。自分の想像の枠をはるかに超えた、変愛ぶりのオンパレードでした。下品な表現も多く、あまり好きになれませんでした。。

  • 恋をしすぎて変になるのではない、初めっから変な恋し方をしてるのである。いいなぁ、うっそりするなぁ。
    「母たちの島」をジブリ絵で想像するの推奨。うふふー、あくしゅみー。

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変愛小説集 (講談社文庫)の作品紹介

「愛」をつきつめていくと「変」になる。木に恋をしたり、バービー人形と真剣交際したり。奇想天外で切ない思いがつまった11篇。

変愛小説集 (講談社文庫)の単行本

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