- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062832236
作品紹介・あらすじ
人前で話すのがなによりもこわい、4年生の暁音。もちろん、落語なんて、できるわけがない!?19歳の現役大学生みうらかれん、注目のデビュー作!第52回講談社児童文学新人賞入賞作。小学中級から。
感想・レビュー・書評
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口下手な主人公が落語と出会って変わっていく様子を描いた本。
登場人物がみんな素直で可愛らしくて、優しい気持ちになれました。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
猫丸(nyancomaru)さん読んでみたい2読んでみたい22014/04/23
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これは面白かった!
我が子がじゅげむを学校で習ってる、と聞き
読むかなーと、思って借りた本。
結局読まなかったけど、
親の私が読んで、これ、落語の授業の時期に学級文庫に置くとかしてくれたら、いいのになぁと思った本です。
(我が子に、試しにもう少し取っつきやすそうな
同じ作者さんの「化け猫・落語」を勧めたところ、がっつりハマりました。)
スピーチが苦手な女の子が、落語が好きな男の子に助けられ、落語に挑戦するお話です。
落語についての基礎知識は知らないことも多く
興味を持つきっかけにもなりますね。
友だちとの喧嘩、葛藤、成長など絡めながら、テンポよく読めます。 -
2011年の講談社児童文学新人賞佳作受賞作だそうです。
とっても良かった!
主人公小学校4年生です。
女子なら2年から読めると思います。
学校図書館におすすめです!
「夜明けの落語」みうらかれん著 講談社
主人公の暁音(あきね)ちゃんは小4。
人前でしゃべるのが苦手だ。
授業中に発表するのなんて、とんでもない。
クラスの友達にも、ちゃんと言葉を伝えられない。
それなのに、4年生になって
日直は一週間の仕事の最後に、5分間スピーチをすることになった。
5分もみんなの前でしゃべるなんて、できないよ~!と
悩んでいた暁音ちゃん。
隣の席の日直の相棒の三島くんが、
「おれがなんとかしたる」(←三島くんは関西からの転校生で、大阪弁)
と言ってくれ、当日は暁音ちゃんの時間も使って
みんなの前で落語の「まんじゅうこわい」を演じた。
こうして、「落語」と出会った暁音ちゃんが、
三島くんのおじいちゃんと出会ったり、
三島くんの「弟子」になったり、
仲良しの初音ちゃんと喧嘩したり、
いろいろなことを乗り越えて、成長していくお話。
暁音ちゃんの年の離れたお姉ちゃんや、
三島くんのおじいちゃん、
担任のクマ先生など、
子どもたちを見守る大人がちゃんと「大人」なのが素敵。
大学生のお姉ちゃんは、大学生なりに、
おじいちゃんは、おじいちゃんなりに、
クマ先生は、先生として、
それぞれの年齢と立場と人柄をふまえての、
子どもへのまなざしが温かい。
そんな「愛情」に見守られて、
子どもたちはもがきながら、ちゃんと自分の力で乗り越えていく。
そうだよね。
「誰か」と同じようにできなくていいんだ。
「自分」のペースで、「自分」のやり方で、やっていいんだよ。
・・・て、
自分の子どもに言ってやれる親でありたいですね。。。(^-^;)
それはともかく、
小学校中学年におすすめです!
作者は1993年1月生まれの大学生。
とうとう、この世代の書き手が現れましたね~!
次作も期待します。 -
4年生の暁音は、人前で話すのがとても苦手。4年生になって、日直の仕事に週末の五分間スピーチがつけ加わる。いっしょに日直になった三島くんは、暁音がスピーチがいやだと知ると、「オレにまかせとき!」と言い、暁音の分まで時間を使って「まんじゅうこわい」の落語を語る。それを聞いた暁音は…。
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第52回講談社児童文学賞優秀賞受賞作。
これまた平成生まれの現役大学生が書いたとか…あー。
朝井くんや、片瀬チヲルさんの作品もすごく面白いけど、このみうらかれんさんの書いたこの作品もすごく良かった。若い作家さんの良作読むと嫉妬しちゃうよ。泣いてしまったくらいすとんときた。
人前で話すことが怖い小学四年生の暁音。転校生の三島くんのおかげで少しずつ前に進み、落語を始める。親友の初音ちゃんと仲違いしたり、十個離れたお姉ちゃんからの助言で少しずつ少しずつ前に進み続けるなんてことのないストーリー。そこに落語が加わると新しい。
寿限無は読んだことがあったので馴染み深い。子供向けの本だけど大人にも年配にもいいかもね。 -
子供が笑える雰囲気あり、あかるい。
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小1の出来事がトラウマになり、人前で話すのが苦手になってしまった暁音。
小4になり、隣の席の三島くんによって「落語」と出会う。
その出会いが彼女を成長させる。
落語は、夜明けの魔法だ。 -
口下手な女の子が主人公。
落語を通じて友達と仲良くなり、成長する話。
小学生向けの、いい話