鬼物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3739
感想 : 297
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837811

作品紹介・あらすじ

これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!

“誤解を解く努力をしないというのは、嘘をついているのと同じなんだよ”
阿良々木暦(あららぎこよみ)の影に棲む吸血鬼・忍野忍(おしのしのぶ)。彼女の記憶から呼び覚まされた、“怪異を超越する脅威”とは……!?
美しき鬼の一人語りは、時空を超えて今を呑みこむ――!!

きみだって、知ってたはずの嘘だった。

感想・レビュー・書評

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  • 「鬼物語」は鬼だけじゃなかった。
    ううん、違うな。
    嘘つきは鬼の始まり。
    始まりには終わりが憑きもの。

    たった三ヶ月間。
    1人で道に迷っていた11年間。

    さよななら。

    (失礼。噛みました)

  • あの子との絡みが大好きだったので。
    悲しい寂しい切ないことです。サヨナラなんて。
    曖昧になんとなく、みんなで楽しくやってきたことも、きっちりはっきりさせるべき時がきたのかな。
    おふざけ感が強い作品のシリアスモードってたまらないよね。
    最終回とか泣くんじゃないか、わたし。

  • 嘘、くらやみ、世界の法則、神と鬼。物語シリーズも終盤。最後の最後でこよみんはフラグ立てちゃったんじゃないかなと思うわけで。怪異には怪異に対するルール、法則が適用され、ルールから目をそらすことは出来ない。向き合うことがいかに難しく、大切なことであるかを考える作品。

  • 図書館で借りる。忍と思いきや八九寺エンドで、今までで一番切ない物語だった。この二人の掛け合い好きだったのにな。

  • そろそろ時系列が混乱してきた。タイトルが「鬼物語」ではあるものの、終盤は真宵の存在に関わる問題に発展。ルールに外れたものを罰し世界から排除する、そんな存在があったなら。

  • “誤解を解く努力をしないというのは、嘘をついているのと同じなんだよ”
    阿良々木暦(あららぎこよみ)の影に棲む吸血鬼・忍野忍(おしのしのぶ)。彼女の記憶から呼び覚まされた、“怪異を超越する脅威”とは……!?
    美しき鬼の一人語りは、時空を超えて今を呑みこむ――!!
    きみだって、知ってたはずの嘘だった。

  • 鬼物語。っていうから忍ちゃんのお話かと思いきや、そうなような違うような・・・。まぁ、忍ちゃんのお話と言えばそうなんですけど、結果は忍ちゃんのお話ではないからね・・・。
    突然現れた「くらやみ」なんとも表現しようのないその物体(?)からかろうじて逃げ出した暦と八九寺と斧野木。いったいあれはなんなのか。
    忍は過去、数百年昔にアレと出会ったことがあって・・・。
    忍の昔語からその正体が・・・。

  • 評価:☆4

    物語シリーズ第11弾。

    今回の主役は忍・・・というより八九寺かも。
    アレですね。傾物語のときと逆のパターンです。
    というかセカンドシーズンに入ってからの語り部変更が多いから、阿良々木くんが語り部というだけで嬉しい。

    忍・真宵・余接ちゃんとの会話劇はいつも通り意味はないが笑えるw
    そして忍の一人目の眷属の話。

    いやこの回想がなー・・・淡々と終わってしまった感があるんだよね。あんまり一人目の眷属絡んできてないし。まぁそれはいい。忍の語りは好きだし。

    でそっから『くらやみ』絡みの話が存在自体が嘘である真宵にシフトするわけだけど、どうも回想との繋がりが薄く感じた。何というか、物語全体としてまとまりがない巻というか。

    まぁでもラストの締めは切なくなったし良かった。
    それはあるべき結末なのだろうけど、それで悲しみがなくなるわけじゃない。
    多分アニメでやられると涙腺ピンチだろうなぁ・・・。

    それにしても扇ちゃん、一体何者なんだw
    ラスボス臭が漂ってるけどどうなんでしょ。

  • 偽物語もそうだったけど、どうやら自分は忍メイン(カバー)の巻はあまり好きじゃないみたい。
    吸血鬼関連の話がいまいち好きじゃないのかな。
    今回は垂涎のロリ集結回(?)なのに…冷酷ロリディウム。
    回想話がおそろしく退屈だったせいで序盤の読みが遅々として進まず。
    いつものことだけど、最初からメタ発言飛ばしまくりで「宣伝やめい」とツッコミたくなった。
    それに、アララギさんがラッキーキス魔と化していてツッコミたくなった。
    さらに言えば八九寺が可愛すぎて叫びたくなった。
    もっと八九寺の揉ませろー!失礼、噛みました。
    話読ませろー。

  • タイトル詐欺だろこれ。

    まさか最後がこうなるとは。もうね、本当にダメージがデカい。でも予想はできたんだよ。花物語で彼女のことが過去形で語られてて、まさか……と思ったけどそれがこんなすぐくるとは。俺は悲しい。悲しいよ。悲しい。たしかにいろいろあると思う。「タイトル詐欺だ」とか「忍わりとどうでもよかった」とか「8割無駄話」とか「斧乃木ちゃん可愛い」とか。でもさ、大事なのはそんな些細なことじゃなくてさ、いかに心が揺さぶられたかってことなんだよ。これはすごいことだよ。そうだよ、八九寺はすごいんだ。すごいんだ……。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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