戦国BASARA3 石田三成の章 (講談社BOX)

  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837965

作品紹介・あらすじ

“戦国BASARA3×講談社BOX”の最強コラボで実現!
梶よう子による新たな解釈で描かれるもう一つの戦国BASARA!

君子殉凶、石田三成!
「知ったふうな口を利くな、小僧。私は秀吉様からお預りした地を汚されたことが許せなかっただけだ」

本格小説として蘇る、もう一つの戦国BASARA!

2005年、PS2にて発売以来、その独自の時代描写と個性的なキャラクターでゲーム界を席巻! コミック、アニメ、舞台、映画とメディアミックスしながら進化し続ける『戦国BASARA』シリーズ。そんなメガヒットタイトルと講談社BOXが放つ若手実力派作家の最強コラボが実現!
第3弾は「松本清張賞」を受賞した本格時代小説の注目株、梶よう子が描く石田三成。いま梶よう子による新たな解釈の“関ヶ原”の幕が上がる!

崇拝する秀吉を失い、琵琶湖の畔で蟄居する石田三成の耳に奇妙な噂が入る。「信長が密かに遺した“鉄の匣”に、天下を手に入れるほどの力がある」という――。そんな“魔王の匣舟”を巡って、争奪戦の火蓋が切られようとしていた……!!

感想・レビュー・書評

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  • 石田と大谷のやりとりが読みたかったので満足。キャラクターを出そうとして、蛇足感も多少あったが、子供の話とか全体の話は面白かった。

  • 今更ながらバサラにはまり(しかも3から始めた)三成が好きになったので小説版も読んでみようと思い購入。
    各武将の小説もあるけど最初に読んだのが三成で良かった!と思えるくらいすごくおもしろかった。
    佐和山から始まるところからオリキャラ登場するところまで淡々としてる三成がすごくいい。物語の鍵となる鉄匣の謎が終盤まで巡ってドキドキさせられた。
    激昂するシーンもそれなりにあるけど、ゲームより比較的冷静な三成を見ることができた。城主として民のために力を尽くす姿が目に浮かぶ。
    多々丸に本当のことを言うシーンで、あぁやっぱりこの人は正直に喋っちゃうんだよなぁと思いつつもそんなところが好きなんだ…関ヶ原に向かうところだからこれが史実通りなら多々丸とは今生の別れになっちゃうよね…最後に多々丸の名前を呼んだ三成がかっこよすぎてほろりときた。
    人の感情とか情景が浮かぶような綺麗な文章でした。最後の刑部のちょっとした回想で涙出た。
    難しい表現の言葉が多くて文章読むの大丈夫かなと心配してたけどその都度漢字調べたからなんとか大丈夫だった(笑)
    ますます三成が好きになったぞ!!!!!

  • 三成がどうこうより、ストーリーが面白くて、頭からラストまで楽しかったー!
    まさかの血涙再現におおっ!てなって、固有技の名前をボソッとつぶやくのにチョット笑ったw

    西軍の皆さんも良い味出してた(・∀・)

  • 三成が好きなので楽しく読めた。復讐にもえつつも、領民や国のことを大切にする場面もありほっとした。オリジナルキャラである多々丸を家康に似ているからと気にするところが個人的にかわいいと思いました^^大谷との絆も描かれていたり、瀬戸内が少しでてきたりと楽しかったです^^多々丸が最後まで三成を好きでいてくれたのも嬉しかった。三成も多々丸のことを大切にしてくれてほっこりしました。

  • 前2冊とは少し毛色が違う、三成の物語。
    はじめの方は口調が気になるものの、読み進めるごとに引き込まれ、夢中になって読んでしまいました。
    オリジナルキャラクターも登場しますが、私は特に違和感はありませんでした。
    秀吉が討たれたあととしては、三成がゲームより大分おとなしく感じましたが、秀吉存命の頃はこんな感じもあったかもしれないと、貴重な三成を見ることができてよかったと思います。
    贔屓もあるかもしれませんが、物語として、とても楽しめました。

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著者プロフィール

東京生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞を受賞。08年には『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビューする。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を得る。15年刊行の『ヨイ豊』で直木賞候補となり注目を集める。近著に『葵の月』『五弁の秋花』『北斎まんだら』など。

「2023年 『三年長屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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