ブリッジマンの技術 (講談社現代新書)

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著者 : 鎌田浩毅
  • 講談社 (2008年12月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879729

ブリッジマンの技術 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

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  • この本のメッセージは、「相手に分かってもらいたいなら、相手の考え方・理解水準に合わせること」。

  • 何となく分かるような分からないような。

    「相手の関心に関心を持つ」「一点だけ譲歩法」は金言。

  • 「フレームワーク」「ブリッジマン」。上手い造語である。著者は京都大学大学院人間・環境学研究科教授。オタク火山学者からその伝道師と変貌した著者の、人間関係への思いがつまった書である。相手の関心事に興味を持つといった心構えから、それを知る具体的な人間観察術を開陳。しかも、相手から受ける不快感を受流す手法(これが実は難しい)まで説明。中でも「自らのイライラ感のデーターベース化」「一点譲歩」「多数の負けカードの用意」「一時的な優越感からの脱却(負けるが勝ち)」等、内容は非常に実践的。2008年刊行。

  • コミュニケーションの要諦は、相手とのフレームワークを合わせること。
    読書とは、すでに自分が知っている考えをなぞることである。
    相手に関心を持つ× 相手の関心に関心を持つ○

  • ブリッジマンという言葉に興味を持って読んでみたけど中身は普通のコミュニケーションのノウハウ本。

    特に目新しさはありませんでした。

  • 1:フレームワークがそもそも違う人にはコミュニケーションは難しい。
    静かさや岩にしみ入る蝉の声をイヌイットが理解できるのだろうか?

    2:読書はすでに自分が持っている考えをなぞる行為である。読書は自分のフレームワークを確認する行為である。

    3:ビクトルユゴーと編集長の手紙
    ?→本売れてる?
    !→すっごい、売れているよう!

    4:人は勝手な動物で自分の見たいように世界を捻じ曲げてみることがある。認知のバイアス。

    5:プラグマティズムのWジェイムズの言葉
    敵の戦力、勢力をしるよりも、敵の哲学を知ることのほうがより一層重大なことであるとわれわれは考える。

    6:人は見かけに左右される。講義などの講師になったとき、オシャレには人一倍気を使うべし。オモロそう・なんかやってくれそう、と参加者に思われることが第一。

    7:不安言葉
    特有の前置きなど。例えば「よく知らないんだけど」「〜ですけどねー」みたいな自信のなさが含まれた言葉。

    8:学校の教員と生徒の間では命令口調は適切ではない。命令は効果が出る、反発を受けないという状況下において使用する意味がある。指示は丁寧語でやる。

    9:相手を否定するときは「のし言葉」を使う
    念のためですが、参考までに など

    10:ラベル解読法
    よくわからない世界の人と対話するときに、相手の文献などからどれがキーワードかくらいはわかる。そのキーワードに注目して、フレームワークを近づけるアプローチを試みる。難解な話や文章もキーワードから読み解くと何かが見えてくる。

    11:関心法
    相手の関心に関心を持つこと。

    12:要素分解法
    難しいことに直面したら要素ごとにバラす。

  • コミュニケーションの本です。独自の手法を独特のネーミングで表現しているので、受け入れ難い人もいるかもしれません。相手が関心を持っていることに関心を持つ、ここが要だと思います。この部分は応用可能だと思います。

  • わかりやすく伝える、という部分で色んな分野にいえることだと思えた

  • 火山研究家が一般の人に情報をわかりやすく伝えるために学んだコミュニケーション技術をまとめたもの。
    相手の思考パターン(フレームワーク)を知って対応することがカギ。
    相手のフレームワークを知るためにには、相手の関心に関心を持つこと。
    相手の話を聞くときは、事実と意見を分けて聞くこと。
    行動だけが真実なので、相手の行動を観察すること。
    自分の思い込みを知っておくこと。
    議論してもかみ合わないので、結果をイメージして相手に合わせて自分を一時だけ変える。

  • 話が通じないのはなぜか?いろいろな理由はあるが、根底にあるものとして「フレームワークが異なる」ことがあるようだ。フレームワークの説明は難しいが、同じ言葉でもベースにある知識・記憶・感情などが異なると、意味の違ったものとして使われ、それらが総じて異なる世界が作り出される、そういうもの、らしい。
    一例だが、「湯水のように使う」というと日本では価値あるものの無駄遣いすることだが、湧き水も雨水もほとんど貯まらない島では、「湯水のように使う」とは最も大事に使うことを指す。ベースにある状況が異なるので意味が変わってしまう。
    人と人との間で「フレームワークが異なる」ことを前提に、そのフレームワークを理解することで、「分かり合えない」から「通じる」に変えていくために、著者はまず、第2章で「人を知る」ことを提起する。
    人を知るには、「『相手の関心』に関心を持つ」ことだ、と著者は言う。そして、「相手」とは、「全員」ではなく「一人ひとり」であるから、「『ひとりひとりの関心』に関心をもつ」こととなる。そのためのヒントを幾つか上げている。詳しくは本書をご覧ください。
    人を知るだけでは、「話が通じる」ことはできない。「自分を知る」事が大切だ。自分のことは案外知らない。ここでも、「相手から見た自分」がどのようにみえるのかを、自分自身で客観的に見ることが大切だ。こころとか、信念とかではなく、あくまで他人から見た自分を見るのである。
    そのうえで、「話が通じる」ために「他人」と「自分」をすり合わせるとき、変えられるのは「自分」である。そのためのヒントが興味深かった。
    折り合わないときは、「1つだけ譲歩する」。
    「負け」をイメージして、自分に大した影響が出ないことを知るとともに、逆に相手にとっては「負けカード」は最強のカードであることも知れば、負けることは怖いことばかりではなくなる。
    相手の言葉を「翻訳」する。罵声も、親しいと思うから出てくる。本当に嫌いなら、「無視」である。これから関係を築きたいと思う相手の場合は、相手の言葉を、ワンクッション置いて、自分に都合よく「翻訳」することで随分ショックを受けずに済む。
    それでもダメなら、席をたち、気分を変える、など。
    非常に実践的な内容だった。
    そこから最終章は、難しい内容を、「なぜ著者は難しい言葉や概念を使おうとしたのか」を考えながら読むことで、著者にとっての言葉や概念の「フレームワーク」を見つけ出せれば、「通じる言葉」として難しい内容も読み解ける、と、具体例をあげて示している。
    たまたま手にとった本だが、非常に面白かった。
    面白さを伝えられる文章力がないのが悔しい。

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