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いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか についての感想・レビュー・書評


いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書)
143人が登録 ★3.95

著者: 内藤朝雄 
本 / 講談社 / 272ページ / 2009年03月19日発売
ISBN/EAN: 9784062879842
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評価平均: 3.95
登録数: 143
レビュー数: 21
価格: ¥ 798 (参考価格:¥ 798)

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みんなの感想・レビュー・書評

Sebbaさんのレビュー 読み終わった

学校という、異質な他者と長い時間べったり密着させられる環境の中でいじめが起こる。共同体と排除が表裏一体の関係なのだから当然で、やはりどうあがいても画一・均質化に向かう。『思考のフロンティア 教育』では、時代性を考慮してグローバル化や国家間の格差をも教育過程に反映させるため「他者への想像力」が強く主張されていた。けれども教室という箱の中にいる限り、身近にいる異質な他者にさえ想像力を働かせられない。とりあえず学校に司法の原理を介入させなければ。まずはそこからのような気がしている。

※「自分は幸運にもいじめに関与することなくここまできた」ということをどこかでしゃべってしまったが、そう認識している人間ほどいじめに加担しているという友人の鋭い指摘を胸にとどめておく。

ゆーれいさんのレビュー 4

いじめの構造について徹底的に論理的に分析を試みている.
「大切なことは、群れた隣人たちが狼になるメカニズムを研究し、そのうえでこのメカニズムを阻害するような制度・政策的設計を行うことだ.」と述べ、その構造の分析や処方箋を提供している.
子供の世界のみならず、大人の世界にも通用する論考.
子供のいじめには、(1)学校内のことでもきちんと法に委ねる.(2)コミュニケーション操作系のいじめには学級や学校への囲い込みを廃止し自由な交友関係を試行錯誤できる場を提供する.
この2点が大切だとわかった.

あめみやゆうきさんのレビュー 5 読み終わった

○ いじめられた人はその人に悪いところがあるのだから仕方がないと思う。それと先生でもいじめられた人よりいじめた人を中心に怒るからものすごく腹が立つ。だから先生はきらい。いじめた人の理由、気持ちも輪下欄くせに(竹川郁雄『いじめと不登校の社会学』) 彼らにとってもっとも悪いことは、みんなが共振し合うノリの世界にひびを入れること。人権やヒューマニズムを生理的に嫌悪する。 いじめの場を生きて... 続きを読む »

奈良女子大学附属図書館さんのレビュー
kamikami3594さんのレビュー 4 読み終わった

ネタバレ  「いじめ」が発生するメカニズムについて、学校での事例を中心に分析し、それに対する対策を論じた本。  本書はいじめの根本的な要因は、「空気を読むこと」や「ノリの良さ」が支配する「学校的な秩序」で... 続きを読む »

Hironobu Horiiさんのレビュー 5 読み終わった

「いじめの社会理論」と90%同じ内容。その意味で、オリジナリティはないが、表現、章立てが、かみ砕いた、分かりやすい、読みやすいものになっている。

どちらか読んだらいいと思う。
学術書としては、「社会理論」。手っ取り早い理解としては、本書で。

面白かった点。
・法には、人を市民社会に連れ戻す「解除キー」としての働きがある。
・押しつけがましい設計主義的な教育でなく、自由な社会のための生態学的な設計主義を。
・「あとがき」全て。

chihayaさんのレビュー 5 読み終わった

http://big-river.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/mechanism-of-bu.html
この本では、「いじめ」のパターンの分析、それが起こる条件、そして被害者の分析、最後には(救いとなる)解決策が書かれていて、図式やチャートを使って大体においてとても分かりやすくなっている。

mlle6さんのレビュー 読み終わった

学校と深く結びついてる概念としての「いじめの構造」というよりは、もっと普遍的な構造に左右される人間の分析、って感じがしました。人は許される状況にあれば残虐なことをする、だから人間は愚かだ、教育がなってない、みたいな帰結には私は納得がいかないし、というかそんなに強く意志を持てるようにできてないと思ってるから、意志が弱くても「なぜあんなことをしたんだろう」って思わずに済む環境づくりというのは大事だよなーなんて思いました。

baxさんのレビュー 5 読み終わった

[ 内容 ]
学校や社会からこの苦しみが消えない理由とは?

[ 目次 ]
第1章 「自分たちなり」の小社会
第2章 いじめの秩序のメカニズム
第3章 「癒し」としてのいじめ
第4章 利害と全能の政治空間
第5章 学校制度がおよぼす効果
第6章 あらたな教育制度
第7章 中間集団全体主義

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

桐野さんのレビュー 読み終わった

読むともれなく暗くなる。眩暈がするような実際にあったいじめの羅列。 しかしここまで気が滅入るのは、小学校時に自分が実際に「見ていた」いじめを思い出すからだろう。 確かに以前わたしもこの場に居た。確かにここで語られる存在だったのだ。 そしてここに描かれるいじめ・その構造と自身を完全に切り離し、他人事として眉をひそめたその時こそ、「いじめ」の当事者としての「私」が生まれるのだと思う。 いじめは... 続きを読む »

Terauchiさんのレビュー 読み終わった

再読。

本当に「いじめの構造」を解き明かしていると思う。
勉強になります。

市民社会の秩序よりも、群生社会の秩序が優位となることで、いじめが発生すると説いている。
また、群生秩序の優位は、学校という空間でさらに高まるという指摘。あたまがくらくらしてきた。

いじめの発生だけでなく、生きづらさ、不自由さを生み出している原因もわかる。学校的空間は、いろいろなところにある。これを読めば、学校的空間を嗅ぎ分けることもできよう。まずは、からめとられないように生きたい。

(ぜひ、ご一読をなんて、絶対にお勧めできません。事例を読むだけでも、たいへんつらい思いをするので。)

tngamagamaさんのレビュー 4 読み終わった

いじめに関する考察本。
(以下工事中)

Kellyさんのレビュー 4 読み終わった

いじめってこんなもの。具体的な例を沢山挙げて、解り易く解説しています。場の雰囲気を読むこと、皆と合わせることが日本のこれからを作っていく人達にとって、これほどにも大切なのか、と思いました。ゆとり教育といわれる、個人の個性を伸ばす教育方針も、結局は全くの別方向に行っているみたい。

私的にはとても面白かった。でも、これを今現在高校生をやっている人たちが読んだら反感するのかな。「そんなことないし」みたいな。難しいですね。

カンノさんのレビュー 5 読み終わった

ただのいじめ根絶をうたった本ではない。
いじめについては、その原因が子供の幼稚化だとか、
反対に子供たちが狡猾な大人になっただとか色々言われてきた。
こういった相反する意見は、結局問題解決にはならない。

著者が考え抜いたいじめ減少についての考えや、
具体的な問題の提示、対策について、頷けるところが多い。
是非読んでほしい。

k-hajimeさんのレビュー 3 読み終わった

2009.04 内藤氏の本は、何冊も読んでいるが、これまでの氏の考察を簡単にまとめた内容で、わかりやすかった。いじめ学の入門書として最適では。

熱血虎党さんのレビュー 4 読み終わった

工事中

winterhater34さんのレビュー 読み終わった

「群生秩序」、「ノリ」、「全能感」といった概念を用いてのいじめの構造の説明は、いじめというセンシティブな事象をきれいに切ってくれます。規範論でもなく、感情的にならず、ただひたすら現象を見つめ、それを説明するための理論開発をした筆者の社会科学者としての力量を感じます。 いじめられる子が、それを否定するためにタフな自分を作りあげ、それが逆にいじめを助長するというメカニズムは読んでいて胸が痛む限り... 続きを読む »

yotyotyotさんのレビュー 3 読み終わった

学校なんか行かなくてもいいのにとすぐ思っちゃうような人なのであ、学校って こういう 空間だったか と。

shumeisさんのレビュー 5 読み終わった

学校でいじめが起こる構造、制度的問題。破壊神と崩れ落ちる生贄、主人と奴婢、あそび戯れる神とその玩具。閉鎖空間でベタベタすることを強制。学校共同体主義イデオロギー。
中間集団全体主義。独裁国家と国家全体主義の違い。

いいしさんのレビュー 3 読み終わった

学校が聖域ではいけない。
加害者は全能
被害者はタフ
になる。

moriya68さんのレビュー 3

2009.07.17読了

全21レビュー中 1 - 21件を表示
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