烏丸ルヴォワール (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 166
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837491

作品紹介・あらすじ

「2011 本格ミステリ・ベスト10」8位にランクされた「丸太町ルヴォワール」続編――前作をしのぐ“ルヴォワール”シリーズ第二弾登場!

黄昏時には、ひそやかな逢瀬を――。逢魔が時には、昏い闇から出づる真実を

京都の支配にもかかわるという謎の書『黄母衣内記』の所有者が不審死を遂げ、二人の弟の間で書を巡って争いが勃発。名門、龍樹家の若き論客たちは、依頼人から仕事を受け、私的裁判双龍会に臨む。ところが、瓶賀流は覆面をした正体不明の怪人“ささめきの山月”に誘われ、御堂達也ら龍樹家側の仲間たちと対決することになってしまう……。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は、大学の後輩です。良くも悪くも、彼の個性が出た文章だと思います。(私は、実は、苦手…。)

  • 仕掛けは面白かったけど、続編だったからか世界観を理解し切れずに読み終えてしまった。
    一作目を読めば少しは変わるのかな。

  • 非常におもしろかった「丸太町ルヴォワール」の続編ということで読んでみました。
    登場人物は「丸太町」と重なっていて魅力的、前半のトリックもおもしろくてとても期待させられたのですが、小説全体としてはちょっと複雑に作りすぎた感じで、今ひとつ消化不良。「丸太町」での双龍会の丁々発止の攻防の再現を期待したのですが、正直かなり期待はずれ。あれの再現はさすがに難しかろうというのはよくわかるので、それなら別の見せ方もあったのではないのかな、と思いました。
    でも、やっぱり続編「今出川ルヴォワール」は読んでみたいです。

  • 第二弾もどんでんがえしの嵐!
    めくってもめくっても・・・というしつこいほどのどんでんがえしが面白い!ありえるとかありえないとかを現実的につきつめてはダメ。要は論が通るかその1点というところが双龍会の醍醐味なのですから。
    1作目に比べて、俄然読みやすくなっていますし、それぞれの感情の機微もでてきて2作目ならではの魅力満載でした。

  • ルヴォワールシリーズ第2段

    前作でお馴染みになった連中がみな龍師として活躍☆

    流がジタバタと奮闘し
    達也が場をさらい
    撫子がおさめ
    論語がふわりと宙に浮かせ
    落花がケムにまく(笑)

    キャラがみんな素敵すぎる~~♪

    そしてやっぱり「くらり」と入れ替わる世界と真実。
    やられた感たっぷり!

  • 読み終えたあとに「面白かった」って言っちゃう。全く想像してなかった所から突っ込んでくる。なんか、もう、すごい。

  • ルヴォワールシリーズの2作目「前作を超える!」との煽り文句どおりではなかったですが、まだ新鮮味はなくなってません。さりげなく恋愛話が入るのがミソ。

  • シリーズ2作目

    前作とは主役が違ったけど楽しめました
    でもやっぱり論語のキャラが好きだなぁ~
    今回はわき役だったのでちょっと残念です。

    次回作があるのならまた読んでみたいと思う作品でした

  • ルヴォワールシリーズの2作目「前作を超える!」との煽り文句どおりではなかったですが、まだ新鮮味はなくなってません。さりげなく恋愛話が入るのがミソ。

  • "烏丸ルヴォワール"円居挽著 講談社BOX(注意:2011/10/04発売)

    ・・・京都の支配にもかかわるという謎の書『黄母衣内記』の所有者が不審死を遂げ、二人の弟の間で書を巡って争いが勃発。名門、龍樹家の若き論客たちは、依頼人から仕事を受け、私的裁判双龍会に臨む。ところが、瓶賀流は覆面をした正体不明の怪人“ささめきの山月”に誘われ、御堂達也ら龍樹家側の仲間たちと対決することになってしまう…。

    ・・・私的裁判”双龍会”を扱ったルヴォワールシリーズの2冊目。
    叙述トリックも含めたどんでん返しの連続で小気味よい作品でした。
    まぁ、一回でも”ああっ!!”と言ってしまえば、怪人”ささめきの山月”の罠に掛かっていた、ということですね。(笑)
    シリーズとして複雑になりすぎないように徐々に他家の紹介が成されていたのもよかったです。
    次巻以降に登場して欲しい人物もちらほらいましたし、過去の”双龍会”にも興味が沸きました。

    ちょっとした瑕疵は、わずかですが前巻のどんでん返しに触れられている部分があることでしょうか。

    ・・・シリーズは第三弾”今出川ルヴォワール”まで発売済。第一弾”丸太町ルヴォワール”は文庫版も発売済。

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著者プロフィール

ミステリ作家。1983年、奈良県生まれ。2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXからデビュー。同作から始まる〈ルヴォワール〉シリーズ(講談社)のほか、著作に『キングレオの冒険』(文藝春秋)、『シャーロック・ノート』(新潮文庫nex)など。

「2022年 『円居挽のミステリ塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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