- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062879583
作品紹介・あらすじ
私大の両雄躍進の秘密とその課題を徹底解剖。階層固定化社会の象徴としての慶應。拡大化を図る早稲田。戦前、帝大の後塵を拝していた両校がなぜ成功を収めたのか。格差社会論の権威が解く、名門私大の経済学。(講談社現代新書)
感想・レビュー・書評
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名門私大の歴史や現状の課題がしっかり整理されています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私学の雄、早稲田大学と慶應義塾大学が、いかに躍進を遂げたかを分析した本。
早稲田と慶応が名門となった要因だけでなく、大学教育の目的や今後の大学教育のあり方についても書かれています。 -
★2008年9月30日 70冊目読了 『早稲田と慶応』 名門私大の栄光と影 (講談社現代新書 1958)橘木 俊詔 評価C
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20170127
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学歴論争に必携! というのは冗談で、両校の歴史やその構造・影響について書かれた本。関西人の自分には豆知識がふんだんな軽い読み物でした。
蛇足:どちらかといううと、本書の内容よりも、これを読んだOBや現役生、職員の感想が気になります。 -
なぜ早慶の両校がこれほどまでに地位を高めたのか? 大学格差社会を勝ち残る戦略とは? 一貫教育、人材力、研究水準など、私学の両雄、早稲田と慶応を徹底解剖。。
この手の本はどちらかのOBの手になるとどうしても片方への肩入れを疑ってしまうが、本書の著者は労働経済学者で国立の小樽商科大、阪大大学院の出身とのこと。道理で早慶をフェアに論じているわけだ。両大学が抱える問題点の指摘はなかなか鋭く興味深い。
(C) -
地元の図書館で読む。非常に読みやすい文章です。何故、こんな本が必要なのでしょう。僕には、理解不能です。感想はそれだけです。
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早慶のそれぞれが、創設者の見学の精神を色濃く反映し、共通一次の導入、国立大の一期・二期制廃止、東京集中といった背景のもとに、存在価値を増してきたことを分析的に述べている。
とりわけ、慶応の一貫教育とそれも要因となる同窓意識の高さ、実業界での強さなど、強みでもあり、これからの展開でどうなるだろうかと問題を投げかけている。
最後には、大学経営の在り方にまで及び、少し視点がぼけたかもしれない。