幕が上がる (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062854726

作品紹介・あらすじ

富士ケ丘高校演劇部は、毎年地区大会止まり。そんな弱小演劇部に、かつて学生演劇の女王だった新任の先生がやってきた。
「行こうよ、全国!」。高い目標をもった部員たちは、部長に就任したさおりのもと、演劇ひとすじの日々を過ごす。芝居に対する葛藤、将来への不安や悩みをかかえながらも、熱い友情で結ばれた彼女たちの最後の幕が、今しずか上がる――。
映画のストーリーを、小・中学生向けにノベライズした青い鳥文庫版!

感想・レビュー・書評

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  • 高校の演劇部物語り。
    富士ケ丘高校演劇部は、毎年地区大会どまりの弱小演劇部。3年生が引退し、あらたに部長になった高橋さおり。楽しい部活動にしたいと思っている。同級生のユッコ(橋爪裕子)は看板女優でお姫様キャラだけに、ちょっと演技にムラがある。がるる(西条美紀)は元気でみんなの盛り上げ役だ。
    顧問の溝口先生は演劇部には素人だし、部活動に熱心でもない。
    けど、新任の美術の先生に、元・学生演劇部の女王と言われたという吉岡先生がきた(顧問はしないと言われてしまうが)
    そして、県内の演劇部強豪校から、演劇部でならしていた中西さんが転入してきた(演劇部に誘うのも、みんなの中ではすぐにとはいかないけど)
    弱小部だけど、バラバラだったみんながまとまって、真面目に熱心に活動してゆく青春もの。


    青い鳥版なので、ちょっと短くなっているらしいのですが。
    それなら、ルビなしでもなんでも、端折られてない版を読みたいなあ・・・。

  • 最近読んだ有川浩さんのシアター!同様の演劇もの。

    高校演劇部の活動やコンクールの話。

    演劇って哲学だと思うほど、深く考えるのだと知る。

    主人公の成長ぶりや周りの大人達のサポートなど、ストーリーにも深く考えさせられる。

    もう少し、展開をゆっくり読んでみたいと感じるほど入り込んだ。

  • 青い鳥verなのでたぶんいろいろはしょられてるなーってかんじがしたけど、話の流れとかは王道!青春!ってかんじで良かった!!なんかももクロとだいぶキャラクターがリンクしてたけどわざとなのかな??中西さんのはなしとかぐっときたよ…ちゃんとした方も読みたいなー!

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著者プロフィール

1962年、東京都生まれ。劇作家・演出家。芸術文化観光専門職大学学長。国際基督教大学在学中に劇団「青年団」結成。戯曲と演出を担当。戯曲の代表作に『東京ノート』(岸田國士戯曲賞受賞)、『その河をこえて、五月』(朝日舞台芸術賞グランプリ受賞)、『日本文学盛衰史』(鶴屋南北戯曲賞受賞)。『22世紀を見る君たちへ』(講談社現代新書)など著書多数。

「2022年 『撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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