探偵の探偵 (講談社文庫)

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著者 : 松岡圭祐
  • 講談社 (2014年11月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062779845

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探偵の探偵 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • とりあえず次も読んでみようかな。思ってたよりもグロかった。でも、発想の転換の枠が広がりそう。勉強になった。

  • シリーズ第1弾。余り期待せずにシリーズ全4作をまとめ買いし、読み始めたのだが、非常に面白かった。

    何よりも、探偵のすべてを知りたいが探偵にはなりたくない、という主人公・紗崎玲奈の人物設定が面白い。また、驚くほど過激な玲奈の活劇シーンには驚いた。まるで、あの傑作『ミレニアム』のリスベット・サランデルを彷彿とさせる。

  • 世の中にどれほどの数の探偵がいるのだろう?
    関わったこともなければ、これから先関わる予定もない。
    だからこそ、小説やドラマに登場する探偵のイメージ通りではないにしても、あまりダーティーなイメージはない。
    執拗なストーカーによって妹を無残に殺された過去を持つ主人公・紗崎玲奈。
    ストーカーの影に脅え、家族と離れて暮さなければならないほどに追い詰められていたのに結局殺害されてしまった妹・咲良。
    なぜストーカーは妹の居場所がわかったのか。
    なぜ誰にも邪魔されることなく妹は連れ去られたのか。
    答えは犯人が残した所持品の中にあった。
    記名のない妹に関する調査報告書。
    どこの誰ともわからない探偵がストーカーにわざわざ妹の居場所を知らせ、その生活パターンを知らせていたのだ。
    そして悪徳な探偵を探偵する「探偵の探偵」がうまれた。
    探偵にとって目立つ外見はマイナス要素にしかならない。
    だが、玲奈はそこにいるだけで存在感を示してしまうような外見をしている。
    読み進むにつれ、探偵のイメージはどんどん変化していった。
    玲奈にとって「悪徳な探偵」を潰すことが目的なのか。
    それとも、「探偵」という人種に復讐したいだけなのか。
    妹・咲良の調査をした探偵を見つけたいという思いは当然あるだろう。
    けれど、冷たい殻に覆われたような玲奈の姿は痛々しい。
    物語の最後、ほんの少しだけれど玲奈に変化があったように見えてホッとした。

  •  対探偵課の探偵として悪徳探偵業者と戦う女性探偵・紗崎玲奈の活躍を描くシリーズ1作目。

     ミステリーの私立探偵は警察と共に殺人事件を解決するヒーローですが、この小説はそうした探偵小説に対してのアンチ探偵小説であるような気がします。

     人のプライバシーを探り出し盗聴など多少の法律違反も辞さない姿勢を強調したり、そして悪徳探偵業者や暴力団とのつながりを描くなど探偵の闇の面が描かれます。

     玲奈がそうした探偵に敵意を抱いた過去もとても凄惨です。実際にも同じような事件が過去起こったことがありますが、そこも結局は探偵業者の自浄作用に期待するしかないのが実情なのでしょうか。

     展開はミステリというよりもかなりのハードボイルド。玲奈の助手となる琴葉も含めかなりボコボコにされます。「万能鑑定士Q」シリーズや『ミッキーマウスの憂鬱』から松岡作品に入った人はかなりびっくりしそう。

     全体的に寂寥感を感じるところが多い作品です。暗い情念を抱えた玲奈をこれからどこに向かわせるのか、が今後のシリーズのポイントになるのかな、と思います。

  • ちょっと変わった探偵小説です。
    主人公は妹がストーカーに殺されて、そのストーカーに妹の居場所の情報を与えた探偵を「死神」と呼んで、その「死神」を探すために探偵になったという、少し変わった動機で探偵になりました。
    主人公は悪徳探偵を懲らしめながら死神の正体についての情報を手にいれて、死神を追い続けています。悪徳探偵を追い詰める方法が斬新であることや、ストーリー展開が丁度良い速さで進むので、探偵小説好きで一味違ったものを読みたい方にはオススメです。(meirin)

    蔵書なし

  • ドラマが面白かったので原作をば。

    悪徳探偵を取り締まる“対探偵課”所属の探偵、紗崎玲奈が主人公。
    妹をストーカーに殺された過去を持つ彼女は、ストーカーに妹の居場所を教えた探偵に復讐したいと願っている。

    ドラマのキャスティングはかなりマッチしていたのではないか。
    三浦貴大だけはちょっとイメージが違う気もするが。

    登場人物がみんなおかしい話。
    唯一、琴葉がまともか、今のところは。
    アクションシーンも、あんなに嗜虐的に描く必要はあるのかと思う。
    その辺、誉田作品よりも激しい。

  • 20170526 テンポよく読めた。結局玲奈の目的は達成されず、続編を読もうと思う。

  • 松岡氏独特の描写が見られる。

    主人公の女性が強いのはパターンなのだろうか。

    続編があると言うことなので、気になる話ではある。
    まだまだ、明らかになってないポイントもあるので、その辺はおいおい分かってくるのだろう。

  • 壮絶です。そしてとことん追い続ける理由がある。
    何しろ探偵vs探偵だから一筋縄ではいきません。
    いろんな探偵の技や内情も盛り込みつつ戦闘シーンもありで夢中になります。

  • 不正を働く探偵を追う対探偵課所属の紗崎玲奈が活躍するシリーズ1作目。
    何故、探偵を憎むのか?の背景を充実させたプロローグ的内容ながらも、
    阿比留との対決を軸に描かれる内容は、読者を引き付けるには十分。
    今後の展開も楽しみなシリーズの誕生と言える。

  • なかなかの血生臭さ。 バイオレンスの激しいあたり、ミレニアムが頭にチラつきながら読んだ。主人公に思い浮かんだのは中島美嘉。 黒い革ジャンに身を包んだクールで端正な姿が思い浮かぶ。すごいな、日本の探偵物でここまで激しいのを想像してなかったので、驚いてる。

  • ドラマが面白いと話題だったので読んでみた。
    これは中2病系というか高校生ぐらいの読む小説?
    探偵を探偵するのにピリッとした捜査描写が少なくて都合よく進む。主役は豪胆なのかと思ったらすぐ泣いたり、後輩に気を許すのも早いしキャラがあやふや。
    とりあえず2巻は読んでみて3巻以降どうするか決めよう

  • ひたすらぼこぼこにされる可憐な少女。
    ドラマ観てないけど興味あったので読んでみることに。続きがいっぱいあるようなので気が向いたら読もうと思う。

    探偵ってこんな職業なのか。フィクションなのか、リアルなのか。個人情報なんてあっという間に調べあげられるものなんだな、と恐怖。

  • 満を持して探偵の探偵シリーズに突入。表紙イラスト以外まったく何の予備知識もなく読み始めたが、イメージよりも暴力的で動きの多い作品でした。そこに筆者特有の薀蓄活用が入り込んでいる。一気に最後まで行こうと思う。

  • 探偵の手法の蘊蓄は面白いけど、そんなに書いて大丈夫なのかなぁ。実際は違う部分もあるのかなぁと思いながらも引き込まれた。
    ドラマも攻めていたけど、暴力シーンはかなり痛々しい(>_<) 女性が闘っているからかなぁ。傷が残ったりしないか心配になってしまう。
    ヒロインの孤独、哀しみが読んでいて辛い。琴葉の存在が救いになっていくが、ラストは疎外感があって可哀想になる。
    ドラマを先に見てるけど、この本ではまだ存在感が薄い他の登場人物が、次巻以降活躍するなら楽しみだ。

  • なかなかハードボイルドでした。
    ドラマで話題になっててドラマみそこねたので、原作を。。。と思いつつかなり時間たっちゃった。

    続きも楽しみにします。

    それにしても妹の件はなかなかエグい。そりゃ歪みますよ色々と。

    2016.8.28

  • 「万能鑑定士Q」シリーズの完結編を読むために、少し前にコラボしたこのシリーズも読んでみることに…松岡圭祐と言えば、最近は「万能鑑定士Q」や「特等添乗員α」しか読んでなかったので、久しぶりに重量感のある作品を読んだ気がした。悪徳探偵と対峙する孤高のヒロイン・玲奈の活躍は、「千里眼」の岬美由紀を彷彿させた。まだ謎の残る玲奈だが、今後、どのように変わっていくのか、残りの3作品も楽しみ。

  • ドラマとなったので、内容が気になり、読んだ作品。探偵ものとしては、万能鑑定士シリーズがあるが、そちらとは一線を画しているて、推理力と、内容を突き止めるまでの精密な地力は似通るものがあった。玲奈は新体操をやっていたこともあり、身のこなしの良さは探偵捜査において、役立つと感じる。玲奈が探偵学校に入学した思い、須磨が突き止めた玲奈の過去から見えてきたもの、玲奈のアクションシーンからも軽く読めるのかと思ったが、重めなものあり、ハードボイルドもあり、楽しめる。探偵を追う探偵として玲奈はどうなるのか、次巻も楽しみ。

  • ドラマを見ていたので、復習として。
    それぞれキャストを思い浮かべながら。
    セリフや流れがドラマとほぼ一緒だったので、違和感なくあっという間に読めました。
    ドラマ後半の事件が面白かったので、続編も読もうかな。

  • ドラマが先です。ドラマが思ったよりも出来が良いことに気付きました。
    北川景子の線が細くて危うげなわりに、ハードなアクションがドラマでは目を引きましたが、原作を読みながらドラマの内容が思い浮かぶので、かなり原作通りに作られたことがわかります。
    あれだけ派手に痛めつけておきながら、これで死んでいないのかと思うと、女の力では限界があるのか、死なない程度に痛めつけるのが得意なのか。確かに死なない程度に痛めつけられて加減がわかっているという描写は出てきますが、意外に死なないものだなと思ってしまいました。いや、もちろん小説であることは重々承知の上ですが。
    知恵と機転を駆使して切り抜ける主人公に肩入れしますが、現実には実際ここまでの知識と機転を持った探偵はなかなかいないだろうと思われます。

  • 千里眼シリーズから入った私としては、いかにも松岡圭祐だなぁという印象。
    かっこいい女性が活躍。
    でも最初っから全てが完璧じゃなくて、弱くて脆い部分があり。
    シリーズ物なのでこれからの成長も見てて楽しいんだろうなって作品でした。

    あっさりで読みやすく、ザクザク進むのでちょっとしたときにオススメ。



    @手持ち本

  • ドラマ見終わってから読み始め。
    ドラマだと関係が複雑でわからなくなった、阿比留編。活字だと入ってきますね。
    琴葉はやっぱり琴葉。

  • 面白かった!

    新しい探偵の姿、新しい探偵小説の登場!って感じ。
    事件も解決しないし、対探偵課っていうのも斬新。

    主人公の玲奈、めちゃくちゃタフ、めちゃくちゃクール。
    何度も何度も、これ、死んでもおかしくないよね?って危険にさらされるのに死なない。不死身!ターゲットに執念を燃やすチカラも半端ない。
    もう、強い、全てにおいて強い!

    ドラマは観ていなかったけれど本文の玲奈の描写から、北川景子さんはピッタリだったのではないかと思う。

    読み終えた今、探偵の探偵はすっかりお気に入りのシリーズになった。

  • おもしろい!すごくおもしろい。ついつい夜更かしして読んでしまいました。明日早いのに。それくらい魅力的な作品です。

  • ああ。。と言われるかもしれませんが言われるだろうけれど北川景子さんが嫌いではないんです。そんな彼女が助演しているドラマ『探偵の探偵』の原作を今日は読み終わった。単行本では表紙に飯田川景子さんのイメージは表紙に使われてはいなかったのだろうが、文庫本の表紙では彼女ががっつりフィーチャーされてしまっている。彼女が嫌いではない僕から考えてもドラマの原作だからといって表紙に北川景子さんを使うのあまりに安易だなあと思う次第だが、マーケティングと言う観点で考えると色々あるので、まあそのような懸念は小説の中身に関係がないのでどうでもいい。小説自体は確かにドラマの原作として脚本化しやすいだろうとは容易に想像できる。だからいい小説家というとそれも??だ。確かにドラマティックで気を引く展開だがちょっと設定に無理がある感じがした。小説を書くだけで生計を立てるのは本当に大変だろうから何も言えないが、時間を掛けて練られた小説とは感じられないというのが読後の正直な感想だ。設定に無理がありすぎる、残念ながら。残念だから別なシリーズを読んでみようかと思う。『万能鑑定士Q』くらいがいいかな。

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探偵の探偵 (講談社文庫)の作品紹介

調査会社スマ・リサーチが併設する探偵学校スマPIスクールに、笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という玲奈、なぜ彼女は探偵学校に入校したのか? スマ・リサーチの社長・須磨康臣は、彼女の驚くべき過去をつきとめる。須磨は玲奈の希望を鑑み「対探偵課」を設けた。紗崎玲奈はひとり、悪徳探偵を追う“対探偵課探偵”となった。

探偵の探偵 (講談社文庫)のKindle版

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