零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779371

作品紹介・あらすじ

兄妹になった零崎人識と無桐伊織は、人類最強の請負人・哀川潤を勝算を持って襲撃した結果、彼女の『仕事』に巻き込まれる羽目に!

感想・レビュー・書評

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  • 零崎シリーズ4冊一気読み。4冊の中では単体で楽しめる小説なのだが、戯言使いシリーズのなかでのネタバレがいくつかある。とはいえ、死んだはずの登場人物の前日譚みたいなものが、零崎シリーズで、時系列ぐっちゃぐちゃなので、全巻揃えて纏めて読まないと訳が分からない。

  • 闇口崩子ちゃんと伊織ちゃんの回。

  • 知ってました?戯れ言シリーズの続編が2月に出ますよ。まさかまたあの分類不可能な作品が復活する日がくると誰が予想したか。
    読み進めなくてはならなかった人間関係シリーズ、相変わらずの安定感。新作でも哀さんが出るようなので、少しずつ予習と、そして改めての面白さの再確認を。

  • 無桐伊織<零崎舞織>との関係は――兄妹――

    関係継続

  • 色々なタイプの家族のお話。
    血が繋がってなかったり、無視していたり関係性も色々だけど、それでも家族っていいものだなと。

    潤さんが出てくると安心感と安定感が半端ない。
    ハッピーエンドで終らせて、人類最強の請負人の名は伊達じゃない。
    ちょっと強すぎる潤さんの対抗策として真心が出てきたりってのもまた面白い。

    なお継続中の伊織ちゃんとの関係性や、新たに生まれた?零崎一族だったり、まだまだ続いていきそうな感じがたまらない。

    描き下ろしのイラストも嬉しい一冊。

  • サクサク読もうの巻。
    西尾維新の好きなところと言えば物語に軸をおいて、対比の構造なんかを駆使しつつキャラクターをたてかつ主題を解決するところ。「家族」を軸に「零崎と闇口の対比」をみせつつ「崩子の成長」という主題を解決すると。対比も「人識と砥石」とか「赤と橙」とか色んな比較を使うのはうまいなぁと。数学的なものを感じる。
    掛け合いはこういう堅めの主軸主題をおちゃらかすためなのかなぁ。よりラノベっぽいというか、ちょいイタめに感じたかな。

  • 否定された人生の背比べ 開けた襖は閉じられない 勝ち続ける敗北の空しさと 負け続ける勝利の華やかさ 死を食らい尽くすがごとく 神に尽くし尽くし ささやかな狂いを捧げ注ぎ 萌え出ずる崩落は平等に 誰にも等しく舞い降りる

  • やっぱり戯言シリーズ好きだなぁと感じた一冊。
    という潤さんと伊織ちゃんが好きなんだなぁ。
    そして、人識と伊織ちゃんのやり取り、潤さん交えての漫才がいい!
    畳み掛けるようにテンポがいい。

    ストーリーは全体的に家族愛がテーマ。
    ちょっと臭いかな?

  • 結晶皇帝の「崩子は、こうして立派に生きておるし、萌太もまた、崩子の内で、立派に生きておるではないか」っていう台詞、これずるいよなー。定番だけどずるいよ。悪の権化みたいな人物がこういうことさらりと言っちゃうの。結局彼らは濡衣の「停止させた」という言葉故に崩子を亡き者と扱っていただけであった、というオチは拍子抜けではあるが、良いものを見た感じがする。

    アトガキで言われなくとも戯言の打ち上げ会場である。まさかの人類最終まで出てくるとは。こいつ何しに出てきたんだろう?って、家族物語に入り込めなさそうな死色の真紅にとっての「家族」ってことだったのかな。これが時間軸的に最終作ということは、人識のこの後については描かれていないわけで、それがどうにも気がかりである。

  • 再読。冒頭の零崎兄妹のノリノリっぷりが面白い。潤さんが大活躍。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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