新装版 続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 79
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062814065

作品紹介・あらすじ

輝ける夫婦愛
宇宙兄弟の「素」

地球に帰還してきた女房に、宇宙でいちばん感動したことを聞かされて、夫は驚いてしまった。それは実に意外な内容だった……。そんなことを口にした宇宙飛行士は、誰一人いなかった。だが、“オレの女房だからこそ、そういうことに感動したんだ”と納得。宇宙を飛ぶ女房を地上から見守り続けた夫が綴る、驚きと感動の宇宙飛行体験記。巻末に書き下ろしエッセイ「私と宇宙兄弟(3)」を収録。

●ああ! そうだっだんだ、宇宙飛行って、打ち上げが大事なわけじゃないんだ、本当に大事なのは、これからなんだ……
●女房が苦しんでいるという可能性が少しでもあるのなら、オレにはしなければならないことがある。女房を地上から励まさなければ!
●「結婚指輪は紐で体にくっつけてるから大丈夫だからね」バカヤロウ、結婚指輪をなくさないいちばん確実な方法は指にちゃんとしてることなんだよ!
(本文より)

※本作品は1998年9月、小社より刊行された『女房が宇宙を飛んだ』を文庫収録にあたり、加筆、再編集しました。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ最終巻。3冊の中でいちばん好き。
    チアキちゃんへの尊敬と愛情が溢れていて、泣けるほど。
    特に好きなのは、地球に戻ったチアキちゃんに、「宇宙へ行き、人生観は変わりましたか?」という質問が多すぎるが、チアキちゃんが「特に変わりません」と返答すると、インタビュアーがやや不満そうにすること。

    「そういうことなら、私は声を大にして言いたい。私の女房をばかにしないでほしい! (中略)私の女房は宇宙に行く前から、自分の人生を精いっぱい生きていこうと思っているヤツだったのだ。」

    チアキちゃんは、自分の経験を声高に主張するタイプではないようなので、ご自身の著書が無いのが残念!
    マキオちゃんの、おしゃべりみたいな軽い感じの語り口も好きだけど。

  • まきおさんの著者は3冊目くらい。久しぶりで面白くはあったけれども、ややマンネリ化してるかな。ご本人には会ってみたいな。

  • 宇宙飛行士、夫婦、夢

  • ついに宇宙へ。宇宙マニアのご主人がこれだけ詳しく書き残してくださったおかげで、宇宙について興味が湧いたし、視野を広げてくれた。感謝したい。

  • 宇宙飛行が終わってからも1年以上公式日程があったり、宇宙飛行して帰還したら終わりではなかったんだなぁ。

  • 小山宙哉氏は、向井氏が書いた一連の本を読んでいたそうです。
    残念ながら、私は本屋さんでこの本しか見つけることができませんでした。

    宇宙に行ったことで人生観が変わるわけではないという千秋さんの言葉と、それに対する万起男さんのコメントが印象に残りました。

    いずれにせよ、私の宇宙に対する野次馬心を満たしてくれた一冊でした。
    機会があれば、向井氏が書かれた他の本も読んでみたいです。

  • 宇宙飛行士が宇宙に行く前に何をするのか、地球に帰ってきたあと何をするのか詳しく書かれている。宇宙で地球で向井千秋は何を感じたのか。まっすぐな向井さんに惹かれます。

  • 知られざる宇宙飛行士達の活躍&その家族の物語。

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著者プロフィール

むかい・まきお 1947年、東京都生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部准教授、病理診断部部長を務めた。
「宇宙飛行士・向井千秋の亭主」であることを潔く自認し、『君について行こう 女房は宇宙をめざした』『続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ』などのエッセイを執筆。2009年、『謎の1セント硬貨 真実は細部に宿る in USA』で第25回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『ハードボイルドに生きるのだ』『渡る世間は「数字」だらけ』『無名の女たち 私の心に響いた24人』『米国の光と影と、どうでもイイ話』など。

「2018年 『人に言いたくなるアメリカと野球の「ちょっとイイ話」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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