- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062827591
作品紹介・あらすじ
表面上では、貴族文化がはなやかに咲きほこった平安時代。だが、ほんのわずか京の裏通りに目をやれば、そこは追いはぎ・盗賊が横行し、人々は災いをもたらす鬼や魔物たちにおびえながら暮らす、混沌の世界だった。「今は昔」で語り出される『今昔物語集』には、受領・武士・僧侶・農民といった、それまでの文学では無視されがちだった人々が主人公として登場し、おかしく、ときにはかなしい人間ドラマを展開する。全三十一巻千話以上からなる一大説話文学から、おもしろくかつ親しみやすい五十一編を厳選して収録する。
感想・レビュー・書評
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小学生の頃、このシリーズ(旧版)を読んでいて古文と歴史が得意になった。
現在小学生の兄たち向けに読み聞かせしていたら、妹も横にやってきて熱心に聞いていた。
読みやすく、聞きやすい文体。
注釈やコラムが充実していて、読むのが楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古典への足がけ。訳者のひとことが味わい深く、年少の読者の考えるヒントになる。
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◎古文が苦手だったけれども古典が読みたくて手にした本。現代文で書かれ、挿し絵、解説付き、ほとんどの漢字には振り仮名があるので読み易い。
◎平安時代、「今は昔」で始まる物語。
51話の中で、一番好きなのが「さるの恩返し」。海で大きな貝に手を挟まれていたさるが赤ちゃんを連れたお母さんに助けられる。そして赤ちゃんを使って恩返しをする。お母さんにもさるにも温かい気持ちを感じ、好き。
◎一話ごとに「訳者からのひとこと」があり〜感想や時代背景などが書かれている。これが素の感想でおもしろい。 -
2013.6.19
有名なものもあるが、51話入っているのではじめてのものも多く楽しかった。天竺の天狗が海から聞こえる念仏をたどるのが、特に好き。
くだけた訳で読みやすいが、私はもっと原文に近いほうがいいな。 -
面白かったです。