傾物語 (講談社BOX)

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  • 講談社
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本棚登録 : 4470
感想 : 315
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837675

感想・レビュー・書評

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  • 間の一冊が図書館になかったので、ひとつ飛ばし。

  • まず始めに、私は情景描写が極々少なく、会話劇(特に取り留めのない部分が冗長的)に偏重していることを好ましく思わない。

    噛み砕いて言えば、物語シリーズが好みではない。
    正直、億劫に思うこともしばしばで、物語にのめり込めず、ダレて度々中断してしまう始末だ。

    故に、申し訳ないが物語シリーズファンの方には、まるで参考にならないこと請負い。もう皆無である。

    会話の掛け合いの妙が本シリーズの売りであることは理解しているが、あくまで主観というか好みの問題だ。ということで、本シリーズを否定しているわけではないことをご承知頂きたい。

    さて、そんな私が何故物語シリーズを読むのかと言えば、それは筆者独特の浮浪感のある終幕や珍妙な展開が好きだからだ。

    このシリーズでいうなら、怪異。
    その一言に集約している。

    ということで、本作は「八九寺による暦と忍の関係」。
    突拍子もない展開がサラッと起こり、いい意味でざっくばらんにテキトーなアッサリした収束。

    詳しくは言わないが、もう怪異とかそういう問題じゃなくねぇ?と苦笑いを浮かべながら楽しませてもらった終盤。

    序盤は…特に会話というか言葉遊びのオンパレードなので、CMの合間とかロード時間の合間とかにチマチマと読み進めていた。
    (その間、数冊の漫画や小説にオーバーテイクされてしまったが)


    展開は本シリーズの中では、好みの部類。
    オチは…まあ、そんなところ。

    終盤の某展開が私的ピークであり、頁を手繰る手が進んだ。

  • c

    化けが好きだから。

    まよいを助けようとして、忍のちから借りて、タイムスリップする話。

    紙の無駄。脱線多すぎ。50pいや、30pに収めろ。
    掛け合いを楽しむ本なんだろうけど、それ以上に無駄と思う気持ちのほうが強かった。

  • 超展開過ぎて途中で放置したりしましたが、なんとか読み終わりました。

  • 粗製濫造だった、最近の化物語シリーズですが、ちょっと復活しました。しかも、時間SFです。リスカの頃の、見事な切れ具合はないものの、それなりのロジック。しかし、登場人物がほぼ2人のみで、会話の中身は薄くなりました。いつもの会話ではありません。

  • 真宵がメインかと思いきや、忍の出番満載でした。

  • つくづく思うことだけど、お金払っては絶対読めないシリーズ。講談社BOX高すぎってこともあるけど、馴れ合いネタが多いからか、知り合いから「こういう話書いてみたけどどう?」って見せられて「ふーん」って返す感じ。

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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