探偵の探偵 (講談社文庫)

  • 1396人登録
  • 3.48評価
    • (58)
    • (174)
    • (212)
    • (40)
    • (7)
  • 174レビュー
著者 : 松岡圭祐
  • 講談社 (2014年11月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779845

探偵の探偵 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • とりあえず次も読んでみようかな。思ってたよりもグロかった。でも、発想の転換の枠が広がりそう。勉強になった。

  • シリーズ第1弾。余り期待せずにシリーズ全4作をまとめ買いし、読み始めたのだが、非常に面白かった。

    何よりも、探偵のすべてを知りたいが探偵にはなりたくない、という主人公・紗崎玲奈の人物設定が面白い。また、驚くほど過激な玲奈の活劇シーンには驚いた。まるで、あの傑作『ミレニアム』のリスベット・サランデルを彷彿とさせる。

  • 世の中にどれほどの数の探偵がいるのだろう?
    関わったこともなければ、これから先関わる予定もない。
    だからこそ、小説やドラマに登場する探偵のイメージ通りではないにしても、あまりダーティーなイメージはない。
    執拗なストーカーによって妹を無残に殺された過去を持つ主人公・紗崎玲奈。
    ストーカーの影に脅え、家族と離れて暮さなければならないほどに追い詰められていたのに結局殺害されてしまった妹・咲良。
    なぜストーカーは妹の居場所がわかったのか。
    なぜ誰にも邪魔されることなく妹は連れ去られたのか。
    答えは犯人が残した所持品の中にあった。
    記名のない妹に関する調査報告書。
    どこの誰ともわからない探偵がストーカーにわざわざ妹の居場所を知らせ、その生活パターンを知らせていたのだ。
    そして悪徳な探偵を探偵する「探偵の探偵」がうまれた。
    探偵にとって目立つ外見はマイナス要素にしかならない。
    だが、玲奈はそこにいるだけで存在感を示してしまうような外見をしている。
    読み進むにつれ、探偵のイメージはどんどん変化していった。
    玲奈にとって「悪徳な探偵」を潰すことが目的なのか。
    それとも、「探偵」という人種に復讐したいだけなのか。
    妹・咲良の調査をした探偵を見つけたいという思いは当然あるだろう。
    けれど、冷たい殻に覆われたような玲奈の姿は痛々しい。
    物語の最後、ほんの少しだけれど玲奈に変化があったように見えてホッとした。

  •  対探偵課の探偵として悪徳探偵業者と戦う女性探偵・紗崎玲奈の活躍を描くシリーズ1作目。

     ミステリーの私立探偵は警察と共に殺人事件を解決するヒーローですが、この小説はそうした探偵小説に対してのアンチ探偵小説であるような気がします。

     人のプライバシーを探り出し盗聴など多少の法律違反も辞さない姿勢を強調したり、そして悪徳探偵業者や暴力団とのつながりを描くなど探偵の闇の面が描かれます。

     玲奈がそうした探偵に敵意を抱いた過去もとても凄惨です。実際にも同じような事件が過去起こったことがありますが、そこも結局は探偵業者の自浄作用に期待するしかないのが実情なのでしょうか。

     展開はミステリというよりもかなりのハードボイルド。玲奈の助手となる琴葉も含めかなりボコボコにされます。「万能鑑定士Q」シリーズや『ミッキーマウスの憂鬱』から松岡作品に入った人はかなりびっくりしそう。

     全体的に寂寥感を感じるところが多い作品です。暗い情念を抱えた玲奈をこれからどこに向かわせるのか、が今後のシリーズのポイントになるのかな、と思います。

  • Qシリーズを読むときの気分で、この本を読み始めたらびっくりしました。Qシリーズは人の死なないミステリということで、どこかほのぼのしていましたが、この話は残酷なシーンの多いこと!岬美由紀シリーズを思い出しました。
    もちろん続編も読みますが、紗崎があまり怪我をしていませんようにと祈るばかりです。

  • 先にドラマを観ていたので内容は知っていたが楽しめた。 ちゃんと著者らしさ(雑学だったり、優秀な女性主人公だったり)がありつつも、良い意味でよくあるハードボイルド小説っぽい味付けがされている。 千里眼シリーズほどぶっ飛んだ感じでもなく、なかなかよい位置づけの作品だと思う。原作を読んで思ったのは上手いこと映像化されたなぁと。 イメージしやすい文章ってのが大きいんでしょうね。

  • 妹の死がかなり残酷だし、琴葉が瀕死の重傷を負う場面もグロかった。4巻まで借りたので読んでみようと思う。

  • ドラマが面白かったので原作をば。

    悪徳探偵を取り締まる“対探偵課”所属の探偵、紗崎玲奈が主人公。
    妹をストーカーに殺された過去を持つ彼女は、ストーカーに妹の居場所を教えた探偵に復讐したいと願っている。

    ドラマのキャスティングはかなりマッチしていたのではないか。
    三浦貴大だけはちょっとイメージが違う気もするが。

    登場人物がみんなおかしい話。
    唯一、琴葉がまともか、今のところは。
    アクションシーンも、あんなに嗜虐的に描く必要はあるのかと思う。
    その辺、誉田作品よりも激しい。

  • 20170526 テンポよく読めた。結局玲奈の目的は達成されず、続編を読もうと思う。

  • 松岡氏独特の描写が見られる。

    主人公の女性が強いのはパターンなのだろうか。

    続編があると言うことなので、気になる話ではある。
    まだまだ、明らかになってないポイントもあるので、その辺はおいおい分かってくるのだろう。

全174件中 1 - 10件を表示

松岡圭祐の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

探偵の探偵 (講談社文庫)に関連するまとめ

探偵の探偵 (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

探偵の探偵 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

探偵の探偵 (講談社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

探偵の探偵 (講談社文庫)の作品紹介

調査会社スマ・リサーチが併設する探偵学校スマPIスクールに、笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という玲奈、なぜ彼女は探偵学校に入校したのか? スマ・リサーチの社長・須磨康臣は、彼女の驚くべき過去をつきとめる。須磨は玲奈の希望を鑑み「対探偵課」を設けた。紗崎玲奈はひとり、悪徳探偵を追う“対探偵課探偵”となった。

探偵の探偵 (講談社文庫)のKindle版

ツイートする