銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版) (講談社青い鳥文庫)

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著者 : 宮沢賢治
制作 : 太田 大八 
  • 講談社 (2009年1月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062850513

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銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版) (講談社青い鳥文庫)の感想・レビュー・書評

  •  10年以上ぶりに今回読んだところ、以前と印象が変わったところと変わらなかったところがあり面白かったです。含まれた全短中編に共通して再確認したことはやはり詩人の文章だということです。物事を形容する漢語や擬音語の選び方が独特で美しく、そしてユーモラスでした。漢語については、たとえば鉱物に関わるような漢語など、与える印象に透明感や輝きがある語が選ばれていて、これは漢字が読めないと子供にはわからないのかもしれないなと思いながら読み聞かせしました。擬音語は「ぐらあがあ」とか「ぎっばっふぅ」など子供の印象にも強く残ったようで読み終わったあとも口ずさんでいました。一方で今回新たに発見したことは、決して荒削りという意味での素朴ではないということです。これも詩人らしく言葉の選択に推敲に推敲を重ねた結果なのでしょうが、文章に一作ごとに違うスタイルを使っていたり、西洋風だったり中国風だったり、意図的に泥臭い生活感を表現していたり捨象していたり、伏線を張りめぐらせたりと、非常に技巧的だと感じました。特に「銀河鉄道の夜」については、銀河鉄道がどんな性質のものなのか、カムパネルラがなぜ乗っているのか、といったことについて序盤から何度も伏線が提示されており、子供もそれに気づいて不思議に思いながら話を読み進め、そして読後にはまた戻って振り返るということで、ミステリーのような楽しみ方ができました。

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銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版) (講談社青い鳥文庫)の作品紹介

ジョバンニとカムパネルラの二人の少年は、銀河鉄道にのって四次元へのふしぎな旅に出ます。美しい音楽を聞きながら、まるで銀河系宇宙のかなたを旅しているような気持ちになる『銀河鉄道の夜』ほか五編と、代表的な詩『雨ニモマケズ』の全文を収録。小学中級から。

銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版) (講談社青い鳥文庫)はこんな本です

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