トキメキ 図書館 PART3 -霊能少女 萌!?- (講談社青い鳥文庫)
- 講談社 (2013年1月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062853286
作品紹介・あらすじ
「先生、わたしがいったこと、信じてくれる?」3学期に入って、萌は司書のひとみ先生に、転校してきてからずっと抱えていた秘密を打ち明けた。萌が、2年前に亡くなった宙の双子の兄・海の姿が見えることを聞いたひとみ先生は、「心配はいらないから。」といって、図書館の奥から一冊の本を萌に手わたす。『霊能少女サキ』というその本の内容は、驚くほど萌の体験と似ていたのだ。小学中級から。
感想・レビュー・書評
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ひとみ先生はどういう人なんだろう。
生徒の話すことに真摯に耳を傾ける姿勢はものすごく評価できるんだけど、司書としては?がたくさん。
シリーズの続きがでてるかどうか、調べることってそんなに難しいことなのかな。時代設定がいつなのかによるかもしれないけど…。
学校司書ならその辺りせめて1日ぐらい時間貰えば調べられるようにしておかないといけないような気がします。
物語として見るべきポイントはそこじゃないのかもしれないけど、タイトルに図書館ってついてる以上は図書館を見てしまうよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公の萌は、れい感がある。転校してから気付いたことだから、とまどいがあった。萌の周囲の人にたすけてもらいながら、成長していく萌も、見どころです!!
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【図書館本】略称トキ図書に思わず吹いたw
え? これ最終巻じゃないよね? 海くん退場? 主要キャラじゃないの? と混乱中。
展開はとても読みやすく、キャラの心境の変化が唐突でついていけない・物足りない部分はあるけれど、何も考えずに軽く読めるのが楽しい。
ひとみ先生が徐々に謎めいてきてるので、とても気になる。 -
“(あれっ?)
わたしは、ひとみ先生の目が、涙ぐんでいたようにうるんでいることに気づいた。
(どうしたんだろう?その友だちと、なにかあったのかな……?)
きいてみたいけれど、どこか遠くを見ているような目のひとみ先生に、なにもいってはいけない気がする。”[P.128]
海君が消える辺りは思わず泣いてしまった。
“「どうして、もっと早くに気がついてあげられなかったんだろう?海は、海。宙は、宙よ。二人とも、大切な子どもたち。」
「おかあさん……。」
「海、愛してるわ。あなたが宙にためだけにいたなんて、そんなこと、絶対にない。海も、宙も、二人とも、愛してるわ。」
またおかあさんの目から、涙がすうっと流れた。
「ありがとう、おかあさん。でも、ぼく、きっともう行かなきゃ……。」
「そんな、せっかく会えたのに、どこへ行くっていうのよ?」
「今は、宙のことが心配で、そばに来られただけだと思う。あっちで、おとうさんがまってる。」”[P.203]