- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062837316
作品紹介・あらすじ
消えた初恋の女(ひと)は殺人者?
真相をめぐる、めくるめく論客たちとの対決!
こころを狂おしくまどわせる――美しすぎる謎とはじめての恋
祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語(しろさかろんご)は、変幻自在の論客が丁々発止の応酬を繰り広げる私的裁判“双龍会”の被告となる……容疑を解くためではなく、事件当日、屋敷の一室で2人きりの甘く濃密な時間を過ごした謎の女性“ルージュ”と再会する、ただそれだけのために……。
感想・レビュー・書評
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2020/08/31読了
#このミス作品44冊目
祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語。
双龍会という私的裁判を中心に話が進む。
トリックはとても巧みだが
ちょっと物語の世界観についていけず
かなり読むのがしんどかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
残念ながらノれませんでした。
仕掛けとしては結構すごい事をいろいろやっていて、途中「あっ」と驚かされたり、ページを遡って読み返したりという事が何度もありました。変格的な法廷もので好きな雰囲気ではあるので、途中で興奮する事もしばしばあったのですが、結局ノりきれず...
「美人」「頭がいい」「名家」等の言葉でガチガチに組み上げられたキャラクター達の言動と展開は、先走りすぎたり独りよがりだったりと、読んでいる身には実感が伴わず、作者が描きたかったであろう物語は伝わってきませんでした。
なんだか、知識はあって頭はいいけど経験が追いついていない人の文章を読んでいるような気分。このプロットで他の人が書いてくれたらなぁ、なんて思いました(中西智明の『消失!』を読んだ時もそう思いました)。
なんかすごく偉そうな事を書いてしまいましたが、単に自分に合わなかっただけで、とても熱量のある作品です。なので、はまる人には面白い作品であると思います。
※あとで知ったのですが、最近発売された文庫版では大幅に加筆修正がされているようで、作者インタビューを読む限りでは御本人もその辺りを意識されているようです。文庫版も読んでみたいと思います。それくらい求心力のある作品である事は確かです。 -
論理ずくの大合戦!
でもとてつもなくアンフェア!
ヒントあったっけ?というようなどんでん返しの連続なので素直な人向けのお話かも。
作者との推理合戦はできないです。 -
とにかく展開がめまぐるしく、何度ページを戻ったことか。
あらゆる技法やネタがこれでもかというほど詰まっていて楽しい読書でした。
独特の会話文にマニアックなネタなど読み手を選ぶかもしれませんが、それを差し引いても一読の価値はあるかと思います。 -
作品の雰囲気にとっつきにくさを感じて、中盤まで読み進めるのに苦労した。裁判のような双龍会が始まったあたりからは怒涛の展開になり、どちらが勝つのだろうかという好奇心で読み進めた。全く予想のできない展開で、登場人物の発言ひとつで、証拠や事実のとらえ方が目まぐるしく展開していくのは面白かった。作者を含め登場人物の思考が早すぎて置いてけぼりになりかけたが、ぎりぎりでついていける程度に速度を緩めてくれるので真相まで理解することができた。
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15年くらい前だったら、すごい好きだったかも。
あるあるこういうの、そうそうこういう感じ、ファウスト系っぽいやつ、的な既視感。
西尾とかあの辺に傾倒してたら、絶対楽しいだろうな。
いまの自分は、そこらへんとは距離があるので、分かるよーうんうん、止まりだなあ。 -
みかがみつるがカッコイイ❗️
好きな世界観… -
私的裁判で未解決事件を裁く。なかなか面白い設定で登場人物もなかなかと思ったが、、、。最後の大どんでん返し?の繰り返しはかえって興ざめ。トリック?についてもアンフェアだと思う。ただ主人公は面白そうなのでシリーズを読んでみようかな。