踊る人形 名探偵三途川理とゴーレムのEは真実のE (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 76
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838535

作品紹介・あらすじ

探偵小説が大好きな小学生・古沢くんと同級生のふみこちゃん。二人は公園で出会った謎の博士・エリカが泥と呪文でつくりだした怪人・ゴーレムに出遭う。孤独を嘆き、自分の仲間を増やせと博士を脅迫するゴーレム。そこに悪名高き名探偵・三途川理が関わってきて――。人形男ことゴーレムに、小学生探偵たちは勝てるのか!?

感想・レビュー・書評

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  • またしても悪知恵全開な三途川(笑)
    胸糞なのに、何故か読んでしまうこのシリーズ。
    クセになる。

    自分の弟子達には真っ当な人間なんだなと思いかけていたところにこれだよ!笑
    二股もしてるし、なかなかにゲスかったな。
    というか、女と付き合うという男の子らしいというか人間味のある一面が見れてホッとした。
    ま、金目当てだけどさ(苦笑)

    ゴーレム女は志摩くんが思ってた通り根は良い子だったな。
    どこかでゆっくり穏やかに暮らしてるのを願う。南博士も。

    これからは志摩くんと古沢くんだけで探偵隊やってくんだろうなぁ。
    また出てくるのかな?

  • 緋山といい古沢くんといい、探偵多すぎやしませんか。
    この作品で時間軸ってどこまで気にしたらいいのかわからないけど、三途川理17歳って前作よりは時間が前なのかな?
    しかし、この時点から既にゲスかったのか…。

  • 泥から作られた不死身のゴーレムを巡り繰り広げられる、少年探偵隊の活躍を描く冒険活劇ミステリ。そしてその少年探偵隊の「先生」はなんと、若かりし三途川理……あれ? 少年たちに慕われて、とってもまともに「先生」やってるの? うそぉ。こんな時代もあったのねえ。
    ……と思いきや。やっぱり彼は彼でした(笑)。そうだよなあ。あの性格が一朝一夕で形成されるはずないよなあ。
    怪人と少年、そして探偵というはらはらどきどきの物語。なのにラストで明かされる真相は、どろどろしたミステリでした。さすが三途川理、侮りがたし。でも最後はやっぱりそうなっちゃうのね(笑)。

  • シリーズ三作目だと知らずに。
    ファンタジー・サスペンス・ジュブナイル。
    登場人物が可愛かった。

  • 人体分離トリックで一冊は。
    スノーホワイトの鏡ほど応用範囲の幅がなかったかな

  • ゴーレムの特性を上手く生かしていた前半に比べると、後半の失速振りがもったいない。三途川の悪魔的な頭脳から考えると杜撰な作戦と言わざるを得ない。ジュブナイルとしては良作かもしれないが、ミステリを期待していた身としてはやや不満が残る内容だったかな。

  • よくもまぁ毎度切り口を変えてこれるものだと思う。
    そこまで頑張らなくてもよいですよ(笑)って言いたくなる。

  • 「三途川探偵」シリーズの第3弾。シャーロック・ホームズのタイトルながら、中身は江戸川乱歩の「少年探偵団」もののパロディで、不死身のゴーレムと対決する少年探偵隊というのがメインストーリー。
    懐かしの少年探偵団物の雰囲気が良く出ている文体で、それは楽しめたのですが、謎解きの密度としては「スノーホワイト」に比べると結構落ちる感じがしました。
    「三途川探偵」のドキャラぶりは相変わらずですが、全2作にあった切れ味がほとんど見られなかったことも、ちょっと残念なところです。

  • 三途川探偵が颯爽と少年たちのピンチを救うシーンを読んで、こりゃ何かあるな、と考えてしまうあたり、彼のキャラが極まっている感がすごい。ちょっとインパクト薄というか、なんか世俗的な印象で、彼の実力はこんなもんじゃないだろ、と。どういう実力かはさておき。

  • 前シリーズ読んでなくて探偵がこんなにひどいキャラとは知らず驚いたけど面白かった。いわゆる少年探偵団ぽい文体も好き。

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著者プロフィール

1984年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。京都大学推理小説研究会出身。2010年『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』(講談社BOX)でデビュー。〈名探偵三途川理〉シリーズは他に『スノーホワイト』『踊る人形』(以上、講談社文庫)、『ワスレロモノ』『トランプソルジャーズ』(講談社タイガ)。近著に『そのナイフでは殺せない』(光文社)。

「2020年 『死者と言葉を交わすなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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