- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062879408
感想・レビュー・書評
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取材、執筆のテクニックから、ライターの立ち位置、プロ意識まで。
個人的に印象的な3点は
・取材時は発言内容だけでなく、風景や口調、仕草も記録して材料にする
・「失礼か」とためらうような質問は、訊くこと
・取材ノートを閉じてからの雑談が美味しい
前職の記者時代に、経験から身につけたこと、半信半疑で実践していたこと、欠落していたことを整理できた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インタビューの文章や事件の文章の書き方について説明.インタビューの方法についても具体的に書いてありました.自分にとって使えるかというと,難しいかもしれません.著者の方法ですが,そういうプロの人たちの共通の技術なのかもしれません.
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著者はノンフィクションライター.
自分で見聞きしたことを文章で人に伝えることを職業としている人が,どのように考えながら調べ・書いているのかについて知ることができる本である.
読んだ限り,ノンフィクションライターといっても仕事内容は,新聞記者にかなり近いようだった.ジャーナリストである.
本書の冒頭.
「あるテーマを設定し,それについて調べ,人に話を聞き,最後にまとめる技術を紹介するのが,本書のねらいである.」
個人的には,第7章 事件を書く が印象に残った. -
新聞社を志望する就活生は必読です。この本に書いてある調べ方や文章の書き方は、就職する前から練習しておいてください。就職してからの訓練では遅いので、ぜひ早いうちに取り組んでみてください。良書です!
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ノンフィクションを書くことが大きなテーマとなっている。前半は前準備、情報収集など、どの文章でも共通していることをあげている。後半は例文で、ノンフィクションを書くことって大変だな、と感じた。
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新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:901.6//N95
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ノンフィクションなど取材して文章を書く人向けの本。
自分のニーズには合わなかった。 -
テーマ決定のチェックポイント
①時代を貫く普遍性を持っているか
②未来への方向性を指し示せるか
③人間の欲望が色国内現されているか
④テレビなどの映像メディアでは表現できないか、もしくは表現不可能に近いか
⑤そのテーマを聞いた第三者が身を乗り出してきたか -
ノンフィクション・ライターの「調べる」「書く」の方法論が書かれている。
取材申し込みや取材後の礼状の例文,写真付き自家製デスク,
ノートの取り方など,かなり実践的である。
第六章,七章,八章の短めのノンフィクションは,
普通に読んで面白い。
本人が書き終えた後,実際に音読しているだけあって,
読みやすい。流れるように読み進めることができる。
ノンフィクション・ライターを志している人は,
得るものが多いだろう。
そうでない人も,普通に読んで楽しめる
――仕事などに応用を利かせることもできるだろう。 -
とても参考になった。特に第2章「資料を集める」第3章「人に会う」は有益な話が詰まっている。後半では著者の文章を使って人物ノンフィクション(市川笑也)、事件ノンフィクション(茨城女子中学生集団飛び降り事件)、体験エッセイ(難病病棟)の例が示されるので説得力がある。