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終物語 (上) (講談社BOX)

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著者 : 西尾維新
制作 : VOFAN 
  • 講談社 (2013年10月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838573

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終物語 (上) (講談社BOX)の感想・レビュー・書評

  •  老倉のメンタルがめちゃくちゃで読んでいて疲れる。暦や戦場ヶ原に対して過剰に攻撃的という点ではなく、数学指導でSOSとか、多数決で犯人決めとか、発想がおかしい。この作者は、突飛な設定ではありつつも、その世界観の中ではまあ納得できる行動をキャラに取らせていて、そのへんのバランス感覚が良いなあと思っているのだが、今回はそれを越えて変だったと思う。まあ、家庭の事情で色々とメンタルがやばかったという理屈は一応ついているのだが。
     虐待のSOSについては、暦が気付かなくても仕方ないと思う。どこから虐待かって、子供には判断が難しいだろうし。どんな環境でもまあそんなもんかと思ってしまうのではないか。それに加えて、主体的な情報発信ゼロではな。親の前ではうかつなことを言えなかったにせよ、筆談とか、そもそも家の外で会うとか、方法があるだろうに。
     あと高校の学級会の件は、容疑者当てより先に、どの問題の正答率が高かったのかとか、勉強会でどんな問題が扱われていたのかとか、そっちの検証が先だろと思った。これは老倉の問題ではないが。うーん、この巻はけっこうツッコミどころが多いな。
     先生が生徒を売ったとか、母親の死体を介護してたとかのオチはかなりキツかったが、納得感はなかなか。
     戦場ヶ原VS老倉と、羽川VS扇ちゃんが良かった。戦場ヶ原さん、暦のピンチにさっそうと現れるとことか、暦のためにキャラを捨てて「ぶっ殺す」とか躊躇なく殴るとか、かっこいい。羽川さんと扇ちゃんは初対面。やはり羽川さんはすぐ危険性に気付くのか。扇ちゃんがかなり羽川さんを挑発していてハラハラした。いよいよ正面切って対決という感じだったのだが、しかし時間軸的にはまだ10月だから、その後も扇ちゃんは暗躍し続けるんだよなあ。
     最後の手紙、なんて書いてあったのかわからないんですけど!「なんて書いてあったと思う?」って、全然わからん…。戦場ヶ原さんのメールが何かの暗号になっているのかとも考えたが、彼女がメッセージの内容を知っているとも考えにくいしなあ。「見覚えのない今風の薄手のデザイン封筒」「複数枚の便箋」くらいしか具体的情報がない。あとは暦の反応「あはっ」って?そんな爽やかな感じなの?あと、「あいつはすべての約束を守ったのだ」というのもいまいちぴんとこない。約束って…?
     あとは扇ちゃんの伏線的台詞「ちょっと迷子を探してましてね」「次はこんなにうまくいくとは限りませんよ」「阿良々木先輩。あなたは恩を仇で返すのですか(暦が老倉に真実を告げることに決めたとき)」

  • BS11でオンエアしているけど既に地上波でやっていたんだ、録画していたのを見てやっと思いだしてきたが、ほとんど忘れている、やはり原作を読まないことには記憶には定着しないようである。上巻では記憶の話のようであったが、たしかに自分では忘れてしまっているようなことも他人にとってはとても大事な記憶となっているようなこともあるだろう。よくいじめっ子は忘れているがいじめられた方は一生恨んでいるなんてことよくあるんじゃないかな。

  • シリーズ読んでない&アニメとびとび視聴なので
    此処にいたるまでの前提部分が多すぎて意味不明な
    ところはあれどテンポで読めた気になれた。
    扇ちゃんと羽川さんのヒントの出し合い
    場面とかアニメで見たかったな・・

  • ちょっと考えさせられるなあって思った。

    多数決。それは最も醜い式。間違ったことも真実に変えてしまう。

    ごもっとも。
    群衆心理で、特に考えずとも、善が悪に変わる。
    老倉の壮絶な過去に、多数決が与えた影響は計り知れない。
    自分一人では生きていけないけど、レジスタンス、自分が自分としてあり続けられるくらいの抵抗力がないと、この世の中では生きていけない気がする。
    中学生の時、不登校になった友達を思い出しましたとさ。

    モンティホール問題というのも、面白かった!

  • 終物語(上)、最後の物語の始まり。
    終物語は扇の話なので、暦が扇に初めて会った時の物語。
    といいつつ、全体的に老倉育がメイン。
    この巻はミステリー調が強く、ああ西尾さんは元々ミステリーの人だったなと思いだす本。(俺が初めて読んだ西尾さんの本はクビキリサイクルだったし)

    いきなり新キャラ出てきてはぁ?みたいな感じは否めなかった。
    が、終物語(下)まで読んでみると、暦の中で老倉が全ての始まりだったんだろうなと思える。
    終物語は上中下3冊で一つの物語、扇を語る物語(=暦を語る物語)なんだろう。

  • 果たして扇ちゃんは何者なのか。あと2冊だ!

  • 今回は、老倉育と阿良々木君の過去の話がメイン。特に怪異がらみの話はなく、(忍野扇が怪異っぽいような気もするが。)阿良々木君がどうして一時期友達を作ろうとしなかったのかという理由が明らかになる。阿良々木君ってまあ忘れっぽいというかある意味薄情だなと読んでいて感じる。今回の感想はそのぐらい。続きも買ってあるのであと3冊読んでいきたいと思う。

  • 2016.04.03 読了。

    図書館にて。

  • いつもよりミステリ要素が強い印象。
    第1話おうぎフォーミュラでは登場人物が多すぎて何回も前のページを読み直すことが多かった。最後に阿良々木(君)が正しさに絶望した理由に鳥肌がたった。
    第2話そだちリドルは、基本阿良々木(君)の過去の話が中心。老倉さんとどんな関係だったかが全て明かされる。内容はまとまっていていつも通り面白いが、なんとなく第3話へと繋ぐ準備段階のようなプロローグ的なもののように感じた。
    第3話(最終話)そだちロストは、羽川さんと扇ちゃんのガチンコ勝負が面白かった。羽川さんの扇ちゃんが何者なのかと見定めているのに対して、扇ちゃんは羽川さんを全力でロジカルにののしっているアンバランスさが凄く読み応えがあった。
    結局[なぜ密室から老倉さんの母親が消えたのか]という謎の答えは、現実味がないなと思った。あと、そんな記憶ってなくなるもんなの⁈と少し疑問を持った。
    でも、最終的に一冊まとめて考えると、凄く面白いし久しぶりにゾクゾクした。楽しく読ませてもらった気がする。

  • なんて書いてあったんだよ気になるじゃねえか……。せっかく老倉育さんこと気に入りかけてたのに今回だけみたいですね……悲しいです。   

    過去忘却は主人公の主人公たる所以の一つであるわけだけれども、この物語の主人公も多聞の例にもれず記憶を忘失しており、それを思い出すための上巻だったわけである。 
    終わりの始まりは過去回想。 新キャラ(旧キャラ?)がたくさん。 
    ところで忍野扇とかいうやつ、ぶん殴りたくなりますね。

  • 正直ひたぎさんがあんまり出てなくて残念でしたが笑 でも扇ちゃんの不思議な感じがもやもや…。まーいつもよりミステリ要素が強い感じで、楽しめました。怪異とか出てこないまま、老倉育と阿良々木さんの関係性の謎で続いていく…っていうのけっこう好き。

  • シリーズ15冊目。

    暦の過去に絡んだ育との物語が三話で構成されている。
    各話ミステリー仕立てになっているが、一話は納得、二話は?、三話の蒸発は納得できず。
    普通骨まで形状がわからなくなるほどではなくて残ると思います。
    物語的にはキスショットと出会う前の話なので外伝的ですが、扇ちゃんと現在を絡ませて真の終物語の序章てきな巻になっているのではないでしょうか。
    で、扇ちゃんは何者で、どのように物語シリーズを収束させるのでしょうか、期待です。

  • なんだかちょっと、いつもと雰囲気が違うきがする。ミステリ風?
    2015/12/20

  • 【映像化作品特集】
    資料ID:98130989
    請求記号:913.6||N||上
    配置場所:工枚特集コーナー

  • 「おうぎフォーミュラ」
    放課後の学級会。
    老倉さんの完璧主義から始まった犯人探し。
    犯人が予想外の人物で驚いた。

    「そだちドリル」
    数学の妖精と過ごした夏休み。
    思った以上に深く絡まった二人の過去。
    この二人の始まりは一体何時なのだろうか。

    「そだちロスト」
    彼女の過去と失踪の理由。
    失踪の理由がありえな過ぎる、何故扇ちゃんはすぐにその答えに辿り着いたのか。
    頭の回転が速いというより、なんだか狂気じみた子に感じてきた。
    そして最後の手紙、何が書かれていたのだろう。

  • 「終物語」
    TOKYO MX 土曜24:00~
    キャスト:神谷浩史、水橋かおり、井上麻里奈、斎藤千和、堀江由衣
    http://www.monogatari-series.com/owarimonogatari/

  •  休日に上・中・下巻一気読みしました。さすがにもう西尾節はおなかいっぱい。

     「終」と銘打つだけあって、これまでの伏線を回収しまくり、「あの時あの人は何してたの?」的な疑問を解決し、これまで隠そうともしないラスボス臭を放っていた忍野扇の正体がようやく分かる満足な内容でした。
     
     しかし、なにぶん最初の『化物語』が出てから10年経っているので、私の記憶力では伏線があったことすらあやふやだし、結構時系列ばらばらで語られるシリーズなので、つじつまの合ってないことを書かれても気づかずに納得しそうな気がします。
     
     3冊の中では上巻が一番面白かったです。単に後になるほど集中力が落ちただけかもしれませんがw
     久しぶりに西尾維新のミステリが読めたし、「読者への挑戦」を入れてくる辺りも、乗せられてるとは思いながらもミステリ好きの端くれとしてはにやりとしてしまいました。それにしても羽川さんはどんどんハイスペックになってしまって、もはや人間じゃないですね。

  • 過去に暦に起こった忘れていた記憶を思い出す物語。
    後半はミステリー要素があって面白かった。
    が、忍野扇があまり好きではないので、暦が扇に甘かったり、暦の言葉でありもしない約束をしていたと思ったり、少し、もやもやした。
    羽川は相変わらず鋭く、扇を警戒している。
    アニメも始まったし、図書館の予約待ちだけどこの先なにが起こるかドキドキする。

  • 評価:☆4.5


    阿良々木くんと扇ちゃんがあるはずのない教室に閉じ込めらるところから始まり、老倉育というキャラと阿良々木くんとの深い深い因縁が徐々に明らかとなる。
    この老倉の過去が壮絶過ぎて読んでて辛かった・・・忘れてる阿良々木くんにも全く非がないわけではないが、この物語は誰が悪いというわけでもないんだよな。それ故にやりきれない。
    最後に書かれていた言葉は「私はお前のことが嫌い」的な文なのかな。

    ミステリーちっくな巻で楽しめましたが、やはり物語シリーズとしては怪異が絡んできて欲しかったかなというところ。

    にしても扇ちゃんの不気味さが半端じゃないな。
    阿良々木くんを誘導していたように思えるが、真意は一体どこにあるのやら・・・

    「幸せを過大評価するな――あらゆる幸せは、お前にとってちょうどいいんだ」

  • 【あらすじ(Amazonより)】

    何かの制裁を受けるかのようにじりじりと追い詰められてきた阿良々木暦。
    そのカギを握る謎の少女・忍野扇との出会い、そして阿良々木暦自身の隠された過去に迫る!

  • あ、これ映像で観たいなあ…と思った。暦くん可愛過ぎよ~!

  • プロットの穴が大きすぎる。

  • ”終物語(上)”西尾維新著 講談社BOX(2013/10発売)

    ・・・何かの制裁を受けるかのように、じりじりと追い詰められてきた阿良々木暦。そのカギを握る謎の少女・忍野扇との出会い、そして、阿良々木暦自身の隠された過去に迫る!(公式サイトより)

    ・・・主人公阿良々木暦が”友達は作らない”というスタンスをとるに至った理由になる事件等、
    阿良々木の過去に迫る三編を収録。
    一話目の”犯人捜しの学級会”が出色。
    二話目”数学の楽しさを教える少女の目的は”、三話目”引きこもっていた母親の失踪先は”
    もぼちぼち。
    あと、無駄話がほぼないので話が引き締まる感じがしましたね。

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終物語 (上) (講談社BOX)の作品紹介

何かの制裁を受けるかのように、じりじりと追い詰められてきた阿良々木暦。そのカギを握る謎の少女・忍野扇との出会い、そして、阿良々木暦自身の隠された過去に迫る! アニメシリーズヒロイン本第一弾「羽川翼」好評発売中! 第二弾「八九寺真宵」編も近日発売!!

終物語 (上) (講談社BOX)のKindle版

終物語 (上) (講談社BOX)の単行本

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