午前零時の密談 英国妖異譚番外編2 (講談社X文庫)

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  • 講談社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062866422

作品紹介・あらすじ

英国の全寮制パブリックスクール、セント・ラファエロに遅れて入学した、日英のハーフ、ユウリ。「つい人が構いたくなる愛らしさ」を持つ彼は、勉強をシモンに、寮生活はヒューに面倒をみてもらっていた。そんな折、来期の階代表に決まったシモンとヒューは、ユウリをルームメイトにと、争う。どちらかに決められないユウリに、あるゲームが提案され…!?他二編も同時収録。

感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • 『午前零時の密談』 シモンとヒュー、どっちの同室になるか、ゲーム。密談は何件?w
    『セント・ラファエロ物語』 妖精ピンチが織り成す短編集。約半頁を占める。
    『ベリー・セント・エドマンズの怪』 アーサー死後と、大学生のアーサーとユウリの回想シーン(とシモンとユウリがキャンセルした旅行の裏話)。

  • 午前零時の密談
    セント・ラファエロ物語~アナザ・ピープル
    ベリー・セント・エドマンズの怪
    それなりに楽しめた。

  • 英国妖異譚シリーズ番外編。
    私が学生時代に友人に勧められたのがきっかけで読み始めたシリーズ。
    私の友人いわく「シモンが好きそうだから」
    友人の言うとおり、私はシモンにハマったわけで。
    今回のストーリーでは、今までの作品に比べシモンの描写は少ないかな、と感じました。
    でも、ユーリの高校卒業した姿がちらっと描かれていたりと、なかなか楽しめました。

  • えー、番外編。
    第二部への布石も含んでいるらしいです。が、意味不明。結局のところ、第一部のラストに全く納得していないので、第二部とか言われてもなぁ、どういう展開にするつもりなんだよ、と思ってしまうわけです。
    でも、買う。文句言いつつ買う。

    番外編が三本。
    一本目はシモンとユウリがどういう経緯で同室になったかについて。既にらぶらぶに見える。
    二本目は、どう見てもセント・ラファエロにおけるユウリ争奪戦にしか見えんのだが。この話はいつからBLになった。BLくさい演出は好きだが、見え見えは嫌なんだがなぁ。そういうのが読みたいんだったら、最初からBL読むんだからさ。この話の焦点ってそこじゃないでしょ、っていうね。
    三本目は、もうね、意味不明。第一部以降の話っぽいんだけど。アーサーが大学生みたいだし。なのに、普通にユウリいるし! だったら、第一部のあのラストは何だったんだって言うね。しかも、それをあとがきで作者自身が茶化しているから、微妙な気分になるんだよなぁ。

    それでも、第二部開始を待ってしまう辺り、好きなことは認めざるをえない。更にBLハイパーモードになって第二部開始になるのかなぁ。って言うか、あの終わりから、もし、ユウリが帰還していたら、シモンの過保護は更にエスカレートして閉じ込めちゃ移送なんだけど。

  • 後書きで思わせぶりなことを書いて焦らされている中で出た一冊。WEB掲載分はすでに読んでいたのでちょっと不満。でも伏線になりそうな部分もあるし、仕方ないといえば仕方ないのかな。

  • 持ち上げるだけ持ち上げておいて……突き落とされた感じ? 番外がもう一冊出るらしいので、凄く楽しみにしてます!

  • 待ってました! のかぐや姫。
    しかし、意外に地味でした(爆)。

    最終巻が、とてもレビュー書ける内容ではなかったので、ここで書く。
    ヒューとシモン、どっちがどっちと言えば、どっちもどっち(何)。
    要は、立ち回りが上手かったのがシモンなのね・・・と。

    マリアの占いでも、ふたりの運命はガッチリ結びついてるんだもの! と思ったはいいが、それならあの最終巻は・・・orz

    ウェブ掲載作品と携帯用作品が収録されていて、半分を占めていますが、紙媒体にしてほしかったので問題なし。
    次も番外編だそうなので、期待します。

  • ずっとシリーズを追いかけている数少なくなってしまった作品の一つ。今回は短篇集。書き下ろし一点と、サイトや携帯サイトに掲載されたものの再録二点。どちらも既読だったので、目新しい感じはあまりなく。幸せだったころのみんなの姿を見られたのはよかったかな。

  • あとがきに小躍りした。

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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