ふるさと・野菊の墓 (21世紀版・少年少女日本文学館3)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062826532

作品紹介・あらすじ

「民さんは野菊のような人だ。」政夫と民子の淡い恋心と悲しい別れを描き、映画やドラマでもたびたび取り上げられた伊藤左千夫の代表作「野菊の墓」。牧歌的な郷愁を誘う藤村の「ふるさと」。初めての狩りにのぞむ、少年の感性の目覚めを描いた独歩の「鹿狩」などを収録。

感想・レビュー・書評

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  • 野菊の墓
    恋の卵がよかった。手紙をもって亡くなった民子。残念だな。

    忘れえぬ人
    忘れがたい人を宿で同じになった人と話す。後年振り返り、その相手は忘れて宿の亭主が忘れ得ぬ人になった。オチに笑った。

    鹿狩
    大きな鹿狩ってみたい。目の前に迫ってくる鹿ドキドキ感がよかった。寝ていていきなり近くで発砲のあったおじさん、( ゚Д゚)しただろうな。

    伸び支度
    男親の悲しさ。少女の心変わりが鮮烈に印象に残った。

    ふるさと
    昔の風習が面白かった。昔はなんでも自分たちで作っていたが、みんなの共同作業の賜物だったんだなと思った。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/703483

  • 小学生でも読めるように、語句の説明が詳しいです。
    図版が載っているのもありがたい。
    カラーの挿絵も味があってとても良かったです。
    特に野菊の墓は涙がボロボロでてしまうほど良い作品でした。

  • 低学年、中学年向け

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著者プロフィール

1872年3月25日、筑摩県馬籠村(現岐阜県中津川市馬籠)に生まれる。本名島崎春樹(しまざきはるき)。生家は江戸時代、本陣、庄屋、問屋をかねた旧家。明治学院普通科卒業。卒業後「女学雑誌」に翻訳・エッセイを寄稿しはじめ、明治25年、北村透谷の評論「厭世詩家と女性」に感動し、翌年1月、雑誌「文学界」の創刊に参加。明治女学校、東北学院で教鞭をとるかたわら「文学界」で北村透谷らとともに浪漫派詩人として活躍。明治30年には第一詩集『若菜集』を刊行し、近代日本浪漫主義の代表詩人としてその文学的第一歩を踏み出した。『一葉舟』『夏草』と続刊。第四詩集『落梅集』を刊行。『千曲川旅情のうた』『椰子の実』『惜別のうた』などは一世紀を越えた今も歌い継がれている。詩人として出発した藤村は、徐々に散文に移行。明治38年に上京、翌年『破戒』を自費出版、筆一本の小説家に転身した。日本の自然主義文学を代表する作家となる。

「2023年 『女声合唱とピアノのための 銀の笛 みどりの月影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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