朝鮮戦争(上) 血流の山河 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779692

作品紹介・あらすじ

一九五〇年六月、北朝鮮軍の韓国奇襲で火蓋を切った朝鮮戦争。それは、共産主義圏拡大を目論むソ連・中国と、米国をはじめとする資本主義陣営による、世界最大規模の代理戦争でもあった。半島全土が血塗られた三年間の激闘、そして超大国の非情なまでの思惑を、膨大な史料から描いた傑作戦記。文庫書下ろし

感想・レビュー・書評

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  • 朝鮮戦争の戦記物。事実を下に、小説になっています。

    「面白いのかな?」と思い読み始めたのですが、意外や意外、面白くてどんどん読み進んでしまいます。

    朝鮮戦争については、ちろっとは知識はありますが、その戦いの細かいことまではしりませんでした。中々面白いです。

  • スターリンはヤルタ密約で日本無条件降伏・国家解体後、千島列島、北海道を得ることを約束されていたのに、参戦前に原爆投下で(ソ連不参加)ポツダム宣言受諾表明されたのち、火事場泥棒的に9月5日までに朝鮮半島38度線までを占領し、その後フェイク金日成中心体制を築いたが、南部侵入は原爆盗用完成、毛中国建国の’49年まで望めなかった/アメリカは核独占におごり、通常戦力の軍縮時代を迎え偽棟梁李承晩の軍政拒否に手を焼き(暗殺すればよかったのに)北部「共和国」建国に直後に朝鮮南部の独立を許し自衛力の育成を長期の課題とした

  • 一九五〇年六月、北朝鮮軍の韓国奇襲で火蓋を切った朝鮮戦争。それは、共産主義圏拡大を目論むソ連・中国と、米国をはじめとする資本主義陣営による、世界最大規模の代理戦争でもあった。半島全土が血塗られた三年間の激闘、そして超大国の非情なまでの思惑を、膨大な史料から描いた傑作戦記。〈文庫書下ろし〉

  • 政治・軍部の首脳陣から兵士・民間人まで戦争に関わった多くの人の視点で描かれています。戦況毎に地図が準備されているのもいいですね。

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著者プロフィール

1944年北海道生まれ。金沢大学法文学部卒業。94年『士魂の海――桑名藩戊辰外記』でデビュー。著書に『天命――朝敵となるも誠を捨てず』(講談社)、『隗より始めよ――小説・郭隗伝』、『擾乱1900――混沌の大陸に生きた日本人三兄弟の夢』、『太公望――殷王朝を倒した周の名軍師』、『呂蒙――関羽を討ち取った、知勇兼備の名将』、『河合継之助――信念を貫いた幕末の俊英』、『宝永・富士大噴火』、『江戸の残照――二人三郎奮闘始末』、『小説 王陽明』(上下)、『中国おもしろ英傑伝』などがある。

「2014年 『朝鮮戦争(下) 慟哭の曠野』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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