恋物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837927

作品紹介・あらすじ

これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!

“片思いをずっと続けられたら――それは両想いよりも幸せだと思わない?”
阿良々木暦(あららぎこよみ)を守るため、神様と命の取引をした少女・戦場ヶ原ひたぎ。
約束の“命日”が迫る冬休み
彼女が選んだのは、真っ黒で、最悪の手段だった……。
<物語>はその重圧に軋み、捩れ、悲鳴を上げる――

青春は、きみに恋するためにある。

感想・レビュー・書評

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  • 『恋物語』で、『ひたぎエンド』なんですよねっっ!!七夕の夜の再現は?ガハラさんのツンデレバトルは・・・?騙された。完っ全に騙されましたよ。「この、詐欺師っ!」

  • 貝木泥舟のファンになりそう。

    ひたぎエンド。
    彼女が選んだのは、真っ黒で、最悪の手段だった…。

    本当に真っ黒だった。
    白に対抗するのは1点の黒でいい。

    戦場ヶ原と貝木の過去について、一方からの物語だけでなくもう一方からの物語も明らかに。

    計妙なトークがありあり。
    もうあちこちに伏線はりまくりです。
    ファイナルシーズンへのプロローグですよ、これ。

    これで最新刊『憑物語』に追いついた。

    『恋物語』を読みながら『化物語』の効果音が頭に鳴り響いていた。
    早くアニメとしても観たい物語。
    アニメ化いつになるのやら。
    『傷物語』もまだだし…

    物語シリーズの終わりは「嘘」
    …なんて

    物語、あと3話。

  • 阿良々木暦を守るため、神様と自分の命を取引した少女・戦場ヶ原ひたぎ。約束の“命日”が迫る冬休み、彼女が選んだのは、真っ黒で、最悪の手段だった……。<物語>はその重圧に軋み、捩れ、悲鳴を上げる――<物語>シリーズセカンドシーズンこれにて完結!アニメ第二期も1月よりオンエア開始!2012年も怪異!怪異!怪異!

  • セカンドシーズンの最終巻。

    まさかの語り部が貝木。
    今までが詐欺師イメージの貝木であったがこの一冊で評価が変わるね。
    基本嘘つきキャラは変わらないのだけれど、言い訳じみた言い回しが読んでいくうちに愛嬌を感じてくるのだから予想外だよ。

    話としては蛇神化した撫子に「現実を受け入れて夢を目指せ」と諭したことなのだが、言ってみれば普通のことではあるのだが撫子のまわりにはそういう人間が居なかったことが原因の一つで.....よくも悪くも貝木でなければ解決できなかったお話でした。

    で、ラストは一体なに!?軽くホラーチック。
    ここでも出てくる「扇」という名前。花物語でも出ては来ているが謎めいたキャラで今後のキーパーソンになるのかも?

  • 語り手の最初の取りかかりとか色んな面で裏切られた

    宣告の通りのままだと逆にここまで面白くはできなかったのではと思える作品
    主格の語り部だと、ありきたりな流れにしかならなかったのでは?と思えてしまう・・・
    この視点からの語りだからこそ面白かった
    結末も綺麗にまとまっていたし、次につながる伏線まで・・・
    これはラストが楽しみではある

  • 誰が誰に恋をしていたのやら。それともただの勘違いか。今回は貝木がかっこいい回。エンディングも貝木らしい。

  • 話的には囮物語の続きだけど少し時間がたった感じ。
    悪党だった貝木泥舟の印象がいい方向に変わる話。

    戦場ヶ原と貝木の掛け合いは面白かった。
    若干対等な関係ではなく戦場ヶ原が強く出れていないのが残念だけど。

    そんなこんなで貝木が退場。
    肉親はもともといないと言われる忍野の出生とかが気になる。

  • 図書館で。
    うっわ、確かに恋だ。恋物語だ。
    それを語るのが恋とは物凄い、ぶっちゃけ対照的な所に居そうなカイキさんってのが又面白い。そして恋なんていかほどのものぞって結論が又すごいや(笑)

    正直、年齢的にも考え方も、青臭くて偽善的で薄っぺらいアララギ君よりもカイキさんの方が色々な面で自分に近くてとても読みやすかった。アララギ君は幼女や童女や少女や妹に息をするようにセクハラするようになってるし… あまり親近感を感じられないので(感じられたらそれはそれで困るけど)。

    それにしてもすごいな。(一応)主人公に「お前にできる事は何もないんだよ」と言い募り、ホント何もせずに退場させる本って。人間だって色々な面があるのだから完全な悪も善もなく、見解の相違なんだよなぁ。だから反対意見も反対の立場も尊重…は出来ないかもしれないけど、そう言う考え方もあったのか、とかそう言う人も居るのねと許容して折り合いを付ける事は必要なんだろうな。
    正直、カイキさんのアンチヒーローっぷりが痛快でした。アララギ君よりは確実に好きだ。

  • 自他共に認める虚言癖のある貝木. 言葉をそのまま受け止めると無感情で冷徹な人だけど 彼の言葉をいちいちひっくり返すとガハラさんへの愛で溢れすぎてて貝木の優しさがすごく伝わってくる. そして更生前のガハラさんそっくり. というよりもガハラさんが貝木に似ていたんだろうなあ. 今は阿良々木くんに似てきてるからやっぱりそういうことなんだと思う

  • 神様になって、暦と戦場ヶ原を殺そうとしている千石。戦場ヶ原は貝木と連絡をとり、千石を騙して自分たちを救って欲しいと依頼する。
    そうして貝木はあの町に戻り、北白蛇神社へと・・・。
    何が本当なのか、本当のことを晒さない貝木がどうやらちょっとの本音で戦場ヶ原を救いたいと思って救った話かな?
    いや、まぁ実はいい人だったりするよね。って感じですけど。
    簡単に騙せると思っていた千石は結局貝木より一枚上手だったような。やっぱりそうでもなかったような。そんなお話。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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