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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062812535
作品紹介・あらすじ
「9年に及ぶ難行苦行」の末、ついに完訳! 「ビアスの笑いは根底に憎悪や嫌悪感を持つ苦い笑いである」文豪はいかに訳出し、読者を笑わせたか!?巻末に「『悪魔の辞典』新訳の悪夢」を再録。ついに文庫化
感想・レビュー・書評
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本邦で過去3度にわたる名訳・迷訳を超えて、9年におよぶ難行苦行の末、ついに完訳!筒井康隆、唯一の翻訳書を上下2巻で完全文庫化。下巻はM~Z。“ビアスの笑いは根底に憎悪や嫌悪感を持つ苦い笑いである”(「『悪魔の辞典』新訳の悪夢」より)。その辛辣なビアスの世界を、スラップスティックの鬼才はいかに料理し、読者を震撼させたか!?巻末に「日本語五十音索引」付き。
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原著ビアスに巡り合ってから数十年がたつ。筒井康隆の言葉が優しく感じるのは、それだけ馬齢を重ねたということか。
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(上下共通)
完訳ってのがそもそも重要なわけです。
筒井もがんばって訳したんだろうけど、原書の単語の選択であるとか、時代性であるとかが、やはり全体的に楽しかったと言い切れないところです。
資料的価値は間違いなくありましょう。
下巻の「UN-AMERICAN」だけは現代的だなぁというか、昔からアメリカは変わらないなぁというか。
この項目だけでも一読して苦笑いを是非。
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