暗殺 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779135

作品紹介・あらすじ

雪の桜田門外が鮮血で染まる。大老井伊直弼の急死で外交の行方は。藤之助を乗せた交易船団はインド洋で、英国も手を焼く海賊退治へ!

感想・レビュー・書評

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  • 雪の桜田門外。大老井伊直弼の駕籠が浪士団に急襲された。一部始終を目撃した藤之助の一の家臣光忠は、現場に気になる男を見つける。幕政を独裁した大老の死は、東方交易の行く手にどう関わるのか。藤之助と玲奈はインド洋で決戦に臨む。相手は英国も手を焼く海賊団! 時代が動く第二十一巻。〈文庫書下ろし〉

  • 2015.03.03.読了

    前を読んでからあまりに時間が経っていて
    どういう話の展開だったか思い出せずに読み始めた。

    暗殺は井伊直弼。

    藤之助たちはペナンの当たり。

    全巻揃ってからもう一度読めばもっと面白く感じるかも。

  • シリーズ第21巻目(…全部本棚に登録するのは大変だから、今のところ読み終わってる最後の巻を登録)

    これだけ冊数があるわりに、
    どんどん読めちゃいました。
    エンターテイメントとして最適♪

    信州の伊那谷で生まれ育った主人公の若者が、
    幕末の江戸に出てきて、
    使命と旅と刺客と決闘と恋、
    勝海舟や坂本龍馬など歴史上の人物も絡んで、
    老中の懐刀となって任務で海を渡って大活躍…なんて、
    「三銃士」のダルタニャンを思わせるな~と
    思いながら読んでいたのだが、
    だんだんそういうかんじではなくなってきた。

    とにかく主人公の藤之助が強くて感じ良くて、
    田舎出身の朴訥とした大らかさを残しつつ、
    色々な人と接しても嫌みなく如才なく気に入られ、
    逆に任務上や剣客としての敵は多いから
    しょっちゅう襲われ、
    あげくのはては財力と能力を兼ね備えた
    気の強いハーフの美女に惚れられて結婚し
    貿易船団の長になってしまうという、
    なんともあれこれ詰め込んだ物語。

    主人公の藤之助は大らかで気持ちが良い人物だけど、
    妻となるレイナは、
    美人で金持ちで馬や舟を乗りこなし、
    外国語もできて射撃も上手だけど
    なんとなくタカピーで人を振り回して自由奔放で、
    どうも鼻につくなぁ~、
    持たざる女のヒガミかしら、と思っていたら、
    主人もレイナがウザイと言っていたので
    ヒガミだけではないみたい(笑)

    とにかく主人公や妻が
    信州・江戸・横浜・伊豆下田・長崎・京都・
    上海~長江遡上・香港・バタビア・マラッカなど
    旅をしまくるおかげで、
    Google地図などを見ながら読むのも楽しい(#^^#)

    この巻で井伊大老が桜田門外で暗殺され、
    時代はますます混迷の幕末まっただ中へ。
    この先アメリカとかにも行くのかな~とか、
    後の明治をどう生きるのかな~とか気になります。
    半年に1冊ペースで刊行されているみたいだから、
    今まで読んだ所を忘れないようにして、
    楽しみに次巻を待ちます。

  • おおう。能勢くんだー!
    彼が実際にどれだけ成長したかは、次以降かな

  • 第二一弾
    遂に桜田門外の変、その時藤之助は天竺へ
    そしてインド洋での海賊退治
    そしてイギリスへ渡っていた昔の仲間能勢との再会
    今後はどうにでもなりそう

  • 2014年9月刊。21巻め。ほぼ半分を桜田門外の変で費やしてあったのが、冗長。さっさとサムライトウノスケの話を進めて欲しかった。

  • 意外な場所で能勢さん登場。

  • このシリーズもだいぶ進んできた感があるが、今回はタイトルどおり井伊直弼の暗殺が背景事象として大きい。というか、そのあたりの事情を書くことが中心になってきたのか、チャンバラや海戦など絵になりそうなシーンがあっさり目になっている。歴史の流れの先にあるトウノスケの進むべき道は何か、この辺を描くことに作者の興味が行っているようだ。段々物足りなくなってきた・・

  • トウノスケのなすことは全てうまくいく
    出木杉物語ですが、爽快感があります
    井伊大老が暗殺されました
    急きょ、本人のトウノスケへの想いなどが
    あらわされていますが・・・

  • 135

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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