サアカスの馬・童謡 (21世紀版・少年少女日本文学館18)

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  • 講談社 (2009年4月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062826686

サアカスの馬・童謡 (21世紀版・少年少女日本文学館18)の感想・レビュー・書評

  • 中学生に第三の新人を紹介するため、先生が作ったような本。
    第三の新人といえば、私は劣等生的主人公で、ちょっと反社会的(あくまで個人的なもので、思想的なもの、組織的なものとは相容れない)、結構リリカルというイメージなのだが、この本は子ども向けのため、全体に弱い印象。これを読んで、第三の新人の他の作品も読んでみようとは思わないだろう。そういう意味では残念な本。性愛に関するものが殆どないので、先生や親は安心だろうが。
    とは言え吉行淳之介の作品には濃厚な性の香りがするが。そしてその「悪い夏」が一番良かった。
    遠藤周作の「最後の殉教者」は、「沈黙」にはまだ手が届かない子どもにも読める、同一テーマの小説。阿川弘之の「鱸とおこぜ」は、「山椒魚」を目指したのかも知れないが、大変奇妙な仕上がりで笑える。阿川弘之は山本五十六とか志賀直哉とか硬い小説を書く作家という先入観があっただけに意外だった。北杜夫の「天井裏の子供たち」もかなりの異色作。小川国夫の「人隠し」は、これは入れない方が良かったのでは。なぜこれを入れたのか、謎。

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サアカスの馬・童謡 (21世紀版・少年少女日本文学館18)の作品紹介

ある日『僕』はサアカスのテントにつながれている馬に眼をとめた-。主人公の心の動きを鮮やかに感じさせる安岡章太郎の「サアカスの馬」。少年期の長い病気による、肉体的、心理的変化を描いた吉行淳之介の「童謡」ほか、遠藤周作、阿川弘之、小川国夫、北杜夫など、「第三の新人」と呼ばれた作家たちを中心に、全八編を収録。

サアカスの馬・童謡 (21世紀版・少年少女日本文学館18)はこんな本です

サアカスの馬・童謡 (21世紀版・少年少女日本文学館18)の単行本

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