猫物語 (白) (講談社BOX)

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著者 : 西尾維新
制作 : VOFAN 
  • 講談社 (2010年10月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837583

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猫物語 (白) (講談社BOX)の感想・レビュー・書評

  • 今まで阿良々木の一人称が普通だったから、羽川の語る話というのは、新鮮で面白かった。
    いろいろ言いたいことはあるけれど、羽川から語られる物語世界の阿良々木君、めっちゃかっこいい。なんで阿良々木君はモテるんだろうなあと思っててごめんなさい。阿良々木君格好良かったよ。
    恋する女の子のフィルターがあるのかもしれない。でも、彼が登場してきてくれた時、素敵すぎて泣きそうになってしまった。
    主人公のことを見直した一冊だった。

  • 「おかえり」と伝えたくなる物語。

    猫物語(黒)に続く(白)かと思ったら、単なる続編じゃなかった。

    語り部は羽川翼。
    羽川翼が自分に向き合っていく物語。

    戦場ヶ原さんの登場シーンが多くて楽しい。
    アニメ化したら楽しいシーンがいっぱいw

    羽川さんが自分に向き合っていく姿が痛い、切ない、哀しい。
    忍野メメが警戒していた理由にも大いに納得する。
    阿良々木暦への想いを語るシーンに吸い込まれていく。
    がんばれにゃんと応援したくなる戦いもある。

    この巻からセカンドシーズンに入ったみたい。
    軽さの中に深さがある物語。
    全巻読もう。
    この物語を。

  • 羽川さん目線の話
    いわく、ガッカリさせるわたしの中身

    自分が完璧な理由は
    辛さや嫉妬やなんやかんやから目を完璧に逸らしていたから
    それが怪異となってあらわれる

    切なくてちょっと泣けた
    あららぎくんかっこいい

    人間味が出た羽川さん

    化物語シリーズは誰も死なないかわりに
    徹底的にキャラが変わっていく気がする(容姿ともども)

    でも変わらない、っていってたから
    本質的なものは変わってないんだろうな~

    いろいろ深くておもしろかった。
    がんばってしあわせになってほしい羽川さん><

  • 2010.11

    今回は羽川翼の一人称。テーマは『家族』。
    二学期初日、彼女は一匹の虎と対峙する。
    暦からの視点では見られなかった彼女の内面が描き出され、
    彼女は何を思い『完全無欠の優等生、委員長の中の委員長』であり続けたのかが語られる。
    終盤に訪れる羽川翼の宛てのない告白…
    決意の果てに新しい羽川翼が始まり、物語は終わる。
    しかし、「変わったけれど何も変わらない」そんな物語。

    『誰しも見ているようで見えていないものがある』そんなことに改めて気付かされる。

  • つばさキャットから未解決だった羽川翼の問題解決編。
    すっきりするいい終わり方だったと思う。
    最後の手紙、書くあたりからの展開は好き。阿良々木くんおいしいところを持ってくなぁ。
    阿良々木くんや八九寺が何してたのかは次巻か~。楽しみ

    ってか、もやしって萌やしって書くんだw

  • 読み始めて驚いたのが、暦視点でなく羽川視点だったことです。
    びっくりです。なんか騙された感じです。新章と銘打っていたので何が変わったのかと思ってはいたのですが・・・。
    でも、新鮮で楽しかったです。前回までの、前半は雑談ばっかりとかではなく、全てが内容に直接絡んでいたのもよかったと思います。でも、雑談があまりなかったのも寂しかったり。
    それを踏まえての★4です。

  • 君がため、産み落とされたバケモノだ。 完全無欠の委員長、羽川翼は二学期の初日、一頭の虎に、睨まれた―。それは空しい独白で、届く宛のない告白…<物語>シリーズは今、予測不能の新章に突入する!

  • 最初に読んだときは、ストーリーを追うことに必死で、割と適当に流してしまったのですが、改めて読んでみると、一般的かどうかはともかく、壮絶な内面の葛藤と教訓のお話ですねこれ。

    人間としてあるべきはずの負の感情をアウトソーシングするという、怪異じみた方法で、とてつもないハイスペックを発揮してきた羽川が、ちゃんといやな自分に向き合うことで人間に戻る話。羽川編の完結話です。

    そして、最後の最後しか出てこないくせに、あっさりと嫌な人間になるかもしれない羽川を受け入れてしまう阿良々木さん。さすが主人公。

    「いってきます」と「おかえり」の演出はべたですけどいいですよねー

    作者は本当に当初は書かないつもりだったのか?
    この話が無いと、羽川は絶対救われないですね。

  • 暦視点じゃないなんでなんだかなぁと思いながら読んだのですが、ぶっちゃけ新鮮でとてもよかったです。
    主人公がいないときのサブキャラの絡みが見れるなんてなんかお得(笑)
    彼が何をしていたのかはおいおい語られるのでしょうが、とりあえずかっこよくピンチに現れてただただかっこよかっただけでしたね。
    色々な気持ちを切り離さなければ生きれなかった、羽川のこれまでの人生が重すぎたけど、これからはいいことあればいいなと思います。

  • 『黒』の方で、羽川さんのこれまで語られなかった話は全部語られたので、
    『白』って何やるんだ?! と思っていたけれど…新章突入でしたw
    今回は羽川&戦場ヶ原メイン。
    阿良々木くんは登場の仕方がヒーローすぎるw

  • 暦は裏でなにと闘っていたのか気になるところ。本物で白々しい羽川が初めて自分とむきあう。泣いたことがないといっていたが暦にふられておお泣き。人間味がでてきたね。いいところで登場の暦。心渡を使いこなしてるようで

  • 私は物語シリーズが苦手だ。

    煩雑な自問自答。冗長的な益体もない掛け合い。
    場面描写が極めて薄く、まるで立ち話。
    それが好みではなかったから。

    が、これは違う!

    これは羽川翼の物語。
    徹頭徹尾、彼女が彼女たる所以。そしてそれを見据える物語。

    実に西尾維新らしい、気持ち悪さがある。無論、良い意味で。
    一見ただの理解し難いことかと思いきや、ゆったりと咀嚼すれば実に精神的というか思考的な不気味さ、グロテスクさを描かれている。

    そして物語の芯が本作にはあると感じた。
    テーマ。怪異の理。語り部(主人公)の有り様。不気味さ。結論。

    同シリーズで私が苦手だった、掛け合いの妙に興じるあまり、肝心の物語がおざなりになる、ということもない。

    やはり自問自答というか内なる問いかけをツラツラと続く場面もあるが、倦怠感を感じさせる前に、物語が進行するので気にならない。さして。

    何よりなのは、作為的なキャラクター性だと少し忌避していた彼女なのだが、本作ではその特異性が実に上手く表現されていたところ。
    必然性のあるキャラクター性だったのだと納得できた。


    辟易していた物語シリーズだが、本作で改めて私の好きな西尾維新作品なのだと実感できた。
    萎えかけてた購入意欲に火が灯された気分だ。

  • 今までで一番良かったんじゃないのこれ。羽川さんカッコよすぎ。

  • 羽川の語り部。一番それっぽいって言うかこういう語り部はよくいる。意外と普通だなあというのが羽川の語り部の印象。そしてどこか人間離れしているという物語の中での設定だけど、あるいみ羽川がしていることは、猫も言っているけれどみんなしていることで。それがかなり極端なだけだった。だから一番まともじゃない人間の羽川が意外にも一番人間っぽいと感じた。でもこれは怖いと思っていた人がちょっと優しくしてくれただけで実はすっごく優しい人なんだ!と勘違いしてしまう類のものなのかもしれない。
    告白シーンがやっぱり印象的だった。結婚を前提にというところが非常に羽川らしい。まあそれくらい好きってことで。ひとことで言うと青春なんだろう。

  • 自分から、だけじゃホントの恋にはならないんだ

  • 羽川さんの考えてることがわかって、とても新鮮でした。
    語り部が猫になると、読みにくい読みにくい。
    最後暦君が出てきたところは、めっちゃ興奮した!!
    おいしいところ全部持っていくよね、暦君は。

  • 評価:☆5

    この巻では語り部が阿良々木くんではなく羽川となっており、羽川の内面を深く深く掘り下げていることもあって既刊とはかなり毛色が違った作品になっている。

    まず一つ。戦場ヶ原さん、キャラ変わり過ぎじゃないですか?wいや、これはこれで凄く良いキャラになったと思うけど。「お願いします、羽川さん。私と一緒にシャワーを浴びてください!」って台詞だけ見たら阿良々木くんやで・・・。
    羽川と戦場ヶ原の絡みは新鮮で良かった。
    羽川のために涙を流す戦場ヶ原さん、昔からは想像もできないけども人間らしくなったなぁ。羽川を支える姿がカッコよすぎる。

    後半の羽川の告白に、懺悔に、そして過去・嫉妬・ストレス…全てに向き合い受け入れるという決意に思わず涙が零れた。

    阿良々木くんが助けに来たときにはこっちまで感極まってしまった。
    無理で無茶だったけど、無駄ではなかった——。
    羽川の決意を受け入れ、そして自分の確固たる意志を示す阿良々木くんが最高に決まってた!

    これはいつものことかもしれないが、言葉遊びもかなり冴えてたように感じる。

    尻尾を巻くわけにはいかない。障り猫にはそもそも尻尾がないんだから——。
    ブラック羽川も最高だったね。帰る家=羽川の心があると泣きたくなるのは、帰る家が無かった羽川が生み出した怪異だからなのではないだろうか。

    羽川と戦場ヶ原はともに同じように阿良々木くんに惹かれたわけですが、その想いを羽川はしっかりと伝えて、受け入れ悲しんだ。全てを受け入れ、羽川翼の物語は始まる。

    文句無しの☆5です。

  • 羽川さん視点の物語。
    新鮮でした。
    今までは謎の部分が多かった羽川さんですが
    本作を読んでこんなこと思ってたのかーとか思ったり。

  • 主人公に何があったのかは現時点ではわからないが、それでもピンチでやはり駆けつけてくれるところはカッコいい。さすが。

  • 今作からかもしれないが、アララギ暦以外の視点から繰り広げられるセカンドストーリー。その一作目の羽川視点で書かれているテーマが『家族』。
    一件綺麗事にように見えるテーマだが綺麗ではない。だが汚くもない。さっぱりとしている深み。


    最後の一行は最高の一行であり感動の一行でもあった。

  • 猫物語がなかったら、物語シリーズ読み続けれてなかったかもしれません。切なくてうまくいかなくて、それでも途中でやめちゃうなんてできないんだよなあ。西尾さんのお話の、ちょっとした現実的なところが好きです。

  •  後書きによると,ここからがセカンドシーズン。初めて暦ではない人物が語り手となる物語。主に羽川さん。たまに別の羽川さん。つかみ所が無く得体の知れないバサ姉の本質がどんなものであるかがようやくわかる。そして彼女が彼女になる物語。羽川さんが恋敵のひたぎと仲良くできることが常々疑問だったけれど,それは説明されていたけれど,やっぱり心から理解はできなかった。誰かと誰かを同じくらいものすごく好きになるということを私は体験したことがないのかもしれない。別に羽川さんが好きってわけではないし,ひたぎが嫌いってわけでもないけれど,どうしても戦場ヶ原ひたぎがカムアウトしなければ,羽川さんは阿良々木くんと幸せになれた可能性があったのにという気持ちを捨てきれない。まぁきっとなれなかっただろうけれど。
     ひたぎは随分と変わったように見えるけれど,これも本来の彼女なのだろうと思った。彼女は常に突拍子もなく,私だったら近くに来ないで欲しいと思う人物だったのだが,今回は随分と共感できる台詞が多かった。
     「嫌いなものがあるっていうのは、好きなものがあるっていうのと同じくらい大切なことじゃない」
     「闇に鈍いだけだわ。それじゃあ……野生として落第よ」
     道理。
     俺は頭が悪いにゃんのブラック羽川さん,羽川さんの長い手紙を読むの大変だったのでは。
     語り手が羽川さんだったため,暦が持っている歯切れ良いテンポはなく,文章は随分と真面目で知的。暦の文章はどんな絶望的状況であっても不思議と読んでいて楽しいのだが,羽川さんの物語は一本の筋のように最初から最後まで切なくて悲しかった。

  • 一人称が変わると、雰囲気も大きく変わる。この変化はよかった。
    アララギ君のあの登場は、かっこよすぎる。

  • いままでよりもなんか社会的なメッセージがあると思った。作者が意図したのかはわからない。羽川があんな風なのは間違いなく家庭環境が影響している。いままではなかなか現実味が無い怪異の原因だったしかし、今回は家庭環境っていういままでに無い理由である。そういう意味では考えさせられる内容である。

  • 羽川さんの手を引いて物陰に連れて行く戦場ヶ原さん、蕩れ。
    二人の間に入りたい。美少女に挟まれて、右を見てうっとり、左を見てもうっとりしたい。虎耳が生えていないかさりげなく確認する羽川さん、もぐもぐしながら、『なるほどなるほど』と言う戦場ヶ原さん、『しゃきーん』と言いながら中国拳法の構えをとる戦場ヶ原さん、が最高に良かった。それと何より、阿良々木くんの登場シーンがかっこよすぎる。少しほろりときたよ。

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猫物語 (白) (講談社BOX)の作品紹介

猫パーセント趣味で書かれた小説です。――西尾維新

“何でもは知らないけれど、阿良々木くんのことは知っていた。”
君がため、産み落とされたバケモノだ。
完全無欠の委員長、羽川翼は2学期の初日、1頭の虎に睨まれた――。それは空しい独白で、届く宛のない告白……<物語>シリーズは今、予測不能の新章に突入する!
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!

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