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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062868303
作品紹介・あらすじ
古代、神と人とがまだ近しく生きていた時代。失踪していた昼女神が帰り、天葦原にふたたび日の光が戻った。だが、昼女神の神使たちの多くが、あるじの不在中に霊力を失って行方不明になってしまった。各地に目を光らせる神使たちがいなくなったために、東の辺境では人間の豪族達が争いを起こすようになっていた。
水派の巫女・玉藻は、敵対する豪族・若武王と和睦を結ぶために嫁ぐことになり、幼い頃から慕っていた兄・岬への想いを秘め殺す。しかし婚礼間近のある夜、和睦に反対する者達が反乱を起こし、玉藻に危険が迫る。岬は獣と化す呪いを受けて苦しみながらも、玉藻を守るために若武王のもとへ送り届けようとするが……?
感想・レビュー・書評
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シリーズ2作目
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今巻もまたまた良かった。胸がギュッと締め付けられるような切なさや優しさがしっかり描かれてました。玉藻が嫁ぎ先で辛い思いをしないように気を配って、わざわざ第3国の侍女を付けてくれる様に根回ししておくといった兄・岬の芸の細かさ!決して肩を持てないが垂水の屈折した心情も人が陥りがちな穴なので、辛い気持ちは分かります。玉藻が若武王によろめいてしまうのもリアルっぽく、男慣れしてないんだなぁとワカルw。前巻で主役のあの二人がチョイ役以上に登場し、その後が分かって嬉しい限り。
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