天駆ける皇子

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  • 講談社 (2010年1月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062828123

天駆ける皇子の感想・レビュー・書評

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  • 『日本書紀』に描かれた史実をもとにした歴史小説。
    面白かった。
    仏教を受け入れるか否かという、蘇我と物部の権力抗争とか。
    渡来人の存在とか。
    知識としては知っていたことが、いきいきとした人々の営みとして感じられる。
    人物も不思議と心惹かれるものがあった。

  • 国が蘇我と物部とで揺れ動いていた時代に生きた穴穂部の激情を鮮やかに描いていた。
    個人的には宅部と仲が良くて嬉しい。藤ノ木古墳だ。
    印象的だったのは渡来人の感情をとても細かく描写していたこと。

  • 穴穂部皇子を主人公とした飛鳥時代小説。
    著者の藤ノ木陵先生の名前は藤ノ木古墳を由来とされてるのでしょうけれども、それにふさわしいこだわりが見られる。創作だから史実と離れていても仕方ないよね、という逃げ・妥協がほとんど無い。
    史書や研究書を読み込んで、全力で書き上げたことがわかる。古代史ヲタも納得の作品。

  • 古代、穴穂部皇子を主人公にした小説は初めてでした。
    蘇我、物部の争いあたりを描く作品は、基本的に蘇我視点、時々物部視点の作品が多く、
    当事者の1人である穴穂部皇子が主人公というだけで、新鮮でした。

    穴穂部は実直に、推古を愛していたような感じ…しかも推古もそうだったかも?な描写があったり。
    甥にあたる厩戸皇子とのかかわりが描かれていたのも新鮮。

    久々に面白い古代の小説!と思いました。

  • ★マイナスは、帯。
    せっかくおもしろい本なのになぁ。ありゃ読んでないって言い切ってもいいくらいだろ。


    中は、個人的にちょっと、思い入れというか想像と妄想たくましくしすぎて、しゃべりたいことありすぎる。

    今のままをのぞんでいた宅部が、せめて根の国で報われてたらいいなぁ。
    穴穂部は空を見上げることしかできないけど、見上げてホタルをとってあげていたらいいなぁ。

    宅部に幸あれ。というか、仲良し兄弟に幸あれ。
    とかいう私解釈。

  • 読み終えて、まるで峻烈な炎だなと思った。蘇我氏と物部氏が対立する中、王位を欲して生き急いだ穴穂部王子の姿が、鮮やかに描かれている。その輝きは、王子が手をのばそうとした星の瞬き1つほどの時間かもしれないが、だからこそいっそう強く心に残るのだろう。そして勢力争いという表舞台の陰で、韓人たちが作り上げた技の結晶にひそむ企み――たくみな技術と仏教のコラボにより、じわじわと潜在的に日本への支配力を強めていく外つ国の意図が恐ろしい。

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藤ノ木陵の作品

天駆ける皇子の作品紹介

585年、飛鳥の都-。時の大王の崩御に伴い、皇位継承争いに名乗りを上げた穴穂部王子だったが、豪族・蘇我馬子と物部守屋の権力抗争が激しさを増す中で、その運命はやがて思いもよらない方向をたどっていく…。『日本書紀』に描かれた史実を大胆に新解釈。本格歴史ロマンの新境地誕生。

天駆ける皇子はこんな本です

天駆ける皇子のKindle版

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