- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062838252
作品紹介・あらすじ
九条高校に転校してきた修司は、深夜のアルバイト疲れのせいか、時々何かが視界に入り込む気配を感じていた。ある日修司はクラスメイトの空、晴臣に導かれるように図書室の奥へ。そこで風変わりな司書・馬渡に、奇妙な試験を受けさせられる。「霊感検定」と名付けられたその試験の判定結果は!?第14回講談社BOX新人賞Powers受賞の日常系青春ホラー。
感想・レビュー・書評
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この本で新人賞を貰った?半端じゃないねえ、この筆力。主人公始め、登場人物たちの描き方が上手い!それぞれ個性満載だ。主人公の藤本修司が最初苦手だと思った霊感少女・羽鳥空にいろいろな霊に関わる事件のうちに惹かれていき、その気持ちが駄々洩れになる過程が何ともくすぐったい。出てくる奴らはみんないい奴ばかりで、修司が人のために何かをすることについて考える場面もいい。アクセントになっている。最後に、馬渡司書の過去と今が明らかになるのもいいねえ。
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霊を見える 修司にしろ
空も 歩も 晴臣も
霊に成仏して欲しいし
とても優しいです
霊にも仲間にもね。
男の子ばかりのメンバーなのに
女子の幽霊を自分たちに
憑依させてあげて
最後のデートをかなえてあげる
なんて 気のいい人たちだろう
でも イケメン同士で
デートすることになって
想像すると笑えます -
講談社BOX新人賞Powers受賞の日常系青春ホラー。
連作短編集。
なるほどデビュー作という感じ、素人ぽい文章。
霊が少し見える高校生の修司、不本意ながらも「霊感検定」を受けることになり、仲間たちと一緒に迷える霊を成仏させてあげたりする。
櫛木理宇のホーンテッド・キャンパスシリーズに似ているが、 ホーンテッド・キャンパスのほうが数段面白い。
(図書館) -
いや~ラノベ、読みやすい。講談社BOXにしては、あまりアクのない内容かなと思いました。
最終話の実は…が、ちょっとおぉ!って思った。 -
筒井くんとか清水さんとか、非常に×××holic的でいいなーと思いました。ヒロイン羽鳥さんのキャラクターが、ありがちな感じになっているのが少し残念ですね。もう少し作り込んでほしいです。けど続きの気になる良い作品です。新人賞ですもんね!頑張ってください織守さん!
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面白かったです。続きとか読んでみたいと思いました。
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取り扱っている題材はホラーですが、過剰に怖さだけを煽るストーリーではないので、好感が持てます!
多分、ホラーが苦手な人が読んでも大丈夫。
登場するキャラクターがみんな魅力的なので、キャラ読みする人にもおすすめ!(笑)
読後感もとってもいいので、ぜひ! -
幽霊とデート