出現する未来 (講談社BIZ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062820196

作品紹介・あらすじ

未来と出会い、世界-組織-自己を再創造する能力は、いかに育成されるか。「U理論」をキーコンセプトに、「学習する組織」のグル=ピーター・センゲが『The Fifth Discipline』以来久々に放つ画期的新著。

感想・レビュー・書評

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  • 2017年58冊目。

    過去の経験・習慣にとらわれて反応するだけの「ダウンローディング」よりも、もっと深い変革を起こすための「U理論」。
    この本では、U理論が生まれるまでの過程を、第一人者たちの対話を元に辿っていくことができる。
    完成系の理論の提唱ではなく、動的な生成過程を重視しているところが、まさにU理論における一つの特徴を表しているなと思った。
    提唱者たち自身ですら答えが分かりきっていない部分もある正直な対話で、今後も深まり続ける理論なのだなと感じた。

    「何を行うか(what)」「どう行うか(how)」以上に、「誰が行うか(who)」という観点が、リーダーシップにおいて重要。
    ダウンローディングにとらわれているリーダーによって起こせる変革の内容は、やはりダウンローディングの域を出ない。
    リーダーを筆頭に、変革の実行者たち本人の「内面のあり方」が、結果を大きく左右する。
    意志の力は大事だけれど、質の悪い意志は、むしろ頑ななメンタルモデルからのダウンローディングを強める方向にも働きうる。
    ある意味自我を手放して、メンタルモデルを保留して、今何が求められていて何が現れようとしているのか、そこを感じて身を委ねられる空白感が必要。
    過去からの学習ではなく、出現しようとしている未来を感じ取るという学習を、いかに組織的に起こしていくか。
    そのスタートは、まずは自分自身の内面のあり方を変えていくことだなと思う。

    深淵な(そしてちょっと神秘的な)理論なだけに、頭で考え過ぎると抵抗感がある部分も正直ある。
    だけど、自分が尊敬するリーダーやアーティストの創造力を思うと、直感的にはとても腑に落ちる。
    自分自身の経験の中でも、頭で考えている以上にどんどん直感で自然とアイデアも行動も生まれてきていた時期を思い返すと、やはり納得感が強い。

    「サーバントリーダーシップ」「シンクロニシティ」「源泉」「シナリオプランニング」「マインドフルネス」「U理論」「システム思考」「ダイアローグ」「我と汝」...
    これまで触れてきたたくさんの概念が、この本のおかげで、それぞれどういう繋がり方をしているのか、だいぶマッピングできた。

  • ビジネスにはイノベーションが必要です。しかし、現代のイノベーションは従来のアプローチでは十分ではなくなってきました。分析を重ね、過去のケーススタディを適用するだけでは、新たなイノベーションにはつながらなくなっているのです。必要なことは未来に学ぶこと。そのための要点である、知識創造、U理論、学習する組織といった要素がこの「出現する未来」に詰まっています。

    以下、要点と解釈の整理です。

    イノベーションの前提 ⇒ 無知の知
    イノベーションは何もしないところに突然生まれません。学習することが必要です。しかし、ただ学習すれば宵というものではありません。より深い学習により、思考と行動を結びつけていくことが必要になるのです。そして、情報を覚えるだけでも十分ではありません。ただ“知る”だけではなく、深く内面に落とし込んで"理解する”ことが必要なのです。また、今見えていること、知っていること、理解していること以上のものがあることを理解しておくことが必要です。まさに"無知の知”です。


    "見ること”から始まる ⇒ 保留
    イノベーションを起こしていくために、未来から学ぶためには、目にするものを”純粋”に受け止める必要があります。”純粋”といっているのは、余計な考えをいっさい入れない、自分の勝手な判断や評価を加えないということです。「そんなのは当たり前」という感覚を保留し、自分の枠組みにはめ込まない、あれこれ理屈付けををしない、常に新鮮な目で見つめることが必要なのです。そのためには自分が自信を持っていることも経験も一度横に置いておく、つまり"保留”をする="傾聴”するということが必要になります。


    全体を俯瞰する ⇒ 転換
    ものごとを保留して見るようになったら、次に必要なことは全体をとらえることです。個別の事象だけでは重要な要素を見落としてしまいます。見えている部分は非常に表面的で、ごく一部でしかないかもしれないのです。そのときに必要なことは物事の背景にまで目を向け、意識をその根源に"転換”することです。言い方を変えれば、相手の立場で物事を見るわけです。そうすることで、いろいろな視点を得ることができます。視点の数が増えればそれだけ、全体像をとらえやすくなり、本質が見えてくるわけです。


    新たな知識を得る ⇒ プレゼンシング
    保留し、全体像をとらえならば、必要なことは理解です。このとき、論理的に理解することも必要でしょう。しかしながら、頭で理屈で考えるだけでなく、感性でも受け止めていくことが必要です。そして論理的な分析によって行き着く結論ではなく、自分の感性から導きだされたイメージを出現(プレゼンシング)させます。すなわち新しい理解=知識を得るのです。

    このとき必要なことは、自分のこだわりや執着を手放すこと。自分自身の論理でコントロールしようとしないことです。そして出現した新たな知識をありのまま受け入れることが必要になります。この受け入れたものこそが、イノベーションへとつながるキーになります。


    知識をカタチにする ⇒ 結晶化
    新たに得た知識はそのままでは十分な社会的価値を提供しません。カタチにすることが必要です。新たに得た知識を、焦点を絞って具現化=結晶化を始めることが必要です。このとき、いきなり大きな成果を求める必要はありません。身近なところでできる小さな一歩を踏み出すこと、プロトタイピングを繰り返していくことが必要なのです。そしてその一歩をつなぎ合わせて、プロトタイピングを連携させていくことで、大きな価値へと変えていくのです。


    現代は未来に学ぶ時代 ⇒ 必要なものは「場」
    保留・転換・プレゼンシング・結晶化というアプローチは、複雑化する現代には非常にマッチするアプローチでしょう。複雑にダイナミックに変化し続ける社会に対して、過去のケーススタディだけで対応することは不可能です。もちろん、それが不要な訳ではありません。しかしながら、先が見えない時代だからこそ、未来から学ぶアプローチが必要なのです。

    幸いなことに、SNSが普及したことで私たちは今まで以上に知識のつながりを得ることができるようになりました。より多くの知識を保留して受け止め、転換して全体像をとらえて結晶化する。そしてそのつながりの中で多種多様なプロトタイピングが行われれば、今までにないイノベーションは間違いなくおこります。そういった意味では、イノベーションを起こすために最も必要なものは、ひととひとがつながり、知識がつながり、機会がつながる「場」なのかもしれません。

  • 技術の進歩が必ずしも幸福度の向上にはいたらないという、現代の病を、内省によって内なる知が浮かび上がるようにすることで、新たな高見へ導くという新たな思考のプロセスをU理論として提示している。ただしいずれも漠然とした仮説がいくつも提示されるように感じ、実感が湧かなかった。西洋人にとっての東洋的な思考が目新しいだけなのかもしれない。最後に江本勝さんの「水」に関する考察が例証のように記されていたが、この部分で戸惑った。いろいろな所で非科学的と言われている「水」に関する話が何故ここに。

  • 途中で挫折。言いたいことは何となく分かったのですが、だから何なのってな印象を拭えず、放り出してしまいました。

  • 私の頭が悪いのか、一読してほとんど意味がわからない

    もう一回読んでみたら少し意味の通る章もあったが、全体的にやはりよくわからない

    こういう、スピリチュアルなものを本にするのは難しいのだろうか

  • 『学習する組織』で有名なピーター・センゲが共著者のような形で参加している一冊。共著者たちの対話で構成される「経験の章」と、それをふまえて展開される「理論の章」が交互に差し込まれていく形態を取っており、「経験の章」はページ脇にグレーの線が入っているので、一目でそれとわかる親切設計。

    中身はかなりハードで、しっかりついていかないと何が論じられているのか、何を読まされているのかが分からなくなる。6章「出現する理解-U理論」がこの本のコアとなる考え方を述べているところなので、まずはここをしっかり押さえたい。

    基本的に、ビジネスマインドをどのように養っていくかという作法の一つを紹介している本であり、現代哲学のようなものだと思うので、一読してすべて理解しようというのは土台無理な話。
    経験→理論を何度も積み重ねていく構成ではあるが、再読の時にはどの章から読んでもそれなりについていけると思われるので、再読して初めて輝くというか、内容を深く理解していけるタイプの本であると感じた。

  • ・脅威を警告するシグナルは至る所にあり、気づいている人も少なくない。だが、企業の免疫系が未知のものを拒否するために浸透しないのである。
    ・「全体から見る」カギは、既存の見方を保留するだけでなく、見えるものの背後にある生成過程へと意識を「転換する」能力を磨くことである。
    ・自分の行動、考え方、感じ方のどこが、このパターンを維持しているのか
    ・身軽になればなるほど、多くのものが待っていてくれる
    ・自分が何のためにここに存在するのか、その目的が分かった時、世界は不思議な方法でそれを示してくれる。その瞬間、舞台に立っているのは、自分のために書かれた物語を演じるためだと気づく。
    ・熱意を持った市民が何人か集まれば、世界は必ず変えられる。それ以外の方法で世界が変わった例はない。
    ・真の自由は「不自由な意思」から離れ、「大いなる意思」に身を捧げることによって、獲得できる。
    ・出現しようとしているのは、ひとつの存在の異なるあり方として、科学、精神性・精霊、リーダーシップを統合したものである。
    ・誰しも生まれながらに運命や目的が定められている。人生はそれを見つける旅。
    ・奉仕するリーダー、探究者の究極の目的は、自分の運命に合った特質を見つけること、人生をそのように生きるために知恵と力を見つけること。
    ・「グローバル化の真のメッセージ」は、「われわれが人間として、社会の違いを超え、いかに深く繋がっているかに気づく」ことにある。

  • なんべんか読んでみているけど、今一つ意味がわからない。

  • ”『シンクロニシティ』を読んだのをきっかけに購入し、『サーバント・リーダーシップ』を読んだのをきっかけに読み始めた一冊。最近読んだいろんな本とつながっている不思議な感覚(木村本、ガルウェイ本、致知 etc.)
    ---
    T:7/20までにサラッと読み→○
    P:本書にどう取り組めばいいかの指針を立てる
    O:木村本、Servant Leadershipを読んで、「未来」を考えているところ
    ---
    ・オットーとジョセフ・ジャウォースキーは、アイデアを得るべく達人の域に達したと思われる150人以上の科学者や起業家にインタビューを行った。「あなたの仕事でいちばん大事な問いは何ですか」という問いから始め、彼らの心の奥底にある内省と関心を直接把握しようとした。(p.5 監訳者解説)
    ・オットーはこう言う。「盲点になっているのは、何を(What) でも、どう(How)でもなく、誰(Who)という側面だ。リーダーが何を実行するか、どのように実行するかではなく、個人としても集団としても、自分は何者なのか、行動を生み出す心の源は何かだ」(p.18)
    ・図:深いレベルの学習 (p.26)
     #思考、行動が KD の図を彷彿とさせる!
    ・われわれの理論と経験談を併せて示すことで、読者の方々が、好奇心と懐疑と感受性を携えて旅に加わってもらえるようになると期待している。われわれは答えをもっていない。
     #潔し!
    ・未来を変えるには、こんな見え見えのポーズではなく、もっと大胆なことをしなければならない。人間が組み込まれているシステムに目を向けなければいけないんだ。(中略)『生き方を変えたいか』どうかなんだ。(p.36)
     #ホテルの環境保護ポーズ(要望がなければシーツを変えません)を痛烈に批判して。
    ★保留 
     新鮮な目で見ることは、習慣的な考え方や見方をやめることからはじまる。(中略)この種の能力を開発するには、「保留、つまり習慣的な思考の流れから、自分自身を切り離すこと」を学ばなくてはならない。(p.43-44)
    ★「『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌をやめた時の解放感は、今でもはっきりと覚えています。やめた途端、まったく違う人たちと会うようになりました。」
     #HBRをやめて「ファスト・カンパニー」誌を創刊したアラン・ウェバー氏
    ・「今まで周りで起きていたのに、気づかなかったことに気づかなかったことに気づくようになる。ひょっとすると、気づかないよう潜在意識を働かせていたのかもしれない。そして、突然、大きなパターンが見える。まさに『アハ!』の瞬間だ。ふだんの分析的な思考を保留することによって、じかにシステムにぶつかる。だが、それでも、まだ問題は『外』に??自分とは離れたところにあるんだ。自分の見方に気づくのは、ほんの入り口に過ぎないんじゃないだろうか」(p.58)
     #オットーの発言
    ★「最初に何も起きないのには理由がある。保留した後、何も起こらない状態に耐えることこそが重要だからだ。そのままでいることが大事だ。習慣的な見方を保留すれば、つぎに転換が可能になるのだから。保留によって、生成する出来事やコンテンツ、パターンが浮かびあがる。その時になって初めて、関心をそれらに向け直すことができる。そこが新しいことがある場所なのだ」
     #認知科学者フランシスコ・ヴァレラ氏の発言。保留→転換
    ・「誰か」や「何か」が去り、「自分」が立ち現れる時、意識が変わり、できることが変わる。このような気づきの瞬間をいくつも経て、新車開発チームのあいだに、それまで見られなかった姿勢が育ち、協力する姿勢へと大きく変わった。(p.64)
    ・こうした「転換」の瞬間は衝撃的であると同時に、すぐに問題に取り組む意欲が湧いてくる。自分たちが抱える問題を生み出しているのが、他ならぬ「自分たち」であればこそ、違うものをつくりだせる。ボルトフトは、目の前の現実の裏にある生成過程を肌で感じることを、「真の全体に出会う」と呼んでいる。(p.66)
    ★ショーが終わった時、私は崖にひざまずき、すすり泣いた。『おお神よ。この鯨たちを傷つけていないでしょうか。神よ。この海岸を汚していないでしょうか』(p.84)
     #ジャウォースキーの体験。五感塾で感じるのもこういう感覚か。
    ・われわれは、生涯をかけて、『静寂を聞く』ことを学ばなければならない。インドのクリシュナムルティは『静寂があるところでのみ真のコミュニケーションが成立する』のであり、真のコミュニケーションがないのは、静寂がないからだと言っている。(p.100)
    ・何もかも失くしたその瞬間、突如として解き放たれ、別の自分に出会える気がした。その自分が僕を未来に??僕の未来に連れて行ってくれた。自分が生きることで実現する世界へと連れて行ってくれたんだ。(p.103)
    ・スピードを落として、じっくり観察し、自分の立ち位置を知る。その上で、内なる知から湧いてくる自然な流れに従って、素早く行動することだ。(p.108)
    ★U理論の3段階 (p.110)
     センシング  :「ひたすら見る」??世界と一体になる
     プレゼンシング:「後ろに下がって内省する」??内なる知が浮かび上がるようにする
     リアライジング:「流れるように自然に素早く動く」
    ・リアライジング
     Uを上っていくには、自分の意志を押し通そうとしてはいけない。ジョセフはこう言っている。「大いなる目的に突き動かされた時、自分の意志を通そうとするだけでは決して喚起できない力が働いてくれる」(p.115)
     #たしかに、chiedas のときはそうだった。
    ・執着を手放す
     意識を高めるうえで、執着を手放すことは、「保留」と「転換」に続く三番目の「基本動作」だと、フランシスコ・ヴァレラは指摘する。(p.120)
    ・土地に対する深い感謝もなければ、土地とともに生きようとか、土の質を上げなければ、という考えもみられない。だが、土地は生きている。土地には命があるんだ (p.135)
    ・『なんだか結婚式みたい』と言ったんだ。(中略)
     僕がうまく言い表せなかった微妙な経験を、的確に表す言葉を、この女性は見つけたんだ。大きな場のふたつの要素??この場合は、医療システムのなかの医者と患者だが、互いを強くし、可能性を広げるような形で一緒になった日なのだ。(p.140)
    ・はっきりしているのは、権威ある地位についている人が安全にUを降りられる態勢をつくるのが、最大の課題だということだと思う。(p.150)
    ★どうやって目的を叶えるのか
     「自分が何をやりたいのかを明確にするのです。なぜ自分がそれをやりたいと思うのか。自分の価値をどう反映させるのか。自分がやりたいことと、自分の人生の目的はあっているのか。社会のなかで達成したいことは何か。これらのあいだの矛盾をひとつひとつ考える。可能なかぎり、矛盾を解消する。(中略)
     この洗練のプロセスは、ある意味で、意思の表明です。(中略)意思は表明されれば、実現されるのです。やるべきことは、たえず目を凝らし、辛抱強く待ち、あらゆる可能性を排除しないことです。」(p.163)
    ・最初の一歩はたいてい小さく、エネルギーを効果的に集める最初のビジョンは、目の前の課題に取り組むものだ。大事なのは、大いなる目的に尽くそうとすることである。(中略)「大きなビジョン」でなければ追い求める意味はないと考えるのは危険だ。(p.168)
    ・自分の仕事は何なのかを大いなる意思が教えてくれる時、自分は何者なのかというアイデンティティと、何のために生きるのかという人生の目的が、仕事と重なり合う。(p.170)
    ・目的の結晶化からプロトタイピングへ進むと、アイデアの領域から行動の領域に移行する。(p.186)
    ・これだけは確かだと言えるのは、世界の現状を多様な人々の視点でみるべきだということだ。(p.197)
    ・どんな学習プロセスでもそうだが、完了とは実現(プレゼンス)することだ。外面でも内面でも変化を起こし、それを続けること。(p.202)
    ・思考は、水滴とおなじようにひとつひとつ流れる。ふつうの人には、思考の隙間が見えない。修練した者は、思考が瞬間、瞬間に変わることに気づく。人は思考が現実だと考えて、だまされているのだ。(p.218)
     #南老師の言葉
    ★断片化
     基本的な問題は、「断片化」、つまり「密接な繋がりがあるものを部分に分ける誤った分割」による考え方、完全なものに分離を見ようとする見方にある、とボームは言う。(p.227)
    ・アインシュタインは、自分自身が「他とは切り離された存在」だと感じるのは「意識の錯覚」であり、「人間の使命は、共感の輪を広げ、あらゆる生き物、自然すべてに美を見出すこと」だと言っている。(p.243)
    ★U運動の7つの能力 (p.261)
     保留…見るとはどういうことかを知る
     転換…全体から見る
     手放す …プレゼンシング
     受容する…(自己と意思の受容)
     結晶化…出現しようとしているものを見る
     プロトタイピング…生きた小宇宙のなかで体現する
     システム化…新たなシステムを体現する
    ・大事なのは、未来の最高の可能性が、自分自身の高い目的や意思と関連しているということだ。(p.263)
    ・仏教の教義で学ぶべき基本 人間性を高める3つのこと(p.269)
     1.瞑想(あるいは修行)…心を静めることを学ぶ
     2.学習
     3.奉仕(あるいは勤め)
    ・新しい全体への奉仕
     たった今、自分の内なる意識に目を向けること。完全に個人的なことであり、今、自分に求められていることに没頭するということだと思う。(p.272)”

  • ‪読了。うぬーーー。課題図書だから最後までがんばったけど、中盤以降、なんだかモヤモヤで終わってしまった。これならU理論そのものを読む方が学びが深い気がするんだけど。(U理論ができるまでの対話、という位置付けのようだけど)(世界のそうそうたる面々の経験を紹介する、という体裁は、最初の方でおなかいっぱい)
    p43, 保留する能力、特に集団での保留について、が印象深い。そこでも誠実さが重要なのだな。
    p70, 解決すべき問題が『外』にあると考えがち問題。適応課題ですな。
    p217, 執着についてのエピソード…うぁぁ。216の南老師の7つの瞑想空間(意識、停止、平静、静寂、安穏、熟考、到達)とU理論とのリンク218,219も読み返したい。

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